プレミア・オートモーティブ・グループ
From Wikipedia, the free encyclopedia
座標: 北緯33度39分26秒 西経117度44分55秒 / 北緯33.6573338度 西経117.7485857度
|
| |
元の種類 | 事業部 |
|---|---|
| 業種 | 自動車産業 |
| 設立 | 1999年 |
| 解散 | 2011年8月1日 |
| 本社 | |
| 製品 | 自動車 |
| 親会社 | フォード・モーター |
| 子会社 | |
プレミア・オートモーティブ・グループ(英語: Premier Automotive Group, PAG)は、フォード・モーターが1999年に設立した、高級自動車ブランドを統括する事業部。2006年から2011年にかけて各ブランドの売却により順次解体されていった[1]。
PAGは、当時CEOを務めていたジャック・ナッサーのもとで1999年に設立され、最大時にはリンカーン、マーキュリー、アストンマーティン、ジャガー、ランドローバー、ボルボ・カーズの各ブランドを統括していた。『フォーブス』誌による2004年の推計では、フォードがPAGを構成する自動車メーカーの買収に費やした総額を170億ドルとしている[2]。
2002年には、リンカーンとマーキュリーがフォードの直轄に戻された。ドイツ人の執行部によりイギリス・ロンドンの拠点で運営されていたリンカーン部門の本部は、PAGの北米オフィスに併合された[2]。
それ以外のPAGに所属していたアストンマーティン、ジャガー、ランドローバー、ボルボの4ブランドは、それぞれが本質的に個別の市場や販売ネットワークを抱えていたため、事業の統合による相乗効果はほとんど得られなかった。フォードはコスト削減のためにパーツや技術の共通化を推進したが、その結果いくつかの製品は大衆車であるフォードとあまりにも似通ってしまい、とくにジャガー・Xタイプは小型の高級車として秀逸な製品であったにもかかわらず、プラットフォームをフォード・モンデオと共有していたことが、評価を低下させる要因となった。その一方、独立メーカーだった時期にはBMWやメルセデス・ベンツなどドイツの高級車ブランドがエントリークラスの車種を拡充させていたためにアメリカでのシェアを奪われていたボルボは、740/940やS70の投入により、手頃な高級車ブランドの成功例のひとつとなった[2]。
2006年に社長兼CEOに就任したアラン・ムラーリーは、PAGの解体に着手した[3]。2006年9月には、消滅した“ローバー”ブランドを、ランドローバーブランドの保護のためにBMWから取得した[4]。2007年には、アストンマーティンの株式の92%をデビッド・リチャーズが率いる投資家グループに売却した[5]。2008年3月には、ジャガーとランドローバーをインドのタタ・モーターズに売却した。2010年には、PAGに最後まで残っていたボルボ・カーズを、中国のジーリーホールディンググループに18億ドルで売却した[6]。
責任者
- 1999年 - 2002年:ウォルフガング・ライツレ
- 2002年 - 2005年:マーク・フィールズ
- 2005年 - 2008年:ルイス・ブース