リンヘニクス

From Wikipedia, the free encyclopedia

リンヘニクス学名 Linhenykus、「臨河の爪」の意)は、中華人民共和国内モンゴル自治区バヤンノール市から化石が産出した、後期白亜紀に生息したアルヴァレスサウルス科恐竜Linhenykus monodactylusが知られており、属名は発見地である臨河に由来し、種小名は前肢の指が1本に退化して見えることから「1つだけの指」を意味する[1]ウランスーハイ層カンパニアン階から化石が発見されており、砂丘オアシスの広がる半砂漠気候の環境においてオヴィラプトル科英語版ウラテロントロオドン科リンヘヴェナトル英語版と共存した[2]

復元

リンヘニクスは小型の恐竜であった。グレゴリー・ポールによれば全長は約50センチメートル、体重は約500グラムに達する[2]大腿骨長は約7センチメートルである[3]

アルヴァレスサウルス上科の特徴は短い前肢と、その先端で大型化した第二指である。かつてアルヴァレスサウルス科は左右それぞれの前肢に1本しか指を持たないと考えられていたが、大部分の種は第三指と第四指を持つことが新しい化石証拠から示された。その中で、リンヘニクスは第二指しか持たないことが判明した最初のアルヴァレスサウルス科恐竜である[3]。短縮した第三中手骨こそ存在するものの、第三指の指骨は完全に喪失している。第四中手骨はホロタイプに保存されていないが、第三指が指骨を欠いていることから、本属において第四中手骨は完全に存在しない可能性がある。本属の分岐分析からは、アルヴァレスサウルス上科において最も指骨が減少しているにも拘わらず、リンヘニクスの大型化した指骨は派生的な属種ほど大きくはなくまた頑強でもないことが示唆されている[4]

他のアルヴァレスサウルス科恐竜と同様に、リンヘニクスが昆虫食性であった可能性を指摘する研究者も居る。彼らの間では、現生のアリクイのように、本属が鉤爪を用いてアリを掘り出したことが想定されている[5]

発見

分類

出典

Related Articles

Wikiwand AI