ブルー・バイユー (映画)

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アントニオは韓国で生まれたが、3歳の頃にアメリカ人の家庭に養子として引き取られた。それ以来、アントニオはルイジアナ州バイユー地帯で暮らしており、同地を故郷だと認識していた。アントニオの暮らしは決して楽なものではなかったが、愛する妻キャシーとその連れ子ジェシーのお陰で幸福なものではあった。ところが、そんなある日、アントニオは差別意識丸出しの警官に目をつけられ、そのまま身柄を拘束された。しかも最悪なことに、当局は30年以上前の養子縁組の書類に不備があることに目をつけ、アントニオを韓国へ強制送還するという決定を下した。

アントニオに与えられた選択肢は処分を受け入れるか、当局と裁判で争うかの2択であった。しかし、前者は心情的に受け入れられるものではなく、かと言って後者の道を行くだけの資金的余裕はなかった。アントニオは弁護士費用を稼ぐために仕方なく昔からの仲間とともにバイク屋に強盗に入るが、警察に目をつけられることになる。

アントニオがコミュニティにとって大事な存在であることを判事にアピールするために、聴聞会で養母に証言してもらう必要が出てくる。アントニオは亡き養父からの虐待を見て見ぬふりをしていた養母を憎んでおり、彼女に証言を頼むことを激しく拒絶する。養父母は既に亡くなっていると知らされていたキャシーは、養母の存在を隠していただけでなく、養母に証言を頼もうとしないアントニオに幻滅し、さらにアントニオが強盗を働いたことを知り、ジェシーを連れて実家に行ってしまう。アントニオは養母に証言を頼みに行くが、養母の態度は冷たい。一方、キャシーはアントニオとの子を出産し、2人は再会する。

アントニオの聴聞会の当日、アントニオとキャシーの友人だけでなく、キャシーの前夫エース(ジェシーの実父)と養母も姿を現す。しかし、時間になってもアントニオは姿を現さず、アントニオの強制送還が確定する。実はアントニオは、かねてより自分を目の敵にしている警察官でエースの相棒であるデニーらに激しい暴行を受けていたのである。その事実を知ったエースはデニーを手錠で拘束し、キャシーにその事実を知らせる。

アントニオが韓国に送還される日、キャシーはジェシーと生まれたばかりの娘を連れて空港に駆けつけ、アントニオとともに韓国に行くと告げる。その場に、ジェシーを連れ戻すためにエースがやってくるが、ジェシーの様子を見て考えを改め、ジェシーに別れを告げに来たと言う。そんなエースとジェシーの姿を見たアントニオはキャシーに残るように言う。韓国に行っても家もない状態なので、まず1人で先に行って準備をしてから呼び寄せる、それまで待ってくれと頼む。子どもたちのためというアントニオの言葉にキャシーは納得するが、ジェシーは堪えきれずに「行かないで」と泣き叫ぶ。そんなジェシーを抱きしめるアントニオは強引にジェシーと引き離されて連れられていく。

エンドクレジットでは、既に強制送還された、または強制送還に追い込まれている養子の事例が紹介される。

キャスト

※括弧内は日本語吹替。

製作

2019年10月14日、ジャスティン・チョンが監督と主演を兼任する新作映画にアリシア・ヴィキャンデル、エモリー・コーエン。マーク・オブライエン、リン・ダン・ファンが出演することになったと報じられた[3]。同月、本作の主要撮影が始まった[3]2020年7月8日、ロジャー・スンが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[4]

公開・マーケティング・興行収入

2020年7月2日、フォーカス・フィーチャーズが本作の配給権を購入したと報じられた[5]。2021年7月13日、本作は第74回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に出品され、プレミア上映を迎えた[6]。14日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[7]。9月17日、本作は全米477館で封切られ、公開初週末に32万9840ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場13位となっている[8]

当初、本作は2021年6月25日に全米公開される予定だったが[9]、後に公開日は同年9月17日に延期された。

評価

出典

外部リンク

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