ヘルダー平均
From Wikipedia, the free encyclopedia
特別な場合

調和平均、H = M−1(a, b),
幾何平均、G = M0(a, b)
算術平均、A = M1(a, b)
二乗平均、Q = M2(a, b)
いくつかの特定の p の値に対しては、特別の名前が付けられている[3]。
性質
ヘルダー平均は次の性質をもつ[1]:
- 引数 x1, ... , xn の最小値と最大値の間にある。
- 引数に対して対称である。つまり引数を並べ替えてもその値を変えない。引数の置換演算子を P とすると次式で表される:
- 他の平均と同様、引数 x1, ... , xn に対して斉次である。つまり b を正の実数として次式が成り立つ:
- 準算術平均と同様に、平均の計算は同じサイズのサブブロックの計算に分割できる。これにより、必要に応じて分割統治法を使用して平均を計算できる。
異なるヘルダー平均の間に成り立つ不等式
一般に -∞ ≤ p < q ≤ +∞ ならば
である。また2つの平均が等しいのは x1 = x2 = ⋯ = xn のとき、かつそのときに限る。これはイェンセンの不等式より、任意の実数 p に対して
が成り立つためである。
特に p = -1, 0, 1 の場合を考えると、この不等式は調和平均 ≤ 幾何平均 ≤ 相加平均
を意味する。
応用
一般化 f-平均
ヘルダー平均はさらに一般化 f-平均に一般化できる。
この式は f(x) = log x とすれば、極限を使うことなく幾何平均も表すことができる。ヘルダー平均は f(x) = xp とすることで得られる。