ブライト地区

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ブルネイにおけるブライト地区の位置

ブライト地区(ブライトちく、Belait)は、ブルネイ・ダルサラーム国西端に位置する同国の最大の地区である。ブルネイの地区(マレー語daerah)は日本における都道府県に相当する行政区画である。「ブライト」の名はこの地区に住む原住民ブライト人に由来する。

行政庁所在地はクアラブライト(Kuala Belait)である。ブライト地区の首長は地区長(District Officer)が務め、現在はジャマイン・モミン(Awg. Haji Jamain bin Momin)がその地位にある。他の著名な町にセリアとスンガイ・リアン(Sungai Liang)がある。

北岸は南シナ海に面し、東をツトン地区、西と南をマレーシアサラワク州に接する。

地区の面積は2,727km2で、ブルネイの約半分を占める。風景海岸から内陸に向かうにつれて、泥炭湿地、低地の林、山間の熱帯雨林へと変化していく。

ブルネイ最長の河川であるブライト川(Sungai Belait)が地区内を流れる。この川は支流も含めば、地区のほぼ全域を流域に持つ。

ブライトの郡

ブライト地区は更に8つの(マレー語:Mukim)に分けられる。以下に掲げる郡名の多くは、郡内の主要な町村から名付けられたものである。

それぞれの郡は複数の村(マレー語:kampong)を有する。

人口

2018年統計によると人口はおよそ73,200人で、[1]大半は行政庁所在地のクアラ・ブライトと油田の町セリアである。原住民はブミプトラ(Bumiputera)と呼ばれ、ブライト人が多数派を形成する。人口の多い少数民族漢民族で、主に広東語・台山語・客家語を話す。ほかにはイバン人(Iban)やペナン人(Penan)が暮らす。近年拡大している民族集団にコーカソイドインド人フィリピン人がいるが、彼らは石油天然ガス産業に従事あるいは参与している者が多い。

ブルネイで国内で2番目に人口の多い地区でありながら、人口密度は23人/km2と、最低である。これは地区の面積が広いのが理由である。人口分布は一様ではなく、内陸の森林地帯に比べ沿岸部に集中している。都市圏はクアラブライトとセリアの2つがあり、両者を合わせてブルネイ南西都市圏を形成する。

交通

道路 東方面へはセリア-ルムトバイパス(Seria/Lumut bypass)経由でムアラ-ツトン高速道路(Muara-Tutong highway)と接続し、西方面へはトゥジョー川(Sungai Tujoh)に架かるラサウ橋(Rasau Bridge)を渡り、マレーシアのミリまでつながっている。スンガイトゥジョーには入国管理局が置かれている。海岸沿いの道路、特にクアラブライト、セリア、スンガイ・リアン都市圏では舗装が整い、地区内で路面は最良である。ラビ、メリラス、スカンいった内陸に向かう道路は部分的に舗装されているが、雨季には洪水地滑りの被害を受けることがある。

鉄道 第二次世界大戦中に日本人がセリア郡バダス(Badas)から海岸部まで木製の鉄道を整備した。これは現在使われておらず、補修されることなく放置されている。

水上交通 クアラブライト港はブルネイにある3つの港のうちの1つである。ブライト川の河口に位置し、港には小さな運送会社が立地している。(詳しくはクアラブライトを参照)

ブライト川河口を経由してクアラブライトとスンガイ・テラバン村(Kg. Sg. Teraban)を結ぶフェリーが運航していたが、2005年以降、運航を取りやめている。

航空 セリア郊外アンドゥキ飛行場があり、シェルグループの従業員が乗降する設備とプラットホームを設けている。(詳しくはセリア (ブルネイ)#航空を参照。)

スカン郡の内陸の村々ではフライングドクターが定期的に実施されている。

商業用の地区内外を結ぶ航空路線は存在しない。

経済

脚注

外部リンク

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