ラグナル・ロズブロークのサガ
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文学的文脈
『ラグナル・ロズブロークのサガ』の情報源にはブレーメンのアダムやサクソ・グラマティクスが含まれている[5]。サクソの『デンマーク人の事績』の「第9の書」の内容が、ラグナルがソーラを追い求める物語、ラグナルとアースラウグの結婚、ラグナルの息子たちの事績の記述と重なっている。
また、『ラグナル・ロズブロークのサガ』は『ヴォルスンガ・サガ』の続編の体裁を取っており、シグルズやブリュンヒルドといった伝説的な人物を9世紀から11世紀の歴史的な出来事に接続するとともに、第18章で「〔ラグナルとアースラウグの息子の〕蛇の目のシグルズ(シグルズ・オルム)からは偉大な一族が生まれた。彼の娘はラグンヒルドであり、ノルウェー全土を支配した最初の王であるハラルド美髪王の母である」[6][7][8]と述べられているように、シグルズをノルウェー王家の祖先として描くことでノルウェー王家の権威を高めようとしている[9][10]。
脚注
参考文献
- 谷口幸男『エッダとサガ 北欧古典への案内』新潮社〈新潮選書〉、2017年7月。ISBN 9784106038136。 - 253-259頁に「ラグナル・ロズブロークのサガ」の章題でサガのあらすじが掲載されている。初版は1976年(ISBN 4106001829)。
- トム・バーケット 著、井上廣美 訳『図説 北欧神話大全』原書房、2019年11月28日。ISBN 978-4-562-05708-5。 - 258-275頁に「ラグナル・ロズブロークの伝説」の章題で再話が掲載されている。
- 松村武雄 編『北欧神話と伝説』趣味の教育普及会〈神話伝説大系〉、1935年9月30日。NDLJP:1717913。 - 743-757頁に「ラグナルの傳說」の章題で再話が掲載されている。1980年に名著普及会より『世界神話伝説大系 29 北欧の神話伝説 1』(全国書誌番号:81003511)、『世界神話伝説大系 30 北欧の神話伝説 2』(全国書誌番号:81003512)に分冊・改題のうえ復刊されている。
- McTurk, Rory, ed. “Ragnars saga loðbrókar (Ragn)”. Skaldic (Skaldic Poetry of the Scandinavian Middle Ages) 8 2022年4月10日閲覧。.
- Schlauch, Margaret (1978). The saga of the Volsungs: the saga of Ragnar Lodbrok together with the Lay of Kraka. New York: Ams Press. ISBN 978-0404147044
- Waggoner, Ben (2009). The Sagas of Ragnar Lodbrok. New Haven, CT: Troth Publications. ISBN 978-0578021386
- Crawford, Jackson (2017). The Saga of the Volsungs: With the Saga of Ragnar Lothbrok. Indianapolis/Cambridge: Hackett Publishing. ISBN 9781624666339
- Jónsson, Guðni; Vilhjálmsson, Bjarni, eds (1943). “Ragnars saga loðbrókar ok sona hans”. Fornaldarsögur Norðurlanda. 1. Reykjavík: Bókaútgáfan forni. OCLC 13150673
- Walter, James K. (2011). “RAGNARS SAGA LOÐBRÓKAR”. In Gentry, Francis G., et al.. The Nibelungen Tradition: An Encyclopedia. Routledge. pp. 34-35. ISBN 978-1136750199
- Finch, R. G., ed (1965). The Saga of the Volsungs. London: Nelson
