モンゴルの貴族制度
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貴族の称号

- カーン(Qaγan) (ᠬᠠᠭᠠᠨ), モンゴル帝国の君主(皇帝)
- ノヤン(Noyan) (ᠨᠣᠶᠠᠨ), モンゴル帝国の統治下においてアイマク(部落)を有する領主
- ジノン(J̌inong) (ᠵᠢᠨᠤᠩ), 「晋王」に由来する称号で、モンゴル高原の統治、チンギス・カン祭祀を務める皇族が称した
- クウン(Kö'ün) (ᠬᠠᠨ ᠬᠦᠦ), 元来は「人」を意味する単語で、転じて「王子」を意味した
軍事指揮官の称号
- 万人隊長(Tumetu-iin Noyan) (万戸長), トゥメン(万人隊)を率いる指揮官
- 千人隊長(Mingghan-u Noyan) (千戸長), ミンガン(千人隊)を率いる指揮官
- 百人隊長(Jagutu-iin Darga) (百戸長), ジャウン(百人隊)を率いる指揮官
- 十人隊長(Arban-u Darga) (十戸長), アルバン(十人隊)を率いる指揮官
- チェルビ(Čerbi), ケシク(親衛隊)の指揮官が称した肩書きで、「侍従」を意味する
- ベイ(Bey),テュルク語由来の称号
女性の称号
- カトゥン(Qatun) (ᠬᠠᠲᠤᠨ), モンゴル帝国の后妃
- グンジ(Gonǰi) (ᠭᠦᠩᠵᠦ),「公主」に由来し、高貴な女性の称号
- ベキ(Behi),高貴な女性の称号
- ベグン(Begum), テュルク系の称号で、ベイの女性形
北元時代(1368–1635)
貴族の称号
- ハーン(Khaan),モンゴルの君主
- ジノン(J̌inong) (ᠵᠢᠨᠤᠩ), チンギス・ハーンの大オルド(=八白室)を治める者の称号で、15世紀以後にはオルドス部長の称号ともなった
- ホンタイジ(Qong Tayiji) (ᠬᠤᠨ
ᠲᠠᠶᠢᠵᠢ), 「皇太子」に由来する言葉で、君主号の1つとして用いられた - タイジ(Tayiǰi) (ᠲᠠᠶᠢᠵᠢ),「太子」に由来する、チンギス・カンの子孫が名のる称号
- オン(Ong),「王」に由来する、チンギス・カンの諸弟(ジョチ・カサル、カチウン、テムゲ・オッチギン、ベルグテイ)の子孫が名のる称号
- タイシ(Tayiši) (ᠲᠠᠢᠱᠢ),「太師」に由来する非ボルジギン氏の首長が名のる称号で、ハーンを傀儡とし事実上北元時代モンゴルの最高権力者であった
女性の称号
- タイフ(Taihu), 后妃の称号の一つ
- ハトゥン(Khatun),后妃の称号の一つ
- グンジ(Gonǰi),「公主」に由来する高貴な女性の称号
- Behichi (Beiji), 高貴な女性の称号
非貴族の呼称
- Sain humun (ᠰᠠᠶᠢᠨ ᠬᠦᠮᠦᠨ),「良き人」を意味し、富裕な人物の呼称として用いられた
- Dund humun (ᠳᠤᠮᠳᠠ ᠬᠦᠮᠦᠨ),「中くらいの人」を意味する称号
- Magu humun (ᠮᠠᠭᠤ ᠬᠦᠮᠦᠨ),「悪しき人」を意味し、貧困な人物の呼称として用いられた
- Hitad humun (ᠬᠢᠲᠠᠳ ᠬᠦᠮᠦᠨ),「漢人」を意味し、奴隷身分の呼称として用いられた
