ミネソタ大学システム
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1851年、ミネソタ州の州昇格(1858年)に先駆けて設立された。州内唯一のランドグラント大学(土地付与大学)であり、教育、研究、公共サービスの3つを使命としている[3]。
旗艦校であるツインシティー校を筆頭に、州内5つのキャンパスで構成される。システム全体での経済波及効果は年間約90億ドルに達し、州の経済・医療・文化の中心的役割を担う。州内のもう一つの公立高等教育システムであるミネソタ州立大学機構(Minnesota State University)とは別組織である[4]。
構成キャンパス
すべてのキャンパスは高等教育委員会(HLC)による認定を受けている[5]。
| 大学名 | 略称 | 所在地 | 特徴・強み |
|---|---|---|---|
| ミネソタ大学ツインシティー校 | UMTC | ミネアポリス / セントポール | 旗艦校。パブリック・アイビーの一校。全米屈指の研究大学(R1)であり、広範な学問分野を網羅する。 |
| ミネソタ大学ダルース校 | UMD | ダルース | 中規模総合大学。スペリオル湖に面し、海洋・環境科学研究に強みを持つ。 |
| ミネソタ大学モリス校 | UMM | モリス | 公立リベラル・アーツ。少人数教育を徹底しており、サステナビリティ教育の評価が高い。 |
| ミネソタ大学クルックストン校 | UMC | クルックストン | 実学重視(農業、ビジネス、技術)。全学生へのノートPC配布(Laptop University)の先駆者。 |
| ミネソタ大学ロチェスター校 | UMR | ロチェスター | 健康科学(ヘルスサイエンス)特化型。世界的な医療機関メイヨー・クリニックと密接に連携。 |
旗艦校(ツインシティー校)の特色
ツインシティー校は、全米第9位の規模を誇るマンモス校であり、数多くのイノベーションを創出している。
- 学術と研究: 年間の研究費支出は10億ドルを超え、全米公立大学でトップクラス。Gopherプロトコル、世界初の骨髄移植、フライトデータレコーダー(ブラックボックス)などがここで生まれた。
- スポーツ: 「ミネソタ・ゴールデン・ゴーファーズ」としてビッグ・テン・カンファレンスに所属。
主な卒業生・関係者
詳細は「w:List of University of Minnesota people」を参照
- 政治・外交
- ウォルター・モンデール - 第42代アメリカ合衆国副大統領、第24代駐日アメリカ合衆国大使
- ヒューバート・H・ハンフリー - 第38代アメリカ合衆国副大統領
- ニック・クレッグ - イギリス元副首相、Meta Platforms副社長
- 科学・医学・経済
- アーネスト・ローレンス - ノーベル物理学賞、サイクロトロンの発明者
- ノーマン・ボーローグ - ノーベル平和賞、「緑の革命」の父
- ブライアン・コビルカ - 2012年ノーベル化学賞(ダルース校卒)
- エドワード・プレスコット - ノーベル経済学賞(元教授)
- ビジネス・文化・エンターテインメント
- スポーツ
運営と戦略計画
システムは州議会より選出された12名の委員からなる「評議委員会 (Board of Regents)」によって管理される。現在は戦略計画「MPact 2025」に基づき、学生の成功、イノベーションによる社会貢献、州民への学費支援拡充を重点的に推進している[6]。