完成前に友人に「より新しい形式のポロネーズ」として紹介したこともあり、規模も大きい自信作である。序奏と後奏のついた三部形式。献呈先はシャルル・ド・ボーヴォ公爵夫人。『英雄ポロネーズ』とは対照的な悲劇的な作品で、演奏時間も10分以上を要する大作。中間部にマズルカをはさむことにより、ショパンはポロネーズとマズルカというポーランドの伝統的なリズムを一つの曲で表現することに成功した。日本以外では"Tragic(悲劇的)"というタイトルで呼ばれることがある。『英雄ポロネーズ』に隠れてしまい、演奏会で取り上げられる機会は少ないが、その分演奏者の力量が光る逸作でもある。また両手オクターブが多く演奏には体力と技術が必要である。