Wikiwand AI

ヘリオトロピン

From Wikipedia, the free encyclopedia

ヘリオトロピン(英: heliotropine)は、化学式C8H6O3で表される有機化合物の一種。ピペロナール(英: piperonal)とも呼ばれる。天然にはバニラ豆やセイヨウナツユキソウの花、ニセアカシアの精油に存在する。

概要 物質名, 識別情報 ...
ヘリオトロピン
heliotropine[1]
物質名
識別情報
ECHA InfoCard 100.004.009 ウィキデータを編集
性質
C8H6O3
モル質量 150.13
外観 白色結晶
匂い ヘリオトロープ香
融点 35~37℃
沸点 264℃
冷水に0.2%、温水に微溶
溶解度 グリセリンに不溶
アルコール、プロピレングリコール、油類に可溶
危険性
引火点 131℃
致死量または濃度 (LD, LC)
2.7g/kg(ラット経口)
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
閉じる

用途

ライラックやスイートピー、カーネーションなどフローラル系調合香料の保留剤として広く用いられるほか、フレーバーとしてもバニリンとの併用により、最終製品に対し5.8~36ppmほど使用される。向精神薬のレボドパの原料ともなる。工業的にはサフロールからイソサフロールを経て、オゾンと亜硫酸水素ナトリウムを加え還元分解による製造が主であるが、安価なカテコールからの合成も研究されている[1]。化粧品や香水、特にチェリーの香りのフレグランスの製造に使用される[2]。

安全性

半数致死量(LD50)は、ラットへの経口投与で2.7g/kg[1]。眼に対し強い刺激性がある[3]。特定麻薬向精神薬原料に指定されており、一定量を越える輸出入等には麻薬及び向精神薬取締法に基づく届出が義務付けられている[4]。

脚注

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks