ヤセウツボ
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| ヤセウツボ | |||||||||||||||||||||
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| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Orobanche minor Sm. (1797)[1] | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| ヤセウツボ | |||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| Common broomrape Broomrape[2] |
ヤセウツボ(痩靫、学名: Orobanche minor)はハマウツボ科ハマウツボ属に分類される寄生植物の一種。地中海沿岸原産で、日本には外来種として定着している。
特徴


無葉緑の寄生草本[2]。寄主は、キク科・セリ科・マメ科とさまざまな植物が報告されている[2]。
全体に短い腺毛を密生する[2]。葉緑素をもたないため全体的に褐色で、15 - 40センチメートル (cm) ほどの高さまで生長する[2]。葉は鱗片状で、無柄で先が細く尖り、茎を抱くようにつく[2]。
花期は春(4 - 6月)[2]。苞葉の腋に12 - 15ミリメートル (mm) 程度の大きさの唇形花を咲かせる[2]。花の色は黄色の他、赤褐色、黄褐色、紫色などのものもある。萼は花の正中線に沿って基部まで2裂し、列片の先は尾状に尖る[2]。花冠は横に向いた唇形で、上唇は先が凹み、下唇は3裂して中央の列片が大きく、縁が波形に切れ込む[2]。雄蕊は4個、雌蕊は1個で柱頭が大きい[2]。
特に使途もない、どちらかといえば害草の部類だが、筑波大学の研究でアルツハイマー病の治療や予防に利用の可能性が提示されている[5]。
日本在来種のハマウツボ(Orobanche coerulescens)に似るが、ハマウツボの花色は淡紫色で長さ20 mm、花穂が太く、茎に軟毛はあるが腺毛がないといった特徴がある[2]。