ニーノ・ロータ
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北イタリアのミラノ出身。11歳でオラトリオ、13歳でオペラを作曲し、ミラノ音楽院、サンタ・チェチーリア音楽院[2]で学んだ。その後米国に渡り、カーティス音楽学校に学んだ。帰国後ミラノ大学に入学し、文学と哲学を並行して専攻。
大学卒業後は音楽教師となり、その傍らクラシック音楽の作曲家として活動を開始。1942年以降、映画音楽の作曲も始めた。1951年、当時新進映画監督として注目を集めたフェデリコ・フェリーニと出会い、その後自身が亡くなるまで、フェリーニの映画音楽を数多く手がけることになった[1]。
フェリーニ監督以外の映画音楽も多数手がけ、1968年にはフランコ・ゼフィレッリ監督の『ロミオとジュリエット』の音楽を担当した。同作品の「ワット・イズ・ア・ユース」はグレン・ウェストンが歌っている[3]。フランシス・フォード・コッポラ監督の『ゴッドファーザー』の音楽はロータの代表作となり、「愛のテーマ」は多くの人々に親しまれた。
1975年と1976年の2回来日しており、1976年の来日時には、国内11か所で自作を取り上げたコンサートを開催し、自ら指揮棒も振った[4]。
67歳のとき心臓発作によりローマで死去。生涯結婚はしなかったが、娘が1人いる[5]。
南イタリアのモノーポリに音楽院を設立するため尽力し、1971年の開校時より院長を務めた。同音楽院は2004年に彼を記念して「ニーノ・ロータ音楽院 Conservatorio Nino Rota di Monopoli」に名称を改めている。
主な作品
純音楽
- 交響曲第1番ト長調(1935年 - 1939年)
- 交響曲第2番ヘ長調
- 交響曲第3番ハ長調
- オペラ『フィレンツェの麦わら帽子』(1946年)
- 木管五重奏のための『小さな音楽の贈り物』(1943年)
- オーボエとピアノのための『エレジー』(1955年)
- 弦楽のための協奏曲(1964年 - 1965年)
- トロンボーン協奏曲 ハ長調(1966年)
- ファゴット協奏曲(1977年)
映画音楽
フェリーニ監督作品
- 白い酋長(1951年)
- 青春群像(1953年)
- 道(1954年)
- 崖(1955年)
- カビリアの夜(1957年)
- 甘い生活(1959年)
- ボッカチオ'70(1962年)
- 8 1/2(1963年)
- 魂のジュリエッタ(1965年)
- 世にも怪奇な物語(1968年)
- サテリコン(1969年)
- フェリーニの道化師(1971年)
- フェリーニのローマ(1972年)
- フェリーニのアマルコルド(1973年)
- カサノバ(1976年)
- オーケストラ・リハーサル(1979年)
その他の映画音楽
受賞歴
アカデミー賞
- 受賞
- 1975年 アカデミー作曲賞:『ゴッドファーザー PARTII』
- ノミネート
- 1973年 アカデミー作曲賞:『ゴッドファーザー』
英国アカデミー賞
- 受賞
- 1973年 アンソニー・アスキス賞:『ゴッドファーザー』
- ノミネート
- 1969年 アンソニー・アスキス賞:『ロミオとジュリエット』
- 1976年 アンソニー・アスキス賞:『ゴッドファーザー PARTII』
ゴールデングローブ賞
- 受賞
- 1973年 作曲賞:『ゴッドファーザー』
- ノミネート
- 1969年 作曲賞:『ロミオとジュリエット』
- 1975年 作曲賞:『ゴッドファーザー PARTII』