三酸化二ヒ素
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三酸化二ヒ素(さんさんかにヒそ)、または三酸化ヒ素は化学式 As2O3 で表されるヒ素の酸化物である。
| 識別情報 | |
|---|---|
3D model (JSmol) |
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| ChemSpider | |
| DrugBank | |
| ECHA InfoCard | 100.014.075 |
| EC番号 |
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| KEGG | |
PubChem CID |
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| RTECS number |
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| UNII | |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| As2O3 | |
| モル質量 | 197.841 g/mol |
| 外観 | 白色の固体 |
| 密度 | 3.74 g/cm3 |
| 融点 | 312.2 °C |
| 沸点 | 465 °C |
| 20 g/L (25 °C) | |
| 溶解度 | 希酸とアルカリには溶けるが、有機溶媒には溶けない[1] |
| 酸解離定数 pKa | 9.2 |
| 構造 | |
| 立方晶系 (α)<180°C 単斜晶系 (β) >180°C | |
| 0 | |
| 熱化学 | |
標準生成熱 (ΔfH⦵298) |
−657.4 kJ/mol |
| 危険性 | |
| GHS表示: | |
| Danger | |
| H300, H314, H350, H410 | |
| P201, P202, P260, P264, P270, P273, P280, P301+P330+P331, P303+P361+P353, P304+P340+P310, P305+P351+P338+P310, P308+P313, P363, P391, P405, P501 | |
| 関連する物質 | |
| その他の 陰イオン |
三フッ化ヒ素 |
| その他の 陽イオン |
三酸化リン 三酸化アンチモン |
| 関連物質 | 五酸化ヒ素 亜ヒ酸 |
人工的に生産されるが、天然においても方砒素華(Arsenolite 方砒素石、砒霜、砒華とも)、クロード石(Claudetite 方砒素華の同質異像)として少量産出する。方砒素華は、自然砒、鶏冠石、硫砒鉄鉱といったヒ素鉱物に付随して存在することが多い。天然の三酸化二ヒ素も猛毒であり、上述の鉱物を取り扱う際には特に注意する必要がある。
性質
用途
薬としての利用
亜ヒ酸は毒性が強い一方で、無機ヒ素化合物は「亜細亜丸[注釈 1]」や「フォーレル水[注釈 2]」などの処方で、古くから悪性腫瘍や皮膚病の漢方薬として使われてきた。また、有機ヒ素化合物であるサルバルサンは梅毒の治療に用いられた(現在は使用されていない)。これは亜ヒ酸のもつ細胞毒性を利用したものであると考えられる。ヨーロッパでもヒポクラテスが皮膚病に使用したという記録があり、近現代においても抗がん剤などのレジメンが進歩するまでは白血病の唯一の治療薬であった。ただし、これらは副作用として慢性ヒ素中毒やガンにかかる事が多く、次第に廃れていった。
最近では、レチノイン酸抵抗性の急性前骨髄球性白血病の治療薬として亜砒酸製剤が、2004年10月に厚生労働省に承認された。
→「三酸化二ヒ素 (医薬品)」も参照

