マクラーレン・750S
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| マクラーレン・750S | |
|---|---|
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マクラーレン・750S | |
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マクラーレン・750S スパイダー | |
| 概要 | |
| 製造国 |
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| 販売期間 | 2023年 - |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 2 |
| ボディタイプ | クーペ |
| エンジン位置 | ミッドシップ |
| 駆動方式 | 後輪駆動 |
| パワートレイン | |
| エンジン | M840T 3,994 ccV型8気筒ツインターボ |
| 最高出力 | 750 PS / 7,500 rpm |
| 最大トルク | 800 Nm (81.6 kgf・m) / 5,500 rpm |
| 変速機 | 7速DCT |
| 前 |
ダブルウィッシュボーン プロアクティブシャシーコントロールIII |
| 後 |
ダブルウィッシュボーン プロアクティブシャシーコントロールIII |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,670 mm |
| 全長 | 4,569 mm |
| 全幅 | 1,930mm |
| 全高 | 1,196 mm |
| 車両重量 |
1,277 kg(クーペ、乾燥重量) 1,326 kg(スパイダー) |
| その他 | |
| 0 - 100 km/h 0 - 200 km/h |
2.8秒 7.2秒 |
| 最高速度 | 332 km/h |
| 系譜 | |
| 先代 | 720S |
マクラーレン・750S(McLaren 750S)は、イギリスの自動車メーカーであるマクラーレン・オートモーティブが生産している自動車である[1]。
2023年4月26日(英国・現地時間)、720Sの後継モデルとして発表された[2][3]。また、同年7月13日から開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023」で展示も行われた[4]。同年8月2日には、マクラーレン・オートモーティブ アジアが、750Sを日本で初公開した[5]。
車名の750Sはエンジン出力が750 PSであることを意味している。
「マクラーレンの中で最も軽量かつ最もパワフルなシリーズ生産モデル」とうたわれており、フェイスリフトのためにフロントおよびリア周りが再設計され、720Sより30 kgの軽量化が行われた。マクラーレンによると、720Sと比べて部品の約30パーセントがアップデートされたという[2][6][7][8]。
2025年、道路運送車両法改正の衝突被害軽減ブレーキの装備義務が理由で、日本市場向けの生産を2026年6月末で終了することを発表した[9]。
メカニズム
ボディにはカーボンファイバー製のモノコック構造を採用し、先代の720Sより30kgの軽量化がなされており、乾燥重量は1277kgとなっている。スパイダーに関しては、リトラクタブルハードトップとロールオーバー保護システム等の装備で重量は増加したが、49㎏(車重1326kg)増にとどまる[2][10]。
キャビン後方に配置される、縦置きミッドシップの8L・V型8気筒ツインターボエンジン(型式はM840Tと呼ばれる)は最高出力750PS、最大トルク800N・mを発揮する[11]。
車体制御や乗り心地に関してよい評価がされているという[12]、油圧リンク式サスペンションについて、新しい軽量のスプリングやダンパー、変更されたジオメトリなどの改良点がある「PCC III」が新装備されている[11]。フロントを上昇させる「ビークルリフトシステム」も刷新され、所要時間は10秒から4秒に向上した[13]。
パフォーマスとしては、クーペ・スパイダーともに0-100km/h加速は2.8秒であり、最高速度は332km/hとなっている。また、0-200km/h加速は、クーペは7.2秒だが、スパイダーは7.3秒となっている[2][10]。
デザイン
デザインについては、先代の720Sと大きくは変わっていないものの、より洗練されたものとなっている[13]。
外装に関しては、フロントバンパーと拡大されたフロントスプリッターは新開発のものであり、アイソケットインテークは狭められ、サイドエアインテークの形状も変更されている[3][13][10]。リアはバンパーも新設計で、リアデッキは延長され、カーボン製のアクティブリアウィングはより大きくなり、表面積は20%増加した[4][13][10]。先述のフロントスプリッターの拡大は、このリアウィングの拡大との空力的なバランスを取るためである[3]。さらに、P1から着想を得た、センターエキゾーストも大きな変更点の一つである[4]。これらの外装の改善等によりバランスがとれ、グリップが増加し、またダウンフォースは5%向上した[4]。
インテリアは、マクラーレンによると、よりドライバー中心のデザインになったとされている[10]。新しいインストゥルメントシステムディスプレイはステアリングコラムに装備され、コラムとともに調整可能な仕様となっている。また、中央のインフォテインメントディスプレイも新しく、Apple CarPlayとの連携や、急速充電が可能なUSB-CとUSB-Aを標準で装備している。インテリアのテーマは、「テックラックス」と「パフォーマンス」と呼ばれる2種類で、総ナッパレザーか、アルカンターラとナッパレザーの組み合わせかを選択可能である。さらに、17.5kgの軽量化を実現する[8]カーボンを用いた「スーパーライトウェイト・カーボンファイバー・レーシングシート」や、新しいBowers&Wilkinsの高級オーディオシステムなども用意されている[2][3][10][12]。
スパイダーにはリトラクタブル・ハードトップを採用。50km/h以下なら走行中も開閉可能で、11秒以下で開け閉めできる[10]。
- フロント(クーペ)
- リア(クーペ)
- スパイダー