マンガン鋼 From Wikipedia, the free encyclopedia マンガン鋼(英: manganese steel)は、マンガンを主な合金元素として添加した鋼。SMn材ともいう。このうち、炭素鋼にマンガンを12%前後加えた組成を持つ合金鋼を高マンガン鋼と呼ぶ。一方、比較的少量(1~数%)のマンガンを添加したマンガン鋼のことを低マンガン鋼と呼ぶ。高マンガン鋼は耐摩耗性が強く、一方の低マンガン綱は機械的強度が強い。 マンガン鋼の規格としては、SMn420・SMn433・SMn438・SMn443の4つが日本産業規格によって定められている。SMn420はそれらの中で最も炭素含有量が低く(0.17%~0.23%)、なおかつ唯一の肌焼鋼である。一方でSMn443は最も強靭鋼であり、炭素含有量は0.40~0.46%に達する。また、SMn433やSMn438などもSMn420ほどではないが比較的強靭鋼である[1]。 特徴 高価なクロムやモリブデンをあまり使用しておらず安価、焼入れ性は悪くないが焼き割れを起こしやすい上に焼戻し脆性に敏感である。この問題を多少緩和するためマンガンクロム鋼も開発されている[2]。 クロムをあまり含まないため耐酸化性はあまりよくない。蒸気タービンでは比較的低温低圧だが遠心力の大きく強度の要求される後段ブレードに用いられる。 古代ローマ帝国においても主に現在のオーストリアで「ノリクム鋼」として低マンガン鋼が量産されていた。 出典 ↑ “マンガン鋼”. 2020年11月28日閲覧。 ↑ “3.構造用鋼”. 特殊鋼 68: 30-32. (2019). https://www.tokushuko.or.jp/publication/magazine/pdf/2019/magazine1907.pdf. 表話編歴合金鉄合金・合金鋼 鋼 - 鋳鉄 - 球状黒鉛鋳鉄 - 高張力鋼 - 工具鋼 - 炭素工具鋼 - 合金工具鋼 - 高速度鋼 - 刃物鋼 - 鋳鋼 - ステンレス鋼 - 電磁鋼 - ケイ素鋼 - KS鋼 - MK鋼 - マルエージング鋼 - クルップ鋼 - クロム鋼 - ニッケルクロム鋼 - バナジウム鋼 - クロムモリブデン鋼 - マンガン鋼 - マンガンモリブデン鋼 - 安来鋼 - 42アロイ - インバー - コバール - センダスト - パーメンデュール - スピーゲル 銅合金 黄銅 - 青銅 - 白銅 - 赤銅 - 丹銅 - 洋白 - トムバック - コンスタンタン - ノルディック・ゴールド - クニフェ - カドミウム銅 - クロム銅 - ベリリウム銅 - アルミニウム青銅 - リン青銅 アルミ合金 ジュラルミン - 超ジュラルミン - 超々ジュラルミン - シルミン ニッケル合金 ハステロイ - モネル - インコネル - ニクロム - サンプラチナ - パーマロイ その他 マグネシウム合金 - 超硬合金 - はんだ - 活字合金 - ウッドメタル - バビットメタル - ステライト - タロナイト - ホワイトゴールド - ウィディア - フェロマンガン - ガリンスタン - ピューター - スターリングシルバー - ミッシュメタル - アマルガム - 硬鉛 - ナトリウムカリウム合金 - アルニコ - クロメル - アルメル - ラネー合金 - シリコマンガン - デバルダ合金 - サーメット 関連項目 超合金 - 軸受合金 - アモルファス合金 - 規則合金 - 不規則合金 - 耐食合金 カテゴリ Related Articles