ミラージュ騎士団

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ミラージュ騎士団(ミラージュナイツ)は、永野護漫画ファイブスター物語』に登場する架空の騎士団である。正式名称は旧設定では東方第一等幻像軍団(英字表記 First Easter Mirage Corps[注 1]。略称はF.E.M.C.)新設定ではツァラトウストラ・クリーグ・カンプフリッター・ミラージュ(炎戦幻影騎士団。英字表記 Zarathustra Krieg Kamplitter Mirage。略称はZ.K.K.M.)[1][注 2]

A.K.D.の元首アマテラスの私費で雇っている私設騎士団である[注 3]。しかしメンバーの多くはA.K.D.及び構成国の要職[注 4]も兼任しており、事実上A.K.D.の筆頭騎士団と見做されている(A.K.D.の正式な国家騎士団はゴーズ騎士団)。A.K.D.構成国の王族・貴族出身者や、パートナーがバランシェ・ファティマであることが多いのも特徴。ミラージュ騎士に雇われた者が正式な入団前に一時的にゴーズ騎士団に籍を置く場合もある。

旧設定では「血の十字架[注 5]」、新設定では「漆黒の花十字(シュバルツ・ブルーム・クロス)」を騎士団マークとしており、装備には白地に朱色(新設定では黒)のマークやストライプの入った意匠が多用されている。また団員の用いるスパッド(光剣)の光刃の色も朱色である。ミラージュ騎士団以外に朱色を識別色として用いる組織はA.K.D.国内のみならず星団中にも存在しない。騎士団としての正装は騎士団マークを前面に染め出し朱色(黒色)のラインが入っている白地のローブで、同色のフードをかぶりウーバレイヨウという恐竜の頭蓋骨(新設定ではグリースの紋章の描かれたメット)をマスクとして着ける。なお、新設定において「血の十字架」の呼び名は専用の真紅のガット・ブロウの通称として用いられている。

レッド・ミラージュ(新設定ではツァラトウストラ・アプターブリンガー)を始めとする星団最高の装備や権限を与えられ、AKDにおいてはアマテラスの全権代理人として勅命を発する権限を有するなど、全ての行為が認められている。その代償としてアマテラスへの忠誠は絶対であり[注 6]、退団は死をもって償うこととなる。表立った活動はあまり行われていないが、その実力は星団最強とも言われ、実際他国の騎士団で指南役や騎士団長を務めていた人物もメンバーとなっている。逆に公に記録が残る活動をほとんど行っていないことから、ウースー共和国のように情報収集力に不足する国家やA.K.D.に知己を持たない人物からはアマテラスによるお飾り騎士団と酷評されることもある[注 7]

設立当初は単一の組織で、その時期を第1期と呼んでいる。第1期はNo.7まで。その後に2隊に分けるようになり、その時期を第2期と呼ぶ。アマテラスの手足としてA.K.Dの政治・外交・軍事を担い、紛争鎮圧や国際警察的な役割まで果たしていた表のメンバー=右翼大隊「オレンジ・ライト」と、暗殺・非合法活動が主体で存在が秘匿された裏のメンバー=左翼大隊「グリーン・レフト」である。第2期は左右No.23まで増員されている。左翼大隊のメンバーには本名以外にコードネームが割り振られていることも多い。

オレンジ・ライトはアマテラスへの忠誠により統率されているが、グリーン・レフトはアマテラスからの恐怖で服従させられているとされ[注 8]、通常はフロートテンプル内の「デモンズ・タワー」に監禁同然で待機している。しかし第2次フロート・テンプル動乱以後、新たに入団する騎士の中でレフト司令官サリオンと同年代の者はサリオンのお付を兼ねて優先的にレフトに入れられるようになった事情もあり、デモンズ・タワーからの外出が自由になるなどはレフトの扱いは緩くなっている[注 9]。また、欠員が生じると空いた番号に新たに入団したメンバーを充てていたが、途中からは空席が生じてもその番号に新たなメンバーを充てなくなっている。

ブラック3による襲撃で数多くの戦死者を出したこと[注 10]や、その後加入したメンバーが女子高生だらけであったこと等から魔道大戦期にはかつての評判が地に落ちた状態となっていたが、星団歴3159年より始まった星団大侵攻以降、一転してその名は恐怖の代名詞と化した。前後して発足した第三期からはライトとレフトの区別は無くなり、No.24以降ミラージュ騎士団員のナンバーは再統一されている。星団暦3961年にアマテラスがNo.25のユーパンドラ・ライムに「天照」の名とともに自らの全統治権を委ねて姿を消した後は、同じくミラージュ騎士団員たちも表舞台に現れなくなる。星団暦4100年のA.K.D.の滅亡に伴う真の星団統一後、ミラージュ騎士団はアマテラスに従って星団を去る。騎士の血が薄まって弱体化している4000年代においても(その点を補うためユーパンドラ政権下での主力となったゴーズ騎士団では機械化や薬物による強化改造を行っている)作中における大きな謎のひとつとして、ミラージュ騎士のみは往時の力を維持している。

ミラージュ騎士には原則的に引退は無く、基本的には死亡をもって脱退となる(唯一の例外はコーラス王朝のバランカ家に嫁いだシャーリィ・ランダース)。しかし高齢などで騎士能力が衰えた者などはミラージュナンバーを返上し、ノー・ナンバーと呼ばれ、主として政治などの業務を行う。ただしNo.1のみは別格であり、離団後カステポーのナイトギルド総評議長やハスハのAP騎士団総団長の地位に就いたダグラス・カイエンやイオタ宇宙騎士団長と兼任し、後にアティア・ハッシュ王国の王となったジャコー・クォン・ハッシュのような例もある[注 11]。またランドは12巻で元ミラージュ騎士と自称し、魔導大戦では後にAP騎士団に所属しているなど、天照個人の裁量によって自由に運営される騎士団の性質上、退団に関しての例外も複数存在する。

メンバー一覧

脚注

関連項目

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