マトウダイ目
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形態
分類
マトウダイ目にはNelson(2016)の体系において、Cyttoidei 亜目およびマトウダイ亜目の2亜目の下、6科16属33種が認められている[1]。かつてはヒシダイ科を含んでいた。本目が単系統群であるかどうかは長く議論の的とされていたが、ヒシダイ類を除外することによって単系統性を確立したものと考えられている[1]。
マトウダイ目はこれまでスズキ目に極めて近いグループであると考えられてきたが[3]、2000年代に入ってからの分子生物学的解析により、むしろタラ目との類縁が深く、互いに姉妹群の関係にある可能性が示唆されている[4]。約7200万年前の白亜紀後期の地層から、本目魚類の最古の化石(Cretazeidae 科)が見つかっている[1]。
アシゲマトウダイ亜目 Cyttoidei
アシゲマトウダイ亜目 Cyttoideiは1科1属3種で構成される。かつてはマトウダイ科に所属する1属であったが、Tyler(2003)の検討に基づき独立の亜目とされた[5]。
アシゲマトウダイ科 Cyttidae
アシゲマトウダイ科 Cyttidaeは1属3種。大西洋南東部からインド洋、西部太平洋にかけて分布する。
- アシゲマトウダイ属 Cyttus
マトウダイ亜目



マトウダイ亜目 Zeioidei には5科15属30種が所属する。
オオメマトウダイ科
オオメマトウダイ科 Oreosomatidae は4属10種からなる。南極海を含めたほぼ全海洋に分布するが、特に多いのは南アフリカからオーストラリア南部にかけての海域である。生息水深は400-1,800mの範囲で、本目の中では特に深い。体高が極めて高く、眼は非常に大きい。最大で50cmにまで成長する。腹鰭は1本の棘条と5-7本の軟条からなる。
- オオメマトウダイ属 Allocyttus
- ツノマトウダイ属 Neocyttus
- ガクガクギョ属 Oreosoma
- ヒョウマトウダイ属 Pseudocyttus
ベニマトウダイ科
ベニマトウダイ科 Parazenidae は2亜科3属4種で構成される。腹鰭には棘条がない。
- ベニマトウダイ亜科 Parazeninae 1属1種。体は側扁し、やや細長い。背鰭は2基あり、前方の背鰭には8本の棘条がある。
- ベニマトウダイ属 Parazen
- カゴマトウダイ亜科 Cyttopsinae 2属3種。背鰭の棘条は6-7本。
- カゴマトウダイ属 Cyttopsis
- カガリビマトウダイ属[6] Stethopristes
ソコマトウダイ科
ソコマトウダイ科 Zeniontidae は3属7種からなる。アオマトウダイ属と Capromimus 属はかつてマトウダイ科に所属していた。
- アオマトウダイ属 Cyttomimus
- ソコマトウダイ属 Zenion
- Capromimus 属
ヒシマトウダイ科
ヒシマトウダイ科 Grammicolepididae は2亜科3属3種からなる。細長い鱗が特徴である。
- Macrurocyttus 亜科 1属1種。腹鰭は1本の棘条と2本の不明瞭な軟条からなる。背鰭の5本の棘条は非常に強固。
- Macrurocyttus 属
- ヒシマトウダイ亜科 Grammicolepidinae 2属2種。口は小さく、ほとんど真上を向く。
- オオヒシマトウダイ属 Grammicolepis
- ヒシマトウダイ属 Xenolepidichthys
マトウダイ科
マトウダイ科 Zeidae は2属7種を含む。成魚では背鰭の鰭膜が著しく長く伸びるものがいる。マトウダイは「バトウ・マト(西日本各地)」「クルマダイ(北陸地方)」など様々な地方名をもち、食味が良いことから食用魚として漁獲される。
- カガミダイ属 Zenopsis
- マトウダイ属 Zeus