ミハイル・シャイドロフ

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生年月日 (2004-06-25) 2004年6月25日(21歳)
身長 174センチメートル
ミハイル・シャイドロフ
Mikhail SHAIDOROV
フィギュアスケート選手
2024年世界選手権のショートプログラム
生年月日 (2004-06-25) 2004年6月25日(21歳)
出生地 カザフスタンアルマトイ
身長 174センチメートル
出身校 カザフスポーツ観光大学
選手情報
代表国 カザフスタンの旗 カザフスタン
コーチ アレクセイ・ウルマノフ
イヴァン・リギーニ
振付師 イヴァン・リギーニ
所属クラブ Altynalmas
練習拠点 アルマトイ
ソチ
開始 2010
ISUサイト バイオグラフィ
ISUパーソナルベストスコア
+5/-5 GOEシステム
総合291.582026 ミラノ・コルティナ五輪
SP95.502024 デニステンメモリアル
FS198.642026 ミラノ・コルティナ五輪
大会成績
国際スケート連盟認定大会 1 2 3
オリンピック 1 0 0
世界選手権 0 1 0
四大陸選手権 1 0 0
世界ジュニア選手権 0 1 0
合計数 2 2 0
国内大会 1 2 3
カザフスタン選手権 5 0 0
獲得メダル
オリンピック
2026 ミラノ・コルティナ男子シングル
世界選手権
2025 ボストン男子シングル
四大陸選手権
2025 ソウル男子シングル
世界ジュニア選手権
2022 タリン男子シングル
■テンプレート ■ポータル ■プロジェクト

ミハイル・スタニスラヴォヴィチ・シャイドロフカザフ語: Михаил Станиславович Шайдоров英語: Mikhail Stanislavovich Shaidorov2004年6月25日 - )は、カザフスタンフィギュアスケート選手(男子シングル)。2026年ミラノ・コルティナオリンピック金メダリスト。2025年世界選手権銀メダル、2025年四大陸選手権優勝、2022年世界ジュニア選手権銀メダル。

2024年フランスグランプリフリースケーティングで、セカンドジャンプに4回転を組み込む、3回転アクセル-4回転トウループジャンプコンビネーションに史上初めて成功した[1]。サードジャンプに4回転を組み込む、3回転アクセル-1回転オイラー-4回転サルコウなども同じく史上初めて成功し、実戦に取り入れている。

父親は元フィギュアスケート選手でシャイドロフ本人のコーチも務めた、スタニスラフ・シャイドロフである。スタニスラフはカザフスタンの選手権で6度優勝し、国際大会への出場経験もあったが、ペレストロイカの影響で主要な国際大会に出場することができなくなった経緯を持つ[2]

尊敬するスケーターとして特に、羽生結弦と、シャイドロフと同じくカザフスタン代表選手であった故デニス・テンを挙げている。

父スタニスラフは、かつてテンが幼いころ一時期指導していたことがあり、シャイドロフ自身も後にテンが指導するマスタークラスを受講した経験がある。シャイドロフが幼いころから家族でテンを応援していたという[3]

経歴

5歳のときに、フィギュアスケートのコーチで父の勧めによりスケートに触れる。当初はスケートにさほど興味を示さず、約1年ほど体操を習っていた。その間も家の近くにあるショッピングセンターのリンクで選手の演技を見ていたという[4]

6、7歳のときに自身の決断で体操をやめてフィギュアスケートを習い始める。父の影響で幼いころからオリンピックやほかの試合の映像を繰り返し見ており、フィギュアスケートに専念するという決断は自然なものだったと語っている[5]

羽生結弦が2015-2016シーズンにグランプリシリーズで度々記録を更新した時、シャイドロフは12歳であり、羽生の演技を何時間も見ていたという。羽生の演技に刺激を受けて、より熱心に練習に取り組むようになった。「羽生に近づくためにスケートを続けようと思った」と述べている[6] [7]

2017年、父とともにアレクセイ・エフゲニエヴィッチが主催するトレーニングキャンプに参加した。そのキャンプでシャイドロフは初めて2回転アクセルを成功させた。アルマトイに戻ってからも、父とともにキャンプの経験を活かして練習を続け、6か月のうちに全ての3回転ジャンプを習得して、カザフスタンのジュニア選手権で好成績を収めた。

当時練習拠点にしていたアルマトイでは適切なトレーニング環境がほとんど無く、屋外リンクを使用していた。そこで父を通じてアレクセイ・エフゲニエヴィッチに連絡し、2018年にソチのキャンプに移籍した。以後エフゲニエヴィッチの指導を受け続けている[8][9]

2019-2020シーズン終盤には世界ジュニア選手権に初出場し22位となった。その後4回転サルコウとフリップを習得した。コロナ禍による隔離措置の影響を受けながら練習を続けていたが鼠径部と股関節を負傷するなど体調不良に見舞われるシーズンを過ごした[10]

2021-2022シーズンにはジュニアグランプリシリーズポーランド大会で2位に入賞し、四大陸選手権で5位となる。世界選手権にエントリーしていたがビザが下りず棄権した。世界ジュニア選手権ではルッツを含む4回転3本を成功させて、イリア・マリニンに次ぐ2位を獲得した。カザフスタンの選手として世界ジュニア選手権でのメダルは初となった[11]

2022-2023シーズンにシニアデビューした。シーズン開幕直後に発熱があり、療養に時間を費やしたためにグランプリシリーズに出場することはできなかった。四大陸選手権ではビザのトラブルがあったものの無事出場し、前年度に同じく5位となった[12]

2023-2024シーズンではグランプリシリーズカナダ大会で5位、中国大会で3位表彰台に上ったが、グランプリファイナルへの進出はかなわなかった。四大陸選手権では6位となった。

2024-2025シーズン:セカンド・サードジャンプへの4回転の投入と成功

セカンド・サードジャンプに4回転を組み込んだコンビネーションジャンプを成功させ、更には世界選手権で初の表彰台入りをするなど飛躍の年となった。

シーズン初戦であるデニステンメモリアルでは、SPでパーソナルベストを更新しチャレンジャーシリーズ初優勝となった。

グランプリシリーズフランス大会のFSで3回転アクセル-4回転トウループのコンビネーションジャンプを史上初めて成功させた。ただほかのジャンプでミスが相次ぎ総合順位は4位にとどまった。グランプリシリーズ中国大会ではSPで4回転ルッツからのコンビネーションジャンプを成功させ2位につける。FSでは前回大会に続き3回転アクセル-4回転トウループのコンビネーションジャンプを成功させて、FS・トータルともにパーソナルベストを更新して2位に入賞した。
この時点ではグランプリファイナルには出場できず補欠扱いであったが、ファイナル進出を決めていたアダム・シャオ・イム・ファの怪我による欠場を受けて、繰上りでグランプリファイナルに出場することとなった。
グランプリファイナルではSPで3位につけると、FSで3回転アクセル-1回転オイラー-4回転サルコウの3連続コンビネーションジャンプに挑んだ。惜しくも成功とはならず、更に他のジャンプにもミスが出て、総合順位は5位となった。

四大陸選手権ではSPで2位に12点以上の差をつけて首位に立った。FSでは3回転アクセル-1回転オイラー-4回転サルコウの3連続コンビネーションジャンプを史上初めて成功させ、4回転4本の構成をノーミスで滑り切りパーソナルベストを更新した。トータルもパーソナルベストの更新となり、デニス・テン以来10年ぶりのカザフスタン代表選手の優勝となった。

世界選手権ではSPで3位発進となった。FSでは四大陸選手権に引き続き冒頭の3回転アクセル-1回転オイラー-4回転サルコウの3連続コンビネーションジャンプをGOE+3以上の評価で成功させると勢いに乗りほかのジャンプも加点を伸ばしてFS・トータルともにパーソナルベストを再び更新した。総合順位はイリア・マリニンに次いで2位となり、2015年世界選手権でのデニス・テン3位入賞以来となるカザフスタン代表選手表彰台乗りを果たした。

2025-2026シーズン:オリンピック金メダリストとなる

ミラノ・コルティナオリンピックにおいて、フィギュアスケート男子シングルの金メダリストとなった。カザフスタンの冬季オリンピック史上2人めの金メダリストという歴史的快挙である。

記録

世界初の記録・その他の記録(日付順)
日付 記録 大会 出典
2024年12月2日3回転アクセル-
4回転トウループ
ジャンプコンビネーション
史上初成功
2024年フランスグランプリ[13]
2024年12月2日セカンドジャンプが4回転であるジャンプコンビネーション
史上初成功
2024年フランスグランプリ
2025年2月22日3回転アクセル-
1回転オイラー-
4回転サルコウ
3連続コンビネーションジャンプ
史上初成功
2025年四大陸選手権[14]
2025年2月22日サードジャンプが4回転であるジャンプコンビネーション
史上初成功
2025年四大陸選手権

競技成績

ISUパーソナルベストスコア

+5/-5 GOEシステムにおける自己最高得点[15]
種目 種類 得点 大会
総合 TSS291.582026年ミラノ・コルティナオリンピック
SP TSS95.502024年デニステンメモリアル
TES56.762024年デニステンメモリアル
PCS40.622025年世界選手権
FS TSS198.642026年ミラノ・コルティナオリンピック
TES114.682026年ミラノ・コルティナオリンピック
PCS83.962026年ミラノ・コルティナオリンピック

主な戦績

マークが付いている大会はISU公認の国際大会。

大会/年 2017
-18
2018
-19
2019
-20
2020
-21
2021
-22
2022
-23
2023
-24
2024
-25
2025
-26
オリンピック 1
世界選手権 32 WD 14 14 2 WD
四大陸選手権 5 5 6 1 5
カザフスタン選手権 1 1 1 1 1
GPファイナル 5 6
GPスケートアメリカ 2
GP中国杯 3 2 3
GPスケートカナダ 5
GPエスポーグランプリ WD
GPフランスグランプリ WD 4
CSゴールデンスピン 4 2
CSフィンランディア杯 8
CSデニステンメモリアル 9 1 1
アジア冬季競技大会 3
チャレンジカップ 1
冬季ユニバーシティーゲームズ 4 4
ソフィア杯 3
世界ジュニア選手権 22 2
JGPバルティック杯 2
ボスポラス杯 2 J
エーニャスプリング杯 4 J
サンタクロース杯 9 J
  • J - ジュニアクラス

詳細

  • マークが付いている大会は国際スケート連盟公認の国際大会
  • パーソナルベストは太字で表示
2025-2026 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2026年2月9日 - 19日 2026年ミラノ・コルティナオリンピックミラノ 5
92.94
1
198.64
1
291.58
2026年1月21日 - 25日 2026年四大陸フィギュアスケート選手権北京 4
90.55
2
175.65
5
266.20
2025年12月4日 - 7日 2025/2026 ISUグランプリファイナル名古屋 6
71.30
6
170.89
6
242.19
2025年11月13日 - 16日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカレークプラシッド 3
89.67
1
161.42
2
251.09
2025年10月24日 - 26日 ISUグランプリシリーズ 中国杯重慶 3
88.33
3
174.34
3
262.67
2025年10月1日 - 4日 ISUチャレンジャーシリーズ デニステンメモリアルアルマトイ 1
95.01
1
187.21
1
282.22
2024-2025 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2025年3月25日 - 30日 2025年世界フィギュアスケート選手権ボストン 3
94.77
2
192.70
2
287.47
2025年2月18日 - 23日 2025年四大陸フィギュアスケート選手権ソウル 1
94.73
1
190.37
1
285.10
2025年2月7日 - 14日 2025年アジア冬季競技大会ハルビン 4
76.75
2
169.26
3
246.01
2025年1月13日 - 23日 FISU 冬季ワールドユニバーシティゲームズトリノ 4
91.79
4
168.36
4
260.15
2024年12月5日 - 8日 2024/2025 ISUグランプリファイナルグルノーブル 3
91.26
6
162.49
5
253.75
2024年11月22日 - 24日 ISUグランプリシリーズ 中国杯重慶 2
93.21
1
182.96
2
276.17
2024年11月1日 - 3日 ISUグランプリシリーズ フランスグランプリアンジェ 6
79.89
5
151.97
4
231.86
2024年10月3日 - 6日 ISUチャレンジャーシリーズ デニステンメモリアルヌルスルタン 1
95.50
2
166.83
1
262.33

プログラム使用曲

シーズン SP FS EX
2025-2026 映画『デューン 砂の惑星』より
作曲:ハンス・ジマー

振付:イヴァン・リギーニ
The Diva Dance
作曲:エリック・セラ

振付:イヴァン・リギーニ
2024-2025 ピアノソナタ『月光』 (Epic Version)
作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
演奏:Hidden Citizens
テイク・オン・ミー (Epic Version)
曲:a-ha
振付:イヴァン・リギーニ
カンフー・パンダより
振付:イヴァン・リギーニ
2023-2024 Clubbed to Death
(映画『マトリックス』より)
作曲:ロブ・ドーガン
振付:イヴァン・リギーニ
カルミナ・ブラーナ
作曲:カール・オルフ
振付:オレグ・プルトフ、ポヴィラス・ヴァナガス
2022-2023 Luna
作曲:アレッサンドロ・サフィーナ
振付:イヴァン・リギーニ
2021-2022 映画『Vabank』より
作曲:ルネ・オーブリー
振付:ポヴィラス・ヴァナガス
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
作曲:エンニオ・モリコーネ
振付:ポヴィラス・ヴァナガス
2020-2021 レモン・トゥリー
曲:ウィル・ホルト
歌:フールズ・ガーデン
振付:オレグ・プルトフ
2019-2020 Rain Fall Down
曲:ローリング・ストーンズ
振付:オレグ・プルトフ
Victory
作曲:トーマス・バーガーセン
振付:オレグ・プルトフ

栄典

脚注

外部リンク

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