ミノカサゴ属

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ミノカサゴ属
ネッタイミノカサゴ Pterois antennata
分類(Eschmeyer's Catalog[1]
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: ペルカ目 Perciformes
: フサカサゴ科 Scorpaenidae
亜科 : ミノカサゴ亜科 Pteroinae
: ミノカサゴ属 Pterois
学名
Pterois
Oken, 1817
英名
Lionfish
本文参照

ミノカサゴ属Pterois)は中部太平洋からインド洋サンゴ礁海域に住む有毒ので、英語では一般にlionfishと呼ばれる。赤、白、クリーム色や黒色の縞模様を持ち目を引く警告色、よく目立つ胸鰭、有毒の鰭条が特徴である[2]。10余種に分類されているが、研究が進んでいるのは、ハナミノカサゴP. milesである。観賞魚としても人気がある[2]。たいてい単独で生活している。夜行性で夜間に小型の甲殻類や小魚などを捕食し、日中は岩陰などに潜んでいる。

ごく最近、属を分割する見解が提唱された(詳しくは次節参照)。

ハナミノカサゴ

FishBaseによれば、ミノカサゴ属には以下の12種が含まれる[3]

2023年に分子系統解析も含めた分類の見直しの結果、Dendrochirus の一部の種を含む側系統群であるとして、属を分割する見解が提唱された。その場合、上記のうち上の5種がPterois属に帰属し、ネッタイミノカサゴ以下7種はPteropterus属とされた[4][5]

生態

背鰭・腹鰭・臀鰭の一部に毒腺があるが、温めると毒による痛みは緩和する。

遊泳速度は遅いが、特殊な浮袋で姿勢を制御する。別種のミノカサゴ同士でもヒレを合図として使用し、群れで小魚を追い詰める狩りを行う[6]

ミノカサゴは複雑な求愛行動と交尾行動をとる。メスをめぐって、オス同士は毒針を使った戦いを行い。メスは、粘液でまとまった卵塊を2個産卵する。卵塊の粘液は水中で溶けて、卵を散布させる[7]

寿命は10年。

人間や環境へのかかわり

漁獲が少なく未利用魚となりやすいが、食用となる[8][9]

外来種とその利用

1980年代から、ハナミノカサゴが西大西洋からカリブ海に、インディアンライオンフィッシュ英語版P. milesが地中海に、それぞれ人為的に分布を広げ、外来種として問題になっている。頂点捕食者で手が付けられず、岩陰に隠れて捕まえるのが難しく、サンゴ礁を荒廃させることから、自律型無人潜水機[10][11][12]遠隔操作型潜水機を使った駆除が行われている[13]。ホンジュラスのロアタン海洋公園では、サメを調教して食させている[14]

食用
これらの外来種を駆逐するため、2010年に米国海洋大気庁(NOAA)は「やっつけられないなら、食べてしまおう!」というキャッチフレーズで食卓のメニューにするキャンペーンをしている[14][15]
皮革、ヒレの利用
魚皮は財布、ベルト、ハンドバッグなどに利用されている[16]。また、ヒレやトゲをアクセサリーに加工して販売も行われている[17]

脚注

関連項目

外部リンク

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