ホスホエノールピルビン酸

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ホスホエノールピルビン酸
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEBI
ChemSpider
DrugBank
ECHA InfoCard 100.004.830 ウィキデータを編集
KEGG
UNII
性質
C3H5O6P
モル質量 168.042
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ホスホエノールピルビン酸(ホスホエノールピルビンさん、phosphoenolpyruvic acid, PEP)は、生化学的に重要な有機化合物の一つである。-62KJ/molと生体中で最もエネルギーの高いリン酸結合を持ち、解糖系糖新生の経路にも登場する。また植物では、様々な芳香族化合物の生合成や炭素固定にも関わっている。

PEPは、2-ホスホグリセリン酸エノラーゼが作用することにより生成する。ピルビン酸キナーゼによるPEPからピルビン酸への代謝では、基質レベルのリン酸化により1モルのATPを生成する。ATPは細胞中での主要なエネルギー通貨となる。ホスホエノールピルビン酸からピルビン酸に変化する反応は不可逆反応である。このため、ピルビン酸から解糖系の逆反応で直接糖新生を行うことはできない[1]

2-ホスホグリセリン酸 エノラーゼ ホスホエノールピルビン酸 ピルビン酸キナーゼ ピルビン酸
   
H2O ADP ATP
H2O
   

Compound C00631 at KEGG Pathway Database. Enzyme 4.2.1.11 at KEGG Pathway Database. Compound C00074 at KEGG Pathway Database. Enzyme 2.7.1.40 at KEGG Pathway Database. Compound C00022 at KEGG Pathway Database.

糖新生

PEPは、オキサロ酢酸脱炭酸によって生じ、1分子のGTP加水分解する。この反応はホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼによって触媒され、糖新生の律速段階となる[2]

GTP + オキサロ酢酸 → GDP + ホスホエノールピルビン酸 + CO2

植物

植物中では、PEPはシキミ酸経路コリスミ酸を作る原料となる[3]。コリスミ酸は、フェニルアラニントリプトファンチロシンなどの芳香族アミノ酸やその他の芳香族化合物を合成する材料となる。

さらに、C4型光合成植物では、PEPは炭素固定の際の重要な基質である。この反応はホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼによって触媒される。

ホスホエノールピルビン酸 + CO2 → オキサロ酢酸

細胞膜透過性

利用

出典

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