リン酸三カルシウム
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| 物質名 | |
|---|---|
Calcium phosphate | |
別名 Tribasic calcium phosphate, tricalcium bis(phosphate) | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ChEBI | |
| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.028.946 |
| EC番号 |
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PubChem CID |
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| UNII | |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| Ca3(PO4)2 | |
| モル質量 | 310.18 g/mol |
| 外観 | 白色のアモルファス粉末 |
| 密度 | 3.14 g/cm3[1] |
| 融点 | 1,670 °C (3,040 °F; 1,940 K)[1] |
| 1.2 mg/kg[1] | |
| 溶解度平衡 Ksp | 2.07×10−33[2] |
| 熱化学 | |
標準生成熱 (ΔfH⦵298) |
−4126 kJ/mol (α型)[3] |
| 薬理学 | |
| A12AA01 (WHO) | |
| 危険性 | |
| NFPA 704(ファイア・ダイアモンド) | |
| 引火点 | 不燃性 |
リン酸三カルシウム(英語: Tricalcium phosphate、略称: TCP)とは、化学式: Ca3(PO4)2 で表されるリン酸とカルシウムの塩である。リン灰石として天然に産出し、また土壌中に広く分布して含まれ、植物の生長に必須の成分である[4]。骨を燃焼させた際に得られる物質でもある(骨灰・骨炭など)[5]。
リン酸三カルシウムは三種の多形体を持ち、単斜晶のα-と六方晶系のα'-リン酸三カルシウム(α-TCP、α'-TCP)は、リン酸三カルシウムの高温多形体であり、β-リン酸三カルシウム (β-TCP) は低温多形体である。加熱によるβ-TCPのα-TCPへの多形転移は、1180 ℃前後の温度で観察される。1180 ℃より高温の温度域で形成されるα-TCPは、ゆっくり室温まで冷却すると、この多形体に保持することができず、急冷すなわちクエンチすることによってしか室温で得ることができない[6]。
β-TCPの結晶学的密度は3.066 g/cm3(グラム毎立方センチメートル)であるが、高温形態は密度が低くα-TCPの密度は2.866 g/cm3であり、α'-TCPの密度は2.702 g/cm3である。
β-TCPとα-TCPとの間には化学的、生物学的特性に違いがあり、α-TCPの方は可溶性と生分解性が優れている。 両方の形態は、商業的に入手可能であり、医療および歯科用途で良く利用される[7]。


