ベゾアール
消化器などで見つかる結石
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語源
種類
歴史
古くから世界各地で、動物の胆石や結石には特別な力があるとされ、解毒や雨乞いのまじないなどに用いられてきた(関連項目も参照)。日本では『続日本紀』文武2年(698年)1月に土佐国から牛黄が献上されたと記録がある[4]。
ベゾアールと呼ばれるものはペルシア西部を起源とし、11世紀に中東からヨーロッパに伝えられた[5]。のちに日本にもヘイサラバサラ(ポルトガル語の pedra と bezoar を合わせたものか[6])として伝えられた。
1575年にフランスで、罪人に飲ませたところ苦しんで死んだことから、万能薬ではないと判明した[7]。しかしその後も人気は衰えず、18世紀にはてんかんや黄疸、ペストなどにも効果があると謳われたこともあった[5]。
近代医学の発達によりベゾアールは急速に人気を失ったが、スクリップス海洋研究所の研究で、ある種のベゾアールがヒ素の毒(ヒ酸塩、三酸化二ヒ素)を無毒化することが判明している[5]。
関連項目
- 胃石 - ベゾアールの別名の他、結石疾患以外の消化器内の石のこともいう。
- 牛黄 - 牛の胆嚢にできる結石で、百病に効くとされた。日本薬局方にも記載されて販売されている漢方薬。現在、ウシやブタの胆汁を加工した人工牛黄が生産されている。
- 龍涎香 - マッコウクジラの腸内に発生する結石。
- パサン - ベゾアール・アイベックスという亜種がいる。
- 蛇頂石 - 動物の骨を焼き砕いたもので解毒効果があるとされた。
- トード・ストーン - ガマカエルの頭部から採れるといわれた解毒効果のある石
- ゴアストーン - 17世紀の在インドゴア州のイエズス会が作った人工ベゾアール
- ハリー・ポッターシリーズ - 小説・映画ともに「ベゾアール石」が登場する。効用は解毒。
- 天幕のジャードゥーガル - 13世紀のペルシアとモンゴルを舞台にした漫画。物語の展開に関わる重要アイテムとして登場する。
