ヘロデの饗宴 (ルーベンス)
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| 英語: The Feast of Herod オランダ語: Het feest van Herodes | |
| 作者 | ピーテル・パウル・ルーベンス |
|---|---|
| 製作年 | 1635-1638年ごろ |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 208.3 cm × 271.5 cm (82.0 in × 106.9 in) |
| 所蔵 | スコットランド国立美術館、エディンバラ |
『ヘロデの饗宴』(ヘロデのきょうえん、蘭: Het feest van Herodes、英: The Feast of Herod)は、17世紀フランドル・バロック期の画家ピーテル・パウル・ルーベンスが1635-1638年ごろにキャンバス上に油彩で制作した絵画である。1958年に購入されて以来、エディンバラのスコットランド国立美術館に所蔵されている[1]。
『新約聖書』の「マタイによる福音書」 (14章1-12)、「マルコによる福音書」 (6章14-29)、「ルカによる福音書」 (3章19-20、9章7-9) によれば、洗礼者聖ヨハネは、権勢を誇ったヘロデ王が弟の妻ヘロディアと罪深き結婚したことを批判したために投獄された。ヘロデ王はヨハネを聖人と考えていたため殺すことまではしなかったが、妻のヘロディアはヨハネを憎んでいたため殺そうと考えていた[2]。
ヘロデ王の誕生日のことであった。ヘロディアの娘であり、ヘロデ王の継娘 (後にサロメと同一視された) が魅惑的に踊って、大喝采を浴びる。ヘロデ王が人々の前でサロメに褒美として望むものを何でも与えるというと、母のヘロディアはサロメにヨハネの首を望むようにそそのかす。ヘロデ王は困惑したが、約束をしたために断れず、ヨハネは首をはねられることとなった[1][2]。
本作は、ヨハネの首を踊りの褒美として受け取ったサロメを表している[3]。 サロメはヘロデ王にヨハネの首を手渡しているところである。王は恐怖のあまり後ずさりしている。彼の隣では、ヘロディアがヨハネの舌をフォークでつついている。ルーベンスは、この劇的な場面を等身大以上の人物像、豊かな色彩、大胆な光と影の対比により伝えている[1]。
作品はおそらく、フランドル出身の芸術庇護者兼収集家で、ナポリ在住のガスパール・ローメルに委嘱されたものである[1]。また、作品はナポリに新ヴェネツィア派様式をもたらすのに役立ち、それによりナポリのバロック絵画の発展に大きな影響を与えた可能性がある[4]。