ベンチオカーブ
From Wikipedia, the free encyclopedia
ベンチオカーブ(英: Benthiocarb、ベンチオカルブ)はチオカルバマートの一種。チオベンカルブ(英: Thiobencarb )とも呼ばれ、除草剤として用いられる。
| 物質名 | |
|---|---|
S-(4-Chlorobenzyl) diethylcarbamothioate | |
別名 チオベンカルブ、サターン | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
|
| ChEMBL | |
| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.044.461 |
| KEGG | |
PubChem CID |
|
日化辞番号 |
|
| UNII | |
CompTox Dashboard (EPA) |
|
| |
| |
| 性質 | |
| C12H16ClNOS | |
| モル質量 | 257.780 g mol−1 |
| 外観 | 淡黄色ないし茶色がかった黄色の液体 |
| 密度 | 1.145-1.180 g cm−3(20℃) |
| 融点 | 3.3 ℃ |
| 沸点 | 126-129 ℃(0.008トル) |
| 28.0 mg/L(25℃) | |
| 溶解度 | アセトン、エタノール、キシレン、メタノール、ベンゼン、ノルマルヘキサン、アセトニトリルに易溶 |
| log POW | 3.42(オクタノール/水)[1] |
| 危険性 | |
| NFPA 704(ファイア・ダイアモンド) | |
| 引火点 | 165.8 °C (330.4 °F; 438.9 K) |
| 致死量または濃度 (LD, LC) | |
半数致死量 LD50 |
ラット, 経口 1300 mg/kg
マウス, 経口 560 mg/kg [2] |
用途
安全性
日本の毒物及び劇物取締法上は普通物扱いであるが、有機溶剤を含む製剤は消防法上の危険物第4類・第2石油類に該当することがある[7]。一日摂取許容量は0.009 mg/kg/日。コメ・豆類には0.05 ppm以下の残留基準が適用される。水質汚濁防止法上の排水基準は200 μg/L以下、環境基本法による環境基準および水道法による水質基準は基準はいずれも20 μg/L以下と定められている[3]。紫外線により速やかに光分解するが[8]、土壌中での分解半減期は100日を越えることがある[3]。本物質の乳剤の水生生物に対する有害性は、コイの半数致死濃度(LC50)が3.6 mg/L(96時間)、オオミジンコの50%効果濃度 (EC50)が2.70 mg/L(48時間)であり、長期的影響により水生生物に強い毒性を示すことがある[7]。

