ホザキノフサモ
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ホザキノフサモ(穂咲の房藻、学名:Myriophyllum spicatum)は、アリノトウグサ科の沈水性多年草である。ヨーロッパ、アジア、北アフリカを原産とし、現在では世界各地に帰化している。ヨーロッパ各地の湖や運河では淡水生物の生息環境を形成し、水草帯の主要構成種のひとつとして重要な役割を果たしている。一方で、北米などでは侵略的外来種として問題視されている。
| ホザキノフサモ | ||||||||||||||||||||||||
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ホザキノフサモ(イラスト) | ||||||||||||||||||||||||
| 分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Myriophyllum spicatum L., 1753 | ||||||||||||||||||||||||
| シノニム | ||||||||||||||||||||||||
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| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
| ホザキノフサモ | ||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||
| Eurasian watermilfoil Spiked water-milfoil |
分布
形態
茎は最大約2.5mに達する沈水植物で、4枚の羽状葉が輪生し、各葉には長さ4〜13mmの糸状小葉が多数つく。葉の長さは15〜35mmほど。 花は雌雄同株で、葉腋に生じる。上部に雄花、下部に雌花をつけ、水面上に5〜15cmの花穂を直立させる。花は橙赤色で長さ4〜6mmと小さい。 近縁種のM. sibiricum(シベリアフサモ)とは小葉の数が異なり、本種は12〜21対、M. sibiricumは5〜9対である。両者は交雑可能で、雑種は中間的な形質を示す。
生態
沈水性の多年生植物で、湖沼や緩やかな河川、ため池などの泥質底に根を張る。切断された茎片からも再生可能なため、栄養繁殖による拡散力が非常に強い。 また、光を遮るほどの群落を形成し、在来種の生育を妨げることがある。
ヨーロッパの淡水域では、水生無脊椎動物や稚魚の隠れ場として機能し、淡水生態系において重要な役割を担っている。
化学的特徴
Myriophyllum spicatum はポリフェノール(エラグ酸、ガロ酸、ピロガロール酸、(+)-カテキンなど)を生成し、アオコ(Microcystis aeruginosa)の生育を抑制するアレロパシー作用を持つことが報告されている。[2]
利害
管理
完全な根絶は困難であり、主に以下の方法で制御されている。
- 生物的防除 - 水中ガ(Acentria ephemerella)やミルフォイルゾウムシ(Euhrychiopsis lecontei)を利用。
- 手作業除去 - アメリカ・ニューヨーク州アディロンダック公園では潜水作業による除去が成功している。
- 水位調整 - 冬季に湖の水位を下げて岸辺を凍結させ、根を死滅させる方法もある。