ベンハイ川は、かつてベトナム中部における重要な国境線となった河川であった。ジュネーブ協定によって、北緯17度線が北ベトナムと南ベトナムとの軍事境界線となり、この川がほぼその北緯17度線上に存在したからである。同協定によって、この軍事境界線付近には非武装中立地帯(Demilitarised Zone。略してDMZ)が設定されていたが、その範囲は、おおむねベンハイ川を中心とする幅約4kmの場所であった。よって、この川は非武装中立地帯の中心であったと説明されることがある[1]。
この川に架かるヒエンルオン橋(ベトナム語:Cầu Hiền Lương / 橋賢良)は、当時北半分が赤色に、南半分が黄色に塗られていた[2]。