パクロブトラゾール

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パクロブトラゾール(paclobutrazol, PBZ, IUPAC名: (2RS, 3RS)-1-(4-chlorophenyl)-4,4-dimethyl-2-(1H-1,2,4-triazol-1-yl)pentan-3-ol)は植物成長調整剤トリアゾール殺菌剤の一種。植物ホルモンジベレリン生合成を阻害することで、節間伸長の抑制による茎を太くする、根の生長、早期着果および結実などを、トマト[2]コショウ[3]において引き起こす。PBZは、植物寒冷に対する感受性を低下させる。PBZは、茎葉部の生長阻害を目的として樹木医に用いられるが、その他の有用な効果を樹木に与える。例えば、乾燥ストレスへの耐性の改善、深緑色の葉、カビバクテリアへの抵抗性、の成長の促進などである[4][5][6]。いくつかの木の種では、形成組織および茎葉部の成長の抑制が見られる[7]

概要 物質名, 識別情報 ...
パクロブトラゾール
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
略称 PBZ
ChEBI
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.121.374 ウィキデータを編集
日化辞番号
  • PBZ: J126.272F
UNII
CompTox Dashboard (EPA)
性質[1]
C15H20ClN3O
モル質量 293.80 g·mol−1
外観 白色の結晶性固体
密度 1.23 g/cm3
融点 165-166°C
沸点 460.9 °C (861.6 °F; 734.0 K) at 760 mHg
22.9 mg/L (20 °C)
log POW 3.11
危険性
労働安全衛生 (OHS/OSH):
主な危険性
Xn
引火点 232.6 °C (450.7 °F; 505.8 K)
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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PBZは、ジベレリンの生合成経路において、ent-kaureneからent-kaurenoic acidへの反応を触媒するシトクロムP450を阻害する[8]

散布方法

PBZは通常土壌に散布され、根によって吸収された後、木部を経由して植物の上部に輸送される。葉面への塗布はほとんど効果がない[3]。種をPBZに浸漬すると、苗木の成長が抑制される[9]

PBZは植物成長調製剤Bonziの活性成分である (4 g/L)。

脚注

外部リンク

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