ヨセフ・アガシ
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1927年、現在のイスラエル(当時は英国の委任統治領)生まれ。宗教的な家庭で育つが、やがてユダヤ教に疑問をもちはじめ、ラビ養成の宗教学校を退学し、物理学を学び始める。ヘブライ大学で1952年に物理学の修士号を取得した。その前年、カール・ポパーの論文「哲学的諸問題の性格と科学におけるその根源」を読んで感動したことをきっかけに、科学哲学の道に進むことを決心。ロンドン大学に進学してポパーに師事し、1956年に論文「物理学における解釈の機能」で哲学博士の学位を取得。1971年に刊行した『自然哲学者としてのファラデー』によって、科学史家としての地位を確立した。香港大学講師、イリノイ大学准教授、ボストン大学教授などを経て、ヨーク大学名誉教授、テルアビブ大学名誉教授。2023年、逝去。
1948年、ユディット(マルティン・ブーバーの孫娘)と結婚。長女ティルツァー、長男アーロンの2人の子がいる。アーロンが8歳のときに親子のあいだでかわされた対話を元にした『父が子に語る科学の話』は科学入門の定番書として名高く、英語版をはじめ、イタリア語版、ヘブライ語版、中国語版、日本語版など世界中で読まれている。