ロデラ綱

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ロデラ綱ロデラこう (学名: Rhodellophyceae) は、単細胞性の紅藻の1群。多くは海に生育するが、淡水種も知られる。葉緑体の色は多様。古くは原始紅藻綱 (または亜綱) チノリモ目に分類されていたが、分子系統学的研究などに基づいて独立のとされた。ロデラ藻綱ロデラそうこうともよばれる[1][2]

ロデラ綱に属する種は、すべて単細胞球形[3][4][5][6][7][8]。細胞は粘質多糖を主とする外被で囲まれる。細胞はふつう単核性。ゴルジ体シス面は小胞体または核膜に面している[4][5][9][10][11][12][13][6][7][8]。ゴルジ嚢が密着して重なっていることが多い。

葉緑体は基本的に1細胞に1個 (ときに複数に分かれる)、細胞中央に位置し (中軸性)、星形でときに深く分岐している[4][6][7][8]。グラウコスファエラ属 (Glaucosphaera) では多数の盤状葉緑体が細胞表層に分布する[3][14]。ふつう周縁チラコイドをもつが、ときにこれを欠く。葉緑体表層に、色素顆粒 (plastoglobulus) の集まりが存在することが多い[6][9][10][11][12][13][15]。多くはピレノイドをもつが、グラウコスファエラ属はこれを欠く[14]。ロデラ属 (Rhodella) では核がピレノイド内に陥入している[9][11]。光合成色素であるフィコビリンタンパク質の組成に多様性があり (B-またはC-フィコエリスリン、またはフィコエリスリンを欠く)、それに応じて紅色を呈するものから青緑色のものまでいる[13]カロテノイドとしてゼアキサンチンβ-カロテンをもつ[16]。貯蔵多糖はセミアミロペクチンとアミロース[17]。低分子炭水化物としてマンニトールをもつ[18][19][20]

細胞は明瞭な滑走運動能を示す[6][21]。二分裂による無性生殖を行い、有性生殖は未知[22]

生態

多くは海から汽水域に生育するが[4][6][7][8][9]、グラウコスファエラ属は淡水域から見つかる[3]

系統と分類

脚注

外部リンク

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