ライン (音響機器)
From Wikipedia, the free encyclopedia
ラインレベル
ラインの電気的特性には業務用・民生用といった分野や国ごとに、デジュリスタンダード[要出典]や、目安とされるデファクトスタンダードが存在する。
ラインに使用される電圧レベルはラインレベルと呼ばれる。民生用音響機器ではアンバランス伝送が-10dBV、バランス伝送が2Vpp[要出典]、業務用音響機器では米国においては+4dBu、ドイツにおいては+6dBuが目安とされる[2][3][4]。
インピーダンス
理想的には、出力インピーダンスと入力インピーダンスを一致させる(インピーダンス整合をとる)ことで、最も効率よく信号が伝送される。インピーダンス整合を取る場面では、歴史的にかつて機材を共用した事情から電話回線と同等の600Ωがよく使われる[5][6]。この方式は入出力双方で電圧・電流・電力が一致し、基準レベルの統一が必要なスタジオ設備などで使われる。
一方、出力側をローインピーダンスに(数百Ωなど)、入力側をハイインピーダンスに(数十kΩなど)するインピーダンス・ブリッジング、いわゆる「ロー出しハイ受け」と呼ばれる方式も取られる。この方式は整合させた場合と比較して損失はあるが、機器間のインピーダンスのばらつきがあまり問題にならず、分配を扱いやすい長所がある[7][6]。この方式は基準レベルの厳密でないスタジオ設備や、ほとんどの民生用機器で使われている。
伝送理論上、電話回線のような長距離の配線の扱いは、回路(線路)のモデル的にも分布定数回路となり、不整合による反射や損失が問題となるため、整合させなければならない。一方スタジオ設備の配線のような、集中定数回路として扱える、アナログ音声信号の波長(数十kHzでは数km-数十km)に対して影響が無視できる長さの伝送路では、反射や損失は一般にたいした問題ではないため、オーディオの分野ではインピーダンス・ブリッジングのような利便性が優先され利用されている。
バランス/アンバランス

機器同士の接続にはアンバランス接続またはバランス接続方式が使われる[8]。
アンバランス接続は接地線と単一の信号線で接続する方式で、RCAピンコネクタやTSフォーンコネクタを採用する機器で広く使われる。
バランス接続は接地線と差動信号用のホット線・コールド線で接続する方式で、同一位相・強度で混入したノイズ(コモン・モード・ノイズ)を入力回路で打ち消す長所を持つ。3ピンXLRキャノンコネクタを採用する業務用機器などで使われる。
