ミノカサゴ

スズキ目フサカサゴ科の魚 From Wikipedia, the free encyclopedia

ミノカサゴ蓑笠子、学名:Pterois lunulata)は、ミノカサゴ亜科海水魚

概要 ミノカサゴ, 分類(Eschmeyer's Catalog) ...
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和名の蓑笠子は、ミノカサゴの鰭を菅笠になぞらえたもの。また、刺された際の痛みの強さからさまざまな地方名を持ち、広島県では「ナヌカバシリ(七日走り)」(「痛みが7日間続く」の意)[2]三重県では「マテシバシ」(「うっかり触らないようにしばらく待て」の意)[3]山口県では「キヨモリ」(「平清盛のように、派手な衣装の下に武器を隠している」の意)[4]などと呼ばれる。

形態

体長は25-30cmほど[5]背鰭を中心にを持つ[6]

日本近海にはよく似た近縁種としてハナミノカサゴがあるが、こちらは赤褐色で、下アゴの裏にも模様があり、尾鰭に黒い斑紋を持つ[7]。また、側線部に白い鱗を点線状に有する[8]。なお、ミノカサゴでも尾鰭に黒い斑紋を持つことがあるが薄いか少ない[8]

毒性

LD50=1.1mg/kg(静脈注射)で死亡例もある。毒の種類は混合毒。刺されると、患部は赤く腫れ上がり、指曲げ不能、めまい、発熱、発汗、頭痛、吐気、手足麻痺、呼吸困難などを引き起こす[9]。外敵だけでなく、ミノカサゴの仲間に対しても毒性を持つ。

生態

貝類や、甲殻類、小魚などの小動物を捕食する[6][5]。 夜行性で、昼間は珊瑚や岩場の影に潜んでいる。

近縁種については、ミノカサゴ属およびミノカサゴ亜科の項を参照。

分布

太平洋の南西部とインド洋にかけて、日本では北海道の南部以南の沿岸部の岩礁に生息する[6][5]

人間との関係

優雅に泳ぐさまとは対照的に攻撃的な魚で、ダイビング時の水中撮影などでしつこく追い回すと激昂、人に向かってくることがある。刺された場合、激痛を伴って患部が腫脹、人によってはめまい吐き気を起こすことも。

煮付けなど食用として加熱する料理に使われることもあるが、狙って釣れるような魚ではなく、数が揃いにくいため市場には出回らない。

脚注

外部リンク

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