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ラクダムシ目

昆虫の目 From Wikipedia, the free encyclopedia

ラクダムシ目(ラクダムシもく、駱駝虫目、Raphidiodea)は脈翅上目(Neuroptera)に属す昆虫の一群。かつてはヘビトンボ目とともにアミメカゲロウ目(Neuroptera)に含まれていたが、今日では独立した目とされている[3][4][5]。古い分類ではアミメカゲロウ目のラクダムシ亜目となる。

概要 ラクダムシ目, 分類 ...
ラクダムシ目
生息年代: Lower Jurassic–Recent [1]
分類
界 : 動物界 Animalia
門 : 節足動物門 Arthropoda
綱 : 昆虫綱 Insecta
上目 : 脈翅上目 Neuropterida
目 : ラクダムシ目 Raphidiodea
学名
Raphidiodea
Burmeister, 1838[2]
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完全変態で肉食性。体は細長く、幼虫は成虫に比べて扁平。幼虫は陸生で、森林の樹皮の隙間などに棲む。ラクダムシという和名は、成虫の頚が長く、中胸が膨れている点がラクダを思わせることによる。ユーラシア周辺、北アフリカ、北アメリカ西部に生息する。

現生種は210種ほど[6]。

形態・生態

成虫では前胸部が長く伸びるが、前脚は通常の形態で、カマキリモドキのように変形することはない。口器は強力で、あまり特殊化しない。複眼は大きく、単眼を持つ種もいる。雌は長い産卵管を持ち、木材や腐朽材に産卵する。翅は前後ともほぼ同じ大きさで、翅脈は原始的で縁紋(英語版)を持つ[7]。

幼虫は大きな頭部と突き出した大顎を持つ。頭部と胸部の第1節は硬化するが、それ以外の部位は柔らかい。脚は3対で腹脚はないが、腹端には吸着器官がある[7]。

終齢幼虫は蛹室を作るが、繭は作らない。蛹は幼虫と同じように歩くことができ、羽化前には蛹室を離れることが多い。幼虫から成虫までは2年ほどかかる[7]。

分類

ヘビトンボ目・アミメカゲロウ目と近縁で、共に脈翅上目を構成する。脈翅上目自体は鞘翅目と近縁である。

形態的には、以下の点で他の分類群から区別される[8]。

  • 前胸部が長く伸びる
  • 眼は突き出し、長い触角と大顎を持つ
  • 翅は2対でほぼ同形
  • 腹部は10節で尾角はない
  • 産卵管が長く伸びる

現生科はキスジラクダムシ科 Raphidiidae・ラクダムシ科 Inocelliidaeの2科である。絶滅科は4科で、その内Baissopteridae・Metaraphidiidae・Mesoraphidiidaeの3科は現生科とともにRaphidiomorphaにまとめられるが、Priscaenigmatidaeは単型のPriscaenigmatomorphaとされる[1]。

下位分類

以下の分類はEngel (2002)・Bechly and Wolf-Schwenninger (2011) ・Ricardo Pérez-de la Fuente et al (2012)などによる[1][9][10]。

文献

  • Aspöck, H. (2002): The biology of Raphidioptera: A review of present knowledge. Acta Zoologica Academiae Scientiarum Hungaricae 48(Supplement 2): 35–50. PDF fulltext
  • Carpenter, F.M. (1936): Revision of the Nearctic Raphidiodea (Recent and Fossil). Proceedings of the American Academy of Arts and Sciences 71(2): 89–157.
  • Grimaldi, David & Engel, Michael S. (2005): Evolution of the Insects. Cambridge University Press. ISBN 0-521-82149-5
  • Haaramo, Mikko (2008): Mikko's Phylogeny Archive: Neuropterida. Version of 2008-MAR-11. Retrieved 2008-MAY-05.
  • Maddison, David R. (1995): Tree of Life Web Project - Raphidioptera. Snakeflies.

脚注

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