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ミシシッピアン

石炭紀の第1の亜紀 From Wikipedia, the free encyclopedia

ミシシッピアン亜紀[1](ミシシッピアンあき、Mississippian subperiod)は、国際層序委員会によって定められた古生代の地質時代名である[2]。石炭紀を二分する亜紀のうち前半で[2]、前期石炭紀とも呼ばれる[3]。期間は約3億5886万年前から3億2340万年前まで[2]。他のほとんどの地質時代と同様、ミシシッピ州を定義付ける層はよく特定されているが、正確な開始年代と終了年代は数百万年の誤差がある。

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地質時代・古生代[* 1][* 2]
累代 代 紀 世 期 基底年代
Mya[* 3]
顕生代 新生代 66.00
中生代 251.902
古生代 ペルム紀 ローピンジアン チャンシンジアン 254.14
ウーチャーピンジアン 259.51
グアダルピアン キャピタニアン 264.28
ウォーディアン 266.9
ローディアン 274.4
シスウラリアン クングーリアン 283.3
アーティンスキアン 290.1
サクマーリアン 293.52
アッセリアン 298.9
石炭紀 ペンシルバニアン亜紀 後期 グゼリアン 303.7
カシモビアン 307.0
中期 モスコビアン 315.2
前期 バシキーリアン 323.4
ミシシッピアン亜紀 後期 サープコビアン 330.3
中期 ビゼーアン 346.7
前期 トルネーシアン 358.86
デボン紀 後期 ファメニアン 372.15
フラニアン 382.31
中期 ジベティアン 387.95
アイフェリアン 393.47
前期 エムシアン 410.62
プラギアン 413.02
ロッコヴィアン 419.62
シルル紀 プリドリ 422.7
ラドロー ルドフォーディアン 425.0
ゴースティアン 426.7
ウェン
ロック
ホメリアン 430.6
シェイウッディアン 432.9
ランドベリ テリチアン 438.6
アエロニアン 440.5
ラッダニアン 443.1
オルドビス紀 後期 ヒルナンシアン 445.2
カティアン 452.8
サンドビアン 458.2
中期 ダーリウィリアン 469.4
ダーピンジアン 471.3
前期 フロイアン 477.1
トレマドキアン 485.85
カンブリア紀 フロン
ギアン
ステージ10 491.0
ジャンシャニアン 494.2
ペイビアン 497.0
ミャオリンギアン ガズハンジアン 500.5
ドラミアン 504.5
ウリューアン 506.5
シリーズ2 ステージ4 514.5
ステージ3 521.0
テレニュービアン ステージ2 529.0
フォーチュニアン 538.8
原生代 2500
太古代[* 4] 4031
冥王代 4567
  1. 基底年代の数値は、この表と本文中の記述では、異なる出典によるため違う場合もある。
  2. 百万年前
  3. 「始生代」の新名称、日本地質学会が2018年7月に改訂
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JISに定められた用語は「ミシシッピアン亜紀」であるが[4]、「ミシシッピ紀」や[5][6]、「ミシシッピー亜紀」という訳語も用いられる[7][8]。

対応する年代層序はミシシッピアン亜系(ミシシッピアンあけい、Mississippian subsystem)で[1]、下部石炭系とも表現される[9]。北アメリカでは、ミシシッピアンとペンシルバニアンの区別が古くから行われ、それぞれ独立した系(紀)として扱われてきたが、国際的には石炭紀としてまとめられて区別されず[6]、代わりに上部石炭系と下部石炭系と呼ばれてきた[10]。

名称

ミシシッピアンという用語を提唱したのは1869年、アメリカの地質学者アレクサンダー・ウィンチェル(英語版)である。ウィンチェルはミシシッピ川流域に露出する石灰岩にこの層序が見られることを発見した。1891年には、H・S・ウィリアムズによって、この層序断面がペンシルバニアン系の炭素に富む地層と対比された。しかし、この区分はヨーロッパの下部石炭系の区分と完全には一致していない。2004年、国際層序委員会と国際地質科学連合は、この区分を石炭紀の亜紀として承認した。

地層の定義とGSSP

ミシシッピアン亜系、すなわち石炭系の基底年代は、コノドント層序によって定められており、Siphonodella praesulcata からの進化の過程で Siphonodella sulcata が出現したことで確立される。上限は、コノドント化石 Declinognathodus nodiliferus の出現によって定められている。

GSSP

国際層序委員会の公式基準層序である国際標準模式層断面及び地点(GSSP)は、フランスのエロー県モンターニュ・ノワール(フランス語版)南西斜面にあるラ・セール山のE'セクション89層に位置する[11]。これは、深さ約 80 cm の溝で 、ラ・セール山 (標高 252 m) の山頂から南に125 m、メゾン・ラ・ロケットから西に 525 m、エロー県フォンテス村の北西 2.5 km に位置する。

特徴

堆積物が主に海成石灰岩で構成されていた北アメリカでは、デボン紀とペンシルバニアン亜紀の間の地質時代として扱われる。ヨーロッパでは、ミシシッピアンとペンシルバニアンに大陸の低地で継続的な堆積作用が見られ、2つの亜紀を区別するのは困難である。ミシシッピアンは北半球の海進の時代であり、海面が非常に高かったため、フェノスカンディアン楯状地(英語版)とローレンシアン楯状地だけが陸地だった。クラトンは、広大なデルタ地帯とラグーンに囲まれ、浅い海に覆われた周囲の大陸棚には炭酸塩石が堆積し、浅海に覆われていた[12]。北米では、この時期が主に海成石灰岩からなり、デボン紀とペンシルバニアンの間で大きな地質学変化が生じている。ミシシッピアンにはアパラチア山脈で造山運動が起きた。アメリカ合衆国地質調査所 (USGS) の地質学的時間尺度は、他の紀との関係を示している[13]。

脚注

参考文献

外部リンク

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