ヤガタムギツク

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ヤガタムギツク
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: コイ目 Cypriniformes
: コイ科 Cyprinidae
亜科 : カマツカ亜科 Gobioninae
: ヤガタムギツク属 Coreoleuciscus
: ヤガタムギツク
C. splendidus
学名
Coreoleuciscus splendidus
Mori, 1935
和名
ヤガタムギツク
英名
cyprinid fish,
Korean splendid dace

ヤガタムギツク(矢形麦突、学名Coreoleuciscus splendidus)は、コイ科に分類される淡水魚。本種のみでCoreoleuciscus属を構成する。

和名にはムギツクが付くが別属。朝鮮語名は쉬리(swiri)で、映画『シュリ』のタイトルはここから取られている。

朝鮮半島固有種[1][2][3]大韓民国漢江洛東江錦江蟾津江と、日本海に注ぐ河川に生息する。

1935年、森為三江原道(現在の慶尚北道蔚珍において発見し、最初の科学的な報告を行った。森は、1936年に同地で産卵を観察し、1939年には錦江蟾津江にも生息していることを発見した。

1966年4月から1989年10月まで行われた韓国における調査で、軍事境界線 (朝鮮半島)付近の非武装地帯の4909ヶ所の調査点のうち659ヶ所で発見された。しかし、黄海に注ぐ栄山江全羅南道)・挿橋川忠清南道)・安城川京畿道)では発見されていない[4]

形態

全長10-15 cmまで成長する。長く細い体を持ち、吻端は尖る。目は小さく馬蹄形である[5]。頭部は灰色がかった茶色で、背は暗い。腹部は明るい色をしており、しばしば白に近い。また、体の両側に沿って明るい縞模様を持つ。縞模様の多くは黄色で、まれにオレンジ色の縞を持つ個体もある[6]。これはカロテノイド色素による発色である[7]

生態

一般的に、5月はじめから6月中旬に産卵する[6]

韓国映画における本種

1999年の韓国映画『シュリ』のタイトルはこの魚の現地名から取られ、有名となった。ただし「シュリ」のカタカナ表記は쉬리(swiri)の発音との隔たりが大きい。より原音に近く日本語に転記する方法としては「スィリ」「シィリ」「シュィリ」などがある。劇中の主人公と敵役の会話において、朝鮮固有種で軍事境界線付近に生息する本種が、朝鮮半島分断の状況と重ね合わせて象徴的に言及されている[8]。本種の姿は主人公のオフィスの水槽に見ることができる。

名前

脚注

関連項目

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