ロドペー (ギリシア神話) From Wikipedia, the free encyclopedia ハイモスの妻のロドペー。 ロドピ山脈。ハイモスの妻ロドペーの名前に由来するとされる。 ロドペー(古希: Ῥοδόπη, Rhodopē)は、ギリシア神話の女性である。長音を省略してロドペとも表記される。主に、 オーケアノスの娘 ハイモスの妻 ストリューモーンの娘 の3人が知られている。以下に説明する。 このロドペーは、大洋神オーケアノスとテーテュースの3000人の娘(オーケアニデス)の1人[1]。『ホメーロス風讃歌』の第2歌「デーメーテール讃歌」によると、デーメーテールの娘ペルセポネーの友人の1人で、冥界の王ハーデースがペルセポネーを誘拐したとき、ほかの姉妹たちやアルテミスとともに、ペルセポネーと花を摘んで遊んでいた[2]。なお、「デーメーテール讃歌」で挙げられているオーケアニデスのうち、レウキッペー、パイノー、メリテー、イアケーとともにヘーシオドスの『神統記』で言及されていない5人の中の1人である[3]。 ハイモスの妻 このロドペーは、トラーキア地方の王ハイモスの妻。2人は自らをゼウス、ヘーラーと呼んだために神々の怒りを買い、ハイモス山(バルカン山脈)とロドペー山(ロドピ山脈)に変えられた。オウィディウスの『変身物語』によると、ロドペーとハイモスの物語は女神アテーナーがアラクネーとの機織り勝負の際に織り込んだ絵柄の1つであった[4]。 ストリューモーンの娘 このロドペーは、トラーキア地方の河神ストリューモーンの娘で、海神ポセイドーンとの間にアトスを生んだ[5]。 脚注 ↑ ヒュギーヌス、序文。 ↑ 『ホメーロス風讃歌』第2歌「デーメーテール讃歌」422行。 ↑ 沓掛良彦訳注、p.95。 ↑ オウィディウス『変身物語』6巻87行-89行。 ↑ テオクリトス『牧歌』第7歌76行への古註。 参考文献 オウィディウス『変身物語(上)』中村善也訳、岩波文庫(1981年) ヒュギーヌス『ギリシャ神話集』松田治・青山照夫訳、講談社学術文庫(2005年) ホメーロス『ホメーロスの諸神讃歌』沓掛良彦訳、ちくま学芸文庫(2004年) 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店(1960年) Related Articles