ヒロオウミヘビ

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ヒロオウミヘビ
陸上のヒロオウミヘビ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
Status iucn3.1 LC.svg
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : ヘビ亜目 Serpentes
: コブラ科 Elapidae
亜科 : ウミヘビ亜科 Hydrophiinae
: エラブウミヘビ属 Laticauda
: ヒロオウミヘビ L. laticaudata
学名
Laticauda laticaudata
(Linnaeus, 1758)
シノニム
  • Coluber laticaudatus Linnaeus, 1758
  • Laticauda scutata Laurenti, 1768
  • Platurus laticaudatus Girard, 1858
和名
ヒロオウミヘビ (広尾海蛇)
英名
Blue-lipped sea krait
blue-banded sea krait
common sea krait
[2][3]

ヒロオウミヘビ(学名:Laticauda laticaudata)は、コブラ科に分類されるヘビの一種。エラブウミヘビ属模式種毒蛇であり、インド洋西太平洋に分布する[4]

カール・フォン・リンネによって1758年の『自然の体系英語版』第10版の中で、Coluber laticaudatus として記載された[5]Laticauda laticaudata laticaudataL. l. affinisの2亜種が存在する[4]。種小名laticaudaは「広い尾」の意で、和名と同義。

分布

ベンガル湾バングラデシュインド東部、アンダマン諸島ニコバル諸島スリランカミャンマータイマレー半島からインドネシアの海岸、東ティモールニューギニア島フィリピン福建省台湾の沖合、日本ポリネシアメラネシアソロモン諸島ニューカレドニアパラオバヌアツフィジーオーストラリアクイーンズランド州まで、インド洋東部と西太平洋に分布する[1][6][7]。日本では主に南西諸島以南で見られるが[8]九州四国和歌山県などで黒潮に乗って流れ着いたと思われる個体が発見されることもある[9]。2011年にはニュージーランドオークランド地方で1匹が発見され、2025年1月にも再び発見されたが、水族館に移送されてすぐに死亡した[10]

形態

腹板は大きく、横幅は体幅の3分の1から半分以上で、縦幅の4倍以上である。鼻孔は外側にあり、鼻板は鼻間板によって分離されている。胴体中央部の体列鱗数は19。前頭前額板の間に鱗は無く、吻端板は分割されていない。腹板数は225-243である。尾下板数は、雄で38-47、雌で30-35である。上唇板と下唇板は暗褐色である。全長は性別により異なり、雄は910mm、雌は1,070mmである。尾長は雌雄ともに110mmである[4]。19列の体鱗と暗褐色の上唇板によって、他の種と区別が可能である[10]。体型は細く、体色は鮮やかな青色で、幅広の黒い横帯が入る[8]

毒性

強力な神経毒を保有している[11]

生態

海中を泳ぐ

サンゴ礁で餌を探し、陸に戻って獲物を消化する。脱皮交尾産卵も陸上で行われる[12]。水から陸へ移動する際には急激な温度変化に晒されるため、直射日光を避けることで、温度変化の影響を緩和する[13]オナガミズナギドリの巣穴で暖を取ることが知られている[14]海洋に生息する。夜行性で、昼間は海岸にある岩の割れ目などで休む。食性は動物食で、魚類(特にアナゴウツボなどの体形が細い魚類を好む)を食べる。繁殖形態は卵生。海岸にある岩の割れ目等に1回に4-5個の卵を産む。卵は約5か月で孵化する[8]

人間との関係

出典

関連項目

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