- 第1楽章 アレグロ・アニマート
- 自由なソナタ形式。冒頭ピアノソロによって提示される変拍子を含んだ第1主題とフルートによって奏でられる息の長い第2主題による。 所々にリストが愛用したというコロラトゥーラ風のカデンツァが挿入される。通例のソナタ形式と比べると提示部が長く、再現部は展開部の中にあって、展開部の一部のように聞こえる[2]。
- 第2楽章 アダージョ・ミステリオーソ
- 全曲を通してC音がオスティナートとして奏でられる。作曲者自身によれば「幼いころ見た夢の記憶」。
- 第3楽章 アレグロ - アンダンテ -ヴィヴァーチェ・モルト・カプリッチョーソ
- 自由なロンド形式。途中第1楽章の回想をはさみながら、目まぐるしく楽想が展開される。
作曲中「ピアニストは2本の手を持っているのではなく10本の指を持っているのだ」という先達の言葉を意識したとの矢代の言葉通り、全曲を通してピアノパートには高度な名人芸が要求される。
比較的日本では演奏の機会が多く、岡田博美[3]などによっても演奏されている。