ヨウ化水素

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ヨウ化水素(ヨウかすいそ)とは、強酸性の無機化合物の一種。ハロゲン化水素のうち、ヨウ素水素からなる化合物である。強い刺激臭を持つ無色の気体。毒物及び劇物取締法に定める劇物に該当する[6]

概要 物質名, 識別情報 ...
ヨウ化水素
Hydrogen iodide
Hydrogen iodide
Hydrogen iodide
Hydrogen iodide
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEBI
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.030.087 ウィキデータを編集
EC番号
  • 233-109-9
KEGG
RTECS number
  • MW3760000
UNII
国連/北米番号 1787 2197
性質
HI
モル質量 127.912 g·mol−1
外観 無色の気体
匂い 刺激臭
密度 2.85 g/mL (−47 °C)
融点 −50.80 °C (−59.44 °F; 222.35 K)
沸点 −35.36 °C (−31.65 °F; 237.79 K)
約 245 g/100 ml
酸解離定数 pKa −10 (水中での見積もり);[1] −9.5 (±1.0)[2]

2.8 (アセトニトリル中)[3]

共役酸 ヨードニウム
共役塩基 ヨウ化物
屈折率 (nD) 1.466 (16 °C)[4]
構造
0.38 D
熱化学[4]
標準定圧モル比熱, Cp 29.2 J·mol−1·K−1
標準モルエントロピー S 206.6 J·mol−1·K−1
標準生成熱 fH298)
26.5 kJ·mol−1
1.7 kJ·mol−1
融解熱 fHfus)
2.87 kJ·mol−1
蒸発熱 fHvap)
17.36 kJ·mol−1
危険性
労働安全衛生 (OHS/OSH):
主な危険性
有毒、腐食性、有害、刺激性
GHS表示:
腐食性物質急性毒性(高毒性)
Danger
H302, H314
P260, P264, P280, P301+P330+P331, P303+P361+P353, P304+P340, P305+P351+P338, P310, P321, P363, P405, P501
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
引火点 不燃性
致死量または濃度 (LD, LC)
345 mg/kg (ラット, 経口)[5]
安全データシート (SDS) hydrogen iodide
関連する物質
その他の
陰イオン
フッ化水素
塩化水素
臭化水素
アスタチン化水素
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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性質

分子式は、HI。分子量は 127.90、融点は 50.8 ℃、沸点は 35.1 ℃。強酸のひとつである(pKa = 10)。ヨウ素と水素は電気陰性度に差がほとんどなく分子の極性は小さいが、ヨウ化物イオンのイオン半径が大きく水素イオンとの静電気力が小さく電離しやすいため、ヨウ化水素は強酸となる。還元力が強く、空気中の酸素に触れると容易に酸化を受けヨウ素の赤紫色を呈する。

水に極めて溶解しやすい気体であり、水溶液はヨウ化水素酸 (hydroiodic acid) と呼ばれ、おもに57%水溶液(d=1.70g cm3, 7.6mol dm3)が市販されている。塩化水素および臭化水素と同様に水に対する溶解熱はきわめて大きい。

,   

製法・反応

製法

ヨウ素と水の混合物に冷却しながら赤リンを加えると発生する。

反応

ヨウ化水素酸をエーテルに作用させ、エーテル結合を開裂させるとアルコールとヨウ化アルキルを生ずる。

脚注

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