ヒシダイ科
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ヒシダイ科(学名:Antigoniidae)は、ニザダイ目に所属する魚類の分類群の一つ。
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ヒシダイ Antigonia capros | ||||||||||||||||||
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| Boarfishes | ||||||||||||||||||
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本文参照 |
分布・生態
形態
分類
ヒシダイ科の分類学上の位置付けは不安定である[1][2][4]。
外見上の類似性から、本亜目はかつてマトウダイ目に含められていたが[5]、尾鰭の支持骨格はむしろスズキ目と近いことが指摘され、暫定的にスズキ目の内部に置かれていた。ヒシダイ科・マトウダイ目・フグ目の3グループが密接な類縁関係をもち、単一のクレードを構成するという報告もなされていた。『Fishes of the world 5th edition』では独立のヒシダイ目として扱われていた[1]。
現生のヒシダイ科に近い絶滅したグループとして Sorbinipercidae 科(Sorbinicapros、Sorbiniperca の2属を含む)および Zorzinichthyidae 科(Zorzinichthys 属のみ)の2科が知られる。いずれもイタリアにおける始新世の地層から化石が報告されている[1]。
ヒシダイ属と Capros 属は腹鰭の構造に共通の形質をもつと考えられており、Caproidaeとしてまとめられることもあった。しかし近年のより詳細な形態学的解析によれば、両属はいかなる共有派生形質も持たず、単系統性を支持する根拠は乏しいことが示されている[4]。分子系統解析においてもこの2属の単系統性は疑わしいとされる[6]。
ヒシダイ科

ヒシダイ科 Antigoniidae は1属17種からなり、始新世・中新世の化石種も知られている[1]。
側扁した体は非常に薄く、体色は一般に赤みが強い[1]。体高が著しく高く、菱形の体型となる[1]。多くの鱗は後方に曲った隆起をもつ[1]。
背鰭の鰭条は8-9本の棘条と、26-38本の軟条で構成される[1]。臀鰭は3棘で、軟条部とは分かれる[1]。尾鰭の主鰭条は12本で、うち10本は分枝する[1]。口蓋骨の上顎突起は鼻骨の前端と関節する[1]。
- ヒシダイ属 Antigonia
- ヒシダイ Antigonia capros
- ベニヒシダイ Antigonia rubescens
- ミナミヒシダイ Antigonia rubicunda
- Antigonia aurorosea
- Antigonia combatia
- Antigonia eos
- Antigonia hulleyi
- Antigonia indica
- Antigonia kenyae
- Antigonia malayana
- Antigonia ovalis
- Antigonia quiproqua
- Antigonia rhomboidea
- Antigonia saya
- Antigonia socotrae
- Antigonia undulata
- Antigonia xenolepis
Caproidae

1属1種で、Capros aper のみを含む。尾鰭の主鰭条は14本で、うち12本が分枝する[1]。5個の明瞭な下尾骨をもち、マトウダイ目の魚類とは異なり互いに癒合はしない[1]。マトウダイ科と極めてよく似た外部形態をもつが、腹部の棘板(spinous plate)を欠くなどの違いがある[1]。
- Capros 属
- Capros aper
