ヘキサデカカルボニル六ロジウム

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ヘキサデカカルボニル六ロジウム(ヘキサデカカルボニルろくロジウム、英語: Hexadecacarbonylhexarhodium)は、化学式Rh6(CO)16で表される金属カルボニルクラスターである。紫褐色の結晶として存在し、ジクロロメタンおよびクロロホルムにわずかに溶ける。

概要 物質名, 識別情報 ...
ヘキサデカカルボニル六ロジウム
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.044.539 ウィキデータを編集
EC番号
  • 249-009-3
CompTox Dashboard (EPA)
性質
C16O16Rh6
モル質量 1065.62 g/mol
外観 紫褐色の固体
融点 235 °C (455 °F; 508 K)
危険性
GHS表示:
急性毒性(低毒性)
Warning
H302, H312, H332
P261, P264, P270, P271, P280, P301+P312, P302+P352, P304+P312, P304+P340, P312, P322, P330, P363, P501
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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発見と合成

Rh6(CO)16は、80230 ℃、200 atmの一酸化炭素中でなどのハロゲン化物受容体を用い塩化ロジウム(III)水和物RhCl3·3H2Oをカルボニル化させることで、Walter Hieberにより1943年に初めて調製された。Hieberはこの化合物が二元カルボニルであることを正しく定式化したが、化学式はCO/Rh比が2.75であるRh4(CO)11と提唱していた[1]。正しい化学式と構造は後にDahlらによりX線結晶構造解析を用いて提唱され、正しいCO/Rh比は2.66であった[2]

無水塩化ロジウム(III)とペンタカルボニル鉄の混合物をカルボニル化する方法は、元の調製法と比較してRh6(CO)16の収率が高いことが示されている[3]塩化カルボニルロジウム|[(CO)2Rh(μ-Cl)]2酢酸ロジウム(II)などの他のロジウム化合物も、効果的な前駆体であることが知られている[4]

3 Rh2(O2CCH3)4 + 22 CO + 6 H2O  Rh6(CO)16 +  6 CO2 + 12 CH3COOH
3 [(CO)2RhCl]2 + 4 CO + 6 Cu  Rh6(CO)16 + 6 CuCl

また、沸騰ヘキサン中でのドデカカルボニル四ロジウムの熱分解によっても、定量的に得ることができる[5]

3 Rh
4
(CO)
12
→ 2 Rh
6
(CO)
16
+ 4 CO

反応

少なくともいくつかのCO配位子はドナー配位子により置換される[5]

Rh6(CO)16は、水素化ヒドロホルミル化などの様々な有機反応触媒する[3]

脚注

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