リア・ニール

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泳法 自由形
生年月日 (1995-02-13) 1995年2月13日(30歳)
リア・ニール
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
泳法 自由形
大学 アメリカ合衆国の旗 スタンフォード大学
生年月日 (1995-02-13) 1995年2月13日(30歳)
生誕地 アメリカ合衆国の旗 ニューヨーク市ブルックリン区フォート・グリーン英語版
身長 178cm
獲得メダル
国際大会 1 2 3
オリンピック 0 1 1
世界選手権 2 2 1
世界短水路選手権 4 1 1
パンアメリカン大会 2 0 0
ユニバーシアード 1 0 0
世界ジュニア選手権 3 2 0
合計数 12 6 3
競泳 女子
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オリンピック
2016 リオデジャネイロ4x100mフリーリレー
2012 ロンドン4x100mフリーリレー
世界選手権
2017 ブダペスト4x100mフリーリレー
2017 ブダペスト混合4x100mフリーリレー
2015 カザン混合4x100mメドレーリレー
2019 光州4x100mフリーリレー
2015 カザン4x100mフリーリレー
世界短水路選手権
2012 イスタンブール4x100mフリーリレー
2018 杭州4x50mフリーリレー
2018 杭州4x100mフリーリレー
2018 杭州4x100mメドレーリレー
2018 杭州4x200mメドレーリレー
2012 イスタンブール4x100mメドレーリレー
ユニバーシアード
2015 光州4x100mフリーリレー
世界ジュニア選手権
2011リマ100m自由形
2011リマ4x100mフリーリレー
2011リマ4x200mフリーリレー
2011リマ50m自由形
2011リマ4x100mメドレーリレー
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2017年

リア・ニール(Lia Neal, 1995年2月13日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク市ブルックリン区フォート・グリーン英語版出身の元女子競泳選手。専門は自由形。競泳においてオリンピックの決勝を泳いだ史上初のアフリカ系アメリカ人女性であり、オリンピックに2大会出場してメダルを獲得した史上初のアフリカ系アメリカ人女性でもある。

生い立ち

ニューヨーク出身でアフリカ系アメリカ人の父ロームと香港出身の母シウの間に生まれた。15歳以上年の離れた3人の兄を持つ4人兄妹の末っ子としてニューヨーク市ブルックリン区フォート・グリーンで生まれ育った[1][2]

水泳は小学1年生の時にクラスメートの友達がレッスンを受けていたのがきっかけで始めた。そこで2年間のレッスンを受けた後は本格的に競技をするためアスファルト・グリーン・ユニファイド・アクアティクス(Asphalt Green Unified Aquatics、以降AGUAと記述)という水泳チームに入り、8歳から18歳まで所属した[3]。AGUAは「米国で最も多様性に富んだ水泳チーム」と呼ばれるため、水泳をしている時に人種の違いを感じたことはなかったという[4][5]

AGUAで才能を開花させたニールはその後50mと100mの自由形で10歳以下全米記録、100m自由形で11-12歳の全米記録など、年齢別全米記録を樹立する活躍を見せた[6][7]。2008年には13歳の若さで全米オリンピック選考会に出場を果たしたが、この時は50m自由形は28位、100m自由形は78位に終わった[1]

スタンフォード大学での活躍

大学はスタンフォード大学へ進学してスタンフォード・カーディナルの一員となり、キャプテンに任命された4年生の時には同大学19年ぶりとなるNCAA選手権の女子総合優勝を達成した[8]。4年間の間にNCAAチャンピオンに9回、Pac-12チャンピオンに8回輝き、オール・アメリカ英語版には26回選出されたほか、いくつものNCAA記録と全米記録をリレーチームの一員として樹立した[9]。また、2015年のNCAA選手権100y自由形では2位となり、1位のシモーネ・マニュエル、3位のナタリー・ハインズと共に、NCAA選手権競泳競技の表彰台を独占する史上初のアフリカ系アメリカ人トリオの1人として歴史に名を残した[10]

文武両道のニールは2015年のスカラー・オールアメリカ(CSCAA Scholar All-America)にも選出された(選出条件はGPAが平均3.5以上でNCAA・NAIA・NJCAAの選手権に出場した選手)[11]

2011年リマ世界ジュニア選手権

世界ジュニア選手権に出場すると、100m自由形では従来の大会記録55秒59を準決勝と決勝でそれぞれ55秒18と54秒90に塗り替えて優勝した[12][13]。第4泳を務めた4×100mフリーリレーではチーム最速スプリットの54秒83、第2泳を務めた4×200mフリーリレーでもチーム最速スプリットの1分59秒41をマークし、両種目で大会新記録樹立と優勝に貢献して3冠を達成した[14][15]

2012年ロンドンオリンピック

全米オリンピック選考会の100m自由形で4位に入り、4×100mフリーリレーのアメリカ代表に選出された。過去にオリンピック競泳アメリカ代表に選出されたアフリカ系アメリカ人女性は2004年アテネ大会マリッツァ・コレイアしかおらず、リールは史上2人目のアフリカ系アメリカ人女性となった[16]。迎えた本番では予選で第1泳を務めると、メリッサ・フランクリンの持つ年齢別アメリカ記録(17-18歳)に並ぶ54秒15で泳ぎ[17]、全体2位(3分36秒53)での決勝進出に貢献した[18]。決勝では第3泳を務め、第1泳のメリッサ・フランクリン、第2泳のジェシカ・ハーディ、第4泳のアリソン・シュミットと共に3分34秒24のアメリカ大陸新記録を樹立したが、オーストラリア(オリンピック新記録の3分33秒15)とオランダ(3分33秒79)には及ばず銅メダルに終わった[19]。優勝はできなかったものの銅メダルを獲得したニールは、2004年アテネ大会のコレイア(銀メダル)に次いでオリンピックのメダルを獲得した史上2人目のアフリカ系アメリカ人女性となった[16]。また、コレイアは2004年アテネ大会では予選だけの出場だったため、ニールはオリンピックの決勝を泳いだ史上初のアフリカ系アメリカ人女性となった[19]。また、中国系アメリカ人のニールは、1952年ヘルシンキ大会で銅メダルを獲得した日系アメリカ人エヴェリン・カワモト1996年アトランタ大会で金メダルを獲得したベトナム系アメリカ人キャサリン・フォックス英語版、2004年アテネ大会と2008年北京大会で3つの金を含む11個のメダルを獲得したフィリピン系アメリカ人ナタリー・コーグリンに次いで、オリンピック競泳競技でメダルを獲得したアジア系アメリカ人女性となった[20]

2012年イスタンブール世界短水路選手権

イスタンブール世界短水路選手権に出場すると、第3泳を務めた4×100mフリーリレー決勝で52秒44のスプリットタイムをマークし、アメリカの順位を2位から1位に引き上げた[21]。そのままアメリカは優勝し、ニールはシニアの世界大会で初の金メダルを獲得した。

2015年カザン世界選手権

カザン世界選手権女子4×100mフリーリレーの表彰式(右から2人目)

長水路の世界選手権デビューとなったカザン世界選手権ではリレー2種目に出場した。最初に出場した4×100mフリーリレーでは予選で第4泳を務めて全体1位(3分35秒52)での決勝進出に貢献した[22]。決勝では第3泳を務め、第1泳のメリッサ・フランクリン、第2泳のマーゴ・ギア英語版、第4泳のシモーネ・マニュエルと共に予選のタイムを縮める3分34秒61をマーク。優勝はできなかったが、3分31秒48のオーストラリア、3分33秒67のオランダに次いで銅メダルを獲得した[23]。メダルを獲得した2日後には男女混合4×100mメドレーリレーの予選で第4泳を務め、第1泳のライアン・マーフィー、第2泳のケビン・コーデス英語版、第3泳のケンディル・スチュワート英語版と共に、前の組でロシアが樹立したばかりの世界記録(3分45秒87)を塗り替える3分42秒33をマークした[24]。ニールは予選のみの出場に終わったが、アメリカは決勝で2位に入ったため予選を泳いだニールも銀メダルを獲得した。なお、ニールたちが樹立した世界記録は決勝でイギリスに塗り替えられた(3分41秒71)[25]

2016年リオデジャネイロオリンピック

全米オリンピック選考会の100m自由形で4年前と同じく4位に入り、2大会連続で4×100mフリーリレーのアメリカ代表に選出された。これによりニールは2度のオリンピックに出場する初のアフリカ系アメリカ人女性となった[26]。また、今大会では大学のチームメートであるシモーネ・マニュエルもアメリカ代表に選出されたため、初めて2人のアフリカ系アメリカ人女性がオリンピック競泳アメリカ代表に名を連ねた[27]。迎えた本番では4×100mフリーリレーの予選で第2泳を務め、第1泳のアマンダ・ウィアー英語版、第3泳のアリソン・シュミット、第4泳のケイティ・レデッキーと共に全体2位(3分33秒59)での決勝進出に貢献した[28]。決勝でアメリカは2位に入り、予選だけの出場に終わったニールも銀メダルを獲得した。これによりニールは2つの大会のオリンピック競泳競技でメダルを獲得した史上初のアフリカ系アメリカ人女性となった[29]

2017年ブダペスト世界選手権

2大会連続の出場となった世界選手権では4×100mフリーリレーと男女混合4×100mフリーリレーに出場した。どちらも予選だけに出場し、4×100mフリーリレーは第1泳を務めて全体1位(3分33秒35)[30]、男女混合4×100mフリーリレーは第3泳を務めて全体2位(3分23秒93)での決勝進出に貢献した[31]。アメリカは両種目で優勝したため予選泳いだニールも金メダルを2つ獲得した。

2019年光州世界選手権

3大会連続の出場となった世界選手権では4×100mフリーリレーの予選だけに出場し、第4泳を務めて全体4位(3分36秒13)での決勝進出に貢献した[32]。アメリカは決勝で2位に入ったため予選を泳いだニールも銀メダルを獲得した。

現役引退

2021年5月、全米オリンピック選考会が始まる数日前に自身のインスタグラムで引退を発表した[33]

人物

家族

成績

主要国際大会

世界水泳連盟ウェブサイト参照[40]

大会場所種目結果記録泳順備考
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国代表
2009ジュニア
パンパシフィック選手権
グアム50m自由形銀メダル25秒82年齢別アメリカ記録[41]
100m自由形B決勝1位56秒48
200m自由形予選31位2分05秒77
100mバタフライ予選22位1分06秒00
2010ジュニア
パンパシフィック選手権
ハワイ50m自由形4位25秒58
100m自由形銀メダル54秒91
200m自由形予選9位59秒70
4x100mフリーリレー金メダル3分40秒971泳大会記録
4x200mフリーリレー金メダル8分00秒892泳
4x100mメドレーリレー金メダル4分03秒734泳大会記録
2011世界ジュニア選手権リマ50m自由形銀メダル25秒30
100m自由形金メダル54秒90大会記録
4x100mフリーリレー金メダル3分42秒854泳大会記録
4x200mフリーリレー金メダル8分00秒332泳大会記録
4x100mメドレーリレー銀メダル4分07秒792泳
2012オリンピックロンドン4x100mフリーリレー銅メダル3分34秒243泳アメリカ大陸記録
世界短水路選手権イスタンブール4x100mフリーリレー金メダル3分31秒013泳
4x100mメドレーリレー予選2位 3分53秒174泳
2015ユニバーシアード光州4x100mフリーリレー金メダル3分38秒124泳大会記録[42]
世界選手権カザン4x100mフリーリレー銅メダル3分34秒613泳
混合4x100mメドレーリレー予選1位 3分42秒334泳世界記録
2016オリンピックリオデジャネイロ4x100mフリーリレー予選2位 3分33秒592泳
2017世界選手権ブダペスト4x100mフリーリレー予選1位 3分33秒351泳
混合4x100mフリーリレー予選2位 3分23秒933泳
2018世界短水路選手権英語版杭州100m自由形7位52秒50
4x50mフリーリレー予選2位 1分36秒651泳
4x100mフリーリレー金メダル3分27秒782泳
4x200mフリーリレー予選3位 7分44秒641泳
4x100mメドレーリレー予選1位 3分50秒734泳
2019世界選手権光州4x100mフリーリレー予選4位 3分36秒134泳
パンアメリカン競技大会英語版リマ100m自由形4位55秒62
4x100mフリーリレー金メダル3分39秒594泳
4x100mメドレーリレー予選1位 4分04秒324泳

全米オリンピック選考会

場所種目結果記録備考脚注
2008オマハ50m自由形予選28位25秒89[43]
100m自由形予選78位57秒31
2012オマハ50m自由形予選24位25秒67[44]
100m自由形4位54秒33
200m自由形予選36位2分01秒68
2016オマハ50m自由形7位25秒00[45]
100m自由形4位53秒77
100mバタフライ予選61位1分00秒89

大学の主要大会

yはヤードを意味する。全て短水路の記録。

大会場所種目結果記録泳順備考脚注
スタンフォード大学
2014Pac-12選手権フェデラルウェイ50y自由形5位22秒25[46]
100y自由形銀メダル47秒53
200y自由形銀メダル1分43秒62
4x50yフリーリレー銅メダル1分28秒072泳
4x100yフリーリレー銅メダル3分12秒554泳
4x200yフリーリレー銀メダル6分58秒234泳
4x100yメドレーリレー銀メダル3分29秒654泳
NCAA選手権ミネアポリス50y自由形B決勝2位21秒98[47]
100y自由形銀メダル47秒17
200y自由形B決勝1位1分43秒82
4x50yフリーリレー金メダル1分26秒232泳
4x100yフリーリレー金メダル3分10秒834泳
4x200yフリーリレー銅メダル6分55秒624泳
4x100yメドレーリレー金メダル3分27秒514泳NCAA記録、アメリカ記録
2015Pac-12選手権フェデラルウェイ50y自由形5位22秒14[48]
100y自由形銀メダル47秒16
200y自由形6位1分43秒88
4x50yフリーリレー銀メダル1分28秒022泳
4x100yフリーリレー金メダル3分10秒691泳大会記録
4x200yフリーリレー銀メダル7分00秒842泳
4x50yメドレーリレー銀メダル1分35秒304泳
4x100yメドレーリレー3分35秒834泳
NCAA選手権グリーンズボロ50y自由形予選18位22秒17[49]
100y自由形銀メダル47秒13史上初のNCAA表彰台黒人が独占
200y自由形銅メダル1分42秒65
4x50yフリーリレー銀メダル1分26秒522泳
4x100yフリーリレー金メダル3分08秒541泳NCAA記録、アメリカ記録
4x200yフリーリレー銀メダル6分54秒681泳
4x50yメドレーリレーB決勝1位1分35秒104泳
2016Pac-12選手権フェデラルウェイ50y自由形銀メダル21秒88[50]
100y自由形金メダル46秒97
200y自由形金メダル1分42秒50
4x50yフリーリレー銀メダル1分27秒922泳
4x100yフリーリレー金メダル3分11秒444泳
4x50yメドレーリレー金メダル1分34秒154泳NCAA記録、アメリカ記録
4x100yメドレーリレー金メダル3分26秒254泳NCAA記録、アメリカ記録
NCAA選手権アトランタ50y自由形6位21秒83[51]
100y自由形銀メダル47秒00
200y自由形銅メダル1分42秒58
4x50yフリーリレー決勝失格DSQ1泳予選全体5位:1分27秒82
4x100yフリーリレー4位3分12秒084泳
4x50yメドレーリレー金メダル1分34秒814泳
4x100yメドレーリレー金メダル3分26秒144泳NCAA記録、アメリカ記録
2017Pac-12選手権フェデラルウェイ50y自由形5位21秒70[52]
100y自由形銀メダル46秒97
200y自由形銅メダル1分43秒62
4x50yフリーリレー金メダル1分26秒442泳大会記録
4x100yフリーリレー金メダル3分08秒514泳NCAA記録、アメリカ記録
4x200yフリーリレー金メダル6分49秒421泳NCAA記録、アメリカ記録
NCAA選手権インディアナポリス50y自由形B決勝1位21秒65[53]
100y自由形4位46秒76
200y自由形B決勝2位1分43秒19
4x50yフリーリレー銀メダル1分25秒912泳アメリカ記録
4x100yフリーリレー金メダル3分07秒614泳NCAA記録、アメリカ記録
4x200yフリーリレー金メダル6分45秒912泳NCAA記録、アメリカ記録
4x100yメドレーリレー金メダル3分26秒354泳

記録

脚注

外部リンク

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