プロトマンガノ鉄直閃石
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| プロトマンガノ鉄直閃石 | |
|---|---|
| 分類 |
ケイ酸塩鉱物 イノケイ酸塩鉱物 直閃石グループ |
| シュツルンツ分類 |
9.DD.05 8/F.12-160 |
| 化学式 | [ ][Mn+22][Fe+25](Si4O11)2(OH)2 |
| 結晶系 | 斜方晶系 |
| 単位格子 |
a = 9.425 b = 18.303 c = 5.345 Z = 2 |
| モル質量 | 969.16 g/mol |
| 晶癖 | 針状結晶 |
| へき開 | {210} 完全 |
| モース硬度 | 5 - 6 |
| 光沢 | ガラス光沢 |
| 色 | 茶灰色 |
| 条痕 | 淡灰色 |
| 透明度 | 透明 |
| 密度 | 3.5 g/cm2 |
| 光学性 | 2軸 (-) |
| 屈折率 |
nα = 1.695 nβ = 1.714 nγ = 1.731 |
| 複屈折 | 0.036 |
| 文献 | [1][2] |
| プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 | |
プロトマンガノ鉄直閃石 (Proto-mangano-ferro-anthophyllite) とは、角閃石グループに属する鉱物の一種。結晶系は斜方晶系[1]。筑波大学の末野重穂と松浦茂らにより発見された。
2012年の角閃石グループの再定義に伴い、組成の「マンガノ」が廃止されて「末野閃石グループ」が創設され、プロトフェロ末野閃石(Proto-ferro-suenoite)と改名された[1]。
性質・特徴
プロトマンガノ鉄直閃石は、 [ ][Mn+22][Fe+25](Si4O11)2(OH)2 の組成を持つイノケイ酸塩鉱物である[1]。この組成は単斜フェロ末野閃石(Clino-ferro-suenoite)[3](旧名:マンガノグリュネル閃石(Manganogrunerite)[4]と同一であるが、結晶構造が異なる。
プロトマンガノ鉄直閃石は、名称にプロトと付くとおり、珍しいプロト型の角閃石である。イノケイ酸塩鉱物である角閃石と輝石は、通常はケイ酸塩で構成された鎖が2個つながっており、この繰り返しによって結晶を構成している。しかし、合成実験ではプロト型と呼ばれる、鎖が1個のみで繰り返されているものが報告されていた。天然で発見されているのは角閃石のみであり[5]、1986年に発見されたプロトマンガノ鉄直閃石とプロトフェロ直閃石 (Proto-ferro-anthophyllite) [6]、2001年に発見されたプロト直閃石 (Proto-anthophyllite) [7]の3種である。なお、この3種はいずれも日本で発見された鉱物である(プロトフェロ直閃石のみアメリカ合衆国の原産地と共に登録されている[6])。