リタ賞

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リタ賞またはRITA賞(リタしょう、RITA Award)は、ロマンスのジャンルのフィクション作品に贈られるアメリカ合衆国文学賞[1][2]。主催はアメリカ・ロマンス作家協会英語版。傑出したロマンスの長編及び中編小説を表彰し、その素晴らしさを奨励するために創設された。賞の名は、RWAの初代会長リタ・クレイ・エストラーダ英語版にちなむ。

1980年に新たに創設されたアメリカ・ロマンス作家協会英語版(略称:RWA)が、ロマンスのジャンルの振興を目的としたコンテストや会議を設けようと考えた。RWAは早速、2つの主要部門を持つコンテストを創設、1つはプロの作家のためのもので、もう1つがまだ作品が世に出ていないいわゆる新人賞である。RWAの共同創設者であるリタ・ギャラガー英語版は新人賞をゴールデン・ハートGolden Heart )と、その娘で同じく創設者の1人であるリタ・クレイ・エストラーダ英語版はプロの作家部門をゴールデン・メダリオンGolden Medallion )と名付けた。

ゴールデン・ハートの応募者はまず、作品のあらすじと原稿の最初の3章を提出する。コンテストの開始当初はページ数の規定はなかったが、後に選考の平等を鑑みて規定が設けられるようになった。1980年1981年頃は、まだ賞は細分化されておらず、第一席、第二席……といった順序付けのみあったが、1983年にゴールデン・ハート及びゴールデン・メダリオン双方が6部門ずつに分けられた。

ゴールデン・メダリオン賞はオリンピックのメダルに似た装飾付きのペンダントが、ゴールデン・ハート賞は金のハートが付いた金のネックレスがモチーフとなっている。

RWA設立10周年となる1990年、ゴールデン・メダリオン賞はリタ賞へと改名された[注 1]。RWAは優れたロマンス作品とリタ賞を象徴する小像のデザイン・コンテストを開催し、ダラス出身のマリリン・クレイの作品が選ばれた。[3]

賞の選考過程

毎年、秋にエントリーを開始する。長編作品は40,000語以上、中編作品は20,000語 - 40,000語程度とされるが、±2%程度の超過・不足は差支えない範囲である[4]。エントリー費用として、RWA会員は1エントリーにつき50ドルを、非会員は1エントリーにつき170ドルを支払わなければならない。エントリーの制限年齢は、エントリー開始時点で18歳以上であることが求められる。[5]2,000作近い作品が、著者あるいは編集者により応募される。既に作品を持つロマンス作家により最初の選考が行われ、最終候補にふさわしい5作品に絞られ、最終選考へと進む。[6]選考は、1点から10点満点で0.1点刻みで評価される。3月中旬にRWAにより最終候補作品が発表され、選考委員が評価しスコアを付け、受賞作が決定する。受賞者は年に一度、7月に行われるRWAの国際会議の最終日のセレモニーで発表される[7][8]。受賞者は金の小像を、編集者は銘板を授与される。現在のコンテストのルールは、RWAの公式ウェブサイトの賞のセクションで見ることができる。

部門

出典

外部リンク

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