パニール
インド亜大陸で一般的に使用されるチーズ
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概要
製造
栄養
| 100 gあたりの栄養価 | |
|---|---|
| エネルギー | 1,251 kJ (299 kcal) |
|
23.3 g | |
| 糖類 | 22.5 g |
|
15.5 g | |
|
15.9 g | |
| ビタミン | |
| ビタミンA相当量 |
(19%) 155 µg(0%) 34 µg |
| ミネラル | |
| ナトリウム |
(12%) 185 mg |
| カリウム |
(15%) 728 mg |
| カルシウム |
(60%) 597 mg |
| マグネシウム |
(16%) 58 mg |
| リン |
(70%) 490 mg |
| 鉄分 |
(0%) 0 mg |
| 亜鉛 |
(21%) 2.04 mg |
| |
| %はアメリカ合衆国における 成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。 出典: USDA栄養データベース | |
インドは、人口の大部分が菜食主義者である。牛乳は、動物性タンパク質の供給源として、そのような人々の食事において重要な役割を果たしている[1]。豆腐と比べ4倍以上カロリーが高い[2]。
多くのインド人はインド英語でヨーグルトを凝乳(カード)と訳し、あらゆる種類のチーズを指す「パニール」を、「豆腐」や「インドのカッテージチーズ」と訳するが、カッテージチーズは脱脂乳を原料に乳酸菌で発酵し反芻動物の胃から抽出したレンネットを使用して作るもので菜食主義者は食べることができず、見た目も栄養成分も異なるものである[6][7]。
各国における特徴

インドでは、パニールを食べやすい大きさに切ってから油で表面を揚げて料理に加える。サーグ(サグ)(青菜の煮込み)にパニールを加えたサーグ・パニール(サグ・パニール)(ヒンディー語: साग पनीर、ウルドゥー語: ساگ پنیر)またはパーラク・パニール(ヒンディー語: पालक पनीर、ウルドゥー語: پالک پنیر)やグリーンピースにパニールを加えたマタル・パニール(mattar panīr、ヒンディー語: मटर पनीर、ウルドゥー語: مٹر پنیر)が有名。数あるインド料理の種類のうち、パニールは特にムグライ料理[注釈 1]やパンジャーブ料理[注釈 2]で特に多く用いられる。ヨーグルトおよび各種スパイスでマリネしてから串に刺してタンドールなどで炙り焼いたものはパニールティッカという。
アフガニスタンでは、球状に固めたパニールをパニーレ・ホム (پنیر خم / panīr-e khom) と呼び、固める前に塩を加えたパニールはパニーレ・ショウル(پنیر شور / panīr-e shour)と呼ぶ。アフガニスタンでは、パニールを料理に使うよりも干しぶどうと一緒に間食として食べることが多く、この組み合わせをキシュミシュ・パニール(قشمش پنیر / qishmish panīr)と呼ぶ。
イランでは、牛乳や山羊の乳から作るフェタチーズに似た製法のチーズのことをパニールと呼ぶ。ナンとパニールにラディッシュ、青葱、コリアンダー、クレソン、タラゴン、ミント、バジルなどのハーブや生野菜を取り合わせたものは、イランの食卓には欠かせない[注釈 3]。食べ方は、ナンにパニールをのばしてから野菜やハーブをのせて食べる。
