バーベル級潜水艦
From Wikipedia, the free encyclopedia
| バーベル級哨戒潜水艦 | |
|---|---|
|
バーベル (SS-580) の進水式(1958年7月19日、ポーツマス海軍造船所) | |
| 基本情報 | |
| 種別 | 哨戒型潜水艦 |
| 建造所 | |
| 運用者 |
|
| 建造期間 | 1956年 - 1959年 |
| 就役期間 | 1959年 - 1990年 |
| 同型艦 | 3隻 |
| 建造数 | 3隻 |
| 前級 | ダーター |
| 要目 | |
| 基準排水量 | 2,146 トン |
| 水中排水量 | 2,639 トン |
| 全長 | 66.8 m (219 ft 2 in) |
| 最大幅 | 8.8 m (28 ft 10 in) |
| 吃水 | 8.8 m (28 ft 10 in) |
| 機関 | ディーゼル・エレクトリック方式 |
| 主機 |
|
| 推進 | 5翼スクリュープロペラ×1軸 |
| 出力 | 3,150 shp |
| 最大速力 |
水上:15ノット (28 km/h) シュノーケル:12ノット (22 km/h) 水中:18.5ノット (34.3 km/h) |
| 航続距離 | 10ktで14,000海里 (26,000 km)(水上) |
| 航海日数 |
3ktで102時間(水中哨戒時) 18.5ktで0.5時間(水中) |
| 潜航深度 | 213 m |
| 搭載能力 | 魚雷22本 |
| 乗員 | 77名(士官8名、先任兵曹9名、下士官兵60名) |
| 兵装 | Mk 58 533mm水圧式魚雷発射管×6門 |
| FCS | Mk101水中射撃指揮装置 |
| レーダー |
|
| ソナー |
|
| その他 | 予備浮力 22.3 % |
バーベル級潜水艦(バーベルきゅうせんすいかん、Barbel class submarine)は、アメリカ海軍の通常動力型潜水艦。
実験潜水艦アルバコアの成果を応用した最初の実用艦であり、世界で最初の涙滴型船殻と1軸推進を備えた潜水艦。
本級には、革新的な機軸が多数盛り込まれた。3層の艦内配置、近代的な発令所レイアウト(攻撃センター、プッシュボタン式バラスト管制装置、航空機式舵輪など)のほか、艦内のスペースを大きく確保するため3つの区画(魚雷発射管区画、発令所・居住区画、機関区画)に大きく区分する構造が初めて採用されたが、こうした構造および艦内配置は、以後の全ての米潜水艦で踏襲されている。また、竣工時には潜舵は艦首に装備されていたが、1960から1961年にかけて改装され、セイルに移された。
しかしながら、既に同じ1956年度の計画でスケート級の建造が決定しており、アメリカ海軍にとっての通常動力型潜水艦の必要性は薄れはじめていた。皮肉にも、1番艦が就役した1959年には、以後の全ての戦闘用潜水艦の原子力化の方針が決定されたため、それ以上の発展を見ることなく、アメリカ海軍最後の通常動力型攻撃潜水艦となった。
なお、1959年、アメリカ海軍は本級の設計資料を日本とオランダに譲渡した。それに基づき、海上自衛隊はうずしお型潜水艦を、オランダ海軍はズヴァールトフィス級潜水艦を、それぞれ建造している。