ヒメドジョウ
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形態
体長は通常5-7cm。体形はドジョウより寸詰まりで、体の後半部はよく側偏する。体色は黄褐色で、体側には目の後ろから尾鰭前半部にかけて一本の細い縦帯が入る。背面と尾鰭には小黒斑が散在する(欠くこともある)。ヒゲは8本。[2]
生態
湖沼の浅場や水田の溝、流れの緩やかな用水路などに棲息し、個体数は多い。水中を数匹で連なってふらふらと遊泳するほか、水草に体を寄りかからせたり、水草の根元の土中に潜んでいることもある。早朝まではほとんどが物陰に隠れており、発見は難しいが、水温の上昇とともに泳ぎ出し、多数の個体を目視できるようになる。[3]
肉食性で、水生昆虫、ミミズ、ミズムシ(甲殻類)、ミジンコなどを貪欲に捕食する。飼育下ではよく人に慣れ、指先を水に入れると集団で吸い付いてくる。[4]
繁殖期は4-6月で、5月がピークである。早朝、物陰から泳ぎ出たメスの後ろを複数のオスが追尾する。メスはオスの一団を従えながら長距離(1-10m)を遊泳したのち、水深3-10cmの浅場に移動し、雌雄で激しく体を絡ませながら産卵する。卵は直径1mmで、弱い粘着性をもつ。[4]
性差
雌雄の判別は容易で、体側の縦帯がきわめて明瞭なのがオス、淡く不明瞭なのがメスである。また、メスは最大8-9cmに達するが、オスは最大でも7cmほどである。オスの方が各鰭が大きい傾向にある。[5]
