マックバーニー点
虫垂炎のときに圧迫するとで痛みを感じる腹部の点
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位置
マックバーニー点は臍と右上前腸骨棘を結んだ線分上の外側1/3の点、つまり臍と右上前腸骨棘を結ぶ線分を2:1に内分する点である[3][4]。この点は、盲腸の先から伸びる虫垂の基部の位置とほぼ対応している[5]。

虫垂炎
マックバーニー点において圧痛を感じることをマックバーニー徴候といい、急性虫垂炎を示す徴候となる[3][4]。マックバーニー点を押すと心窩部に関連痛を感じることもあり、これをアーロン徴候という。マックバーニー点に圧痛が局在している、ということは炎症が腸管内腔に限局しておらず、虫垂に近い腹膜にまで波及していることを示す。
マックバーニー点における圧痛は急性虫垂炎が進行していることを示しており、つまり、虫垂破裂の可能性が高まっているということである。他の腹部疾患によってもマックバーニー点における圧痛はときに生じうる[6]。つまり、マックバーニー徴候は急性虫垂炎を診断するために非常に有用ではあるものの、診断への必要条件・十分条件ではない[6]。虫垂の解剖学的な位置は盲腸の後ろであることもあるなど、非常に変動性がある。これもマックバーニー徴候の有用性を制限している原因の一つであり、多くの症例ではマックバーニー点限局的な圧痛ではない。腹腔鏡ではなく開腹による虫垂切除術においては切開はマックバーニー点の辺りで行われる[7]。
仮性動脈瘤
大動脈の仮性動脈瘤の手術においては血管外科的に治療が行われるが、このとき切開がマックバーニー点と肋間隙の間で行われる[8]。
腹膜透析
歴史
マックバーニー点という名称はアメリカの外科医、チャールズ・マックバーニーの名前にちなむ[3][7]。なお、彼自身はマックバーニー点の正確な位置を定めていない。
The seat of greatest pain, determined by the pressure of one finger, has been very exactly between an inch and a half and two inches from the anterior spinous process of the ilium on a straight line drawn from that process to the umbilicus—Charles McBurney、"Experience with Early Operative Interference in Cases of Disease of the Vermiform Appendix"; New York Medical Journal (1865), 1889, 50: 676–684 [p. 678].
(翻訳)1本の指で圧迫して決定した最も強い痛みの部位は、腸骨の前側の棘状の突起から臍へ引いた直線上にある突起から1.5~2インチの部分にちょうど認めた。