ロブ・ライナー

アメリカの俳優・映画監督 (1947—2025) From Wikipedia, the free encyclopedia

ロブ・ライナー(Robert "Rob" Reiner、1947年3月6日[3] - 2025年12月14日以前)は、アメリカ合衆国映画監督俳優脚本家映画プロデューサー政治活動家

本名 Robert Norman Reiner[1]
生年月日 (1947-03-06) 1947年3月6日
没年月日 (2025-12-14) 2025年12月14日(78歳没)
概要 ロブ・ライナー Rob Reiner, 本名 ...
ロブ・ライナー
Rob Reiner
Rob Reiner
サンディエゴ・コミコンで講演中のロブ・ライナー(2025年)
本名 Robert Norman Reiner[1]
生年月日 (1947-03-06) 1947年3月6日
没年月日 (2025-12-14) 2025年12月14日(78歳没)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク市ブロンクス区
死没地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス市ブレントウッド
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
身長 188cm [2]
職業 映画監督俳優脚本家映画プロデューサー
配偶者 ペニー・マーシャル(1971–1981)
ミシェル・シンガー(1989–2025)
著名な家族 カール・ライナー(父)
主な作品
監督
スパイナル・タップ
スタンド・バイ・ミー
プリンセス・ブライド・ストーリー
恋人たちの予感
ミザリー
ア・フュー・グッドメン
アメリカン・プレジデント
ゴースト・オブ・ミシシッピー
最高の人生の見つけ方』シリーズ
LBJ ケネディの意志を継いだ男
アルバート・ブルックス / ディフェンディング・マイ・ライフ
出演
オール・イン・ザ・ファミリー
ブロードウェイと銃弾
ミックス・ナッツ/イブに逢えたら
ウルフ・オブ・ウォールストリート
受賞
エミー賞
助演男優賞(ミュージカル・コメディシリーズ部門)
1974年オール・イン・ザ・ファミリー
1978年『オール・イン・ザ・ファミリー』
その他の賞
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数多くの大ヒット作や傑作を世に送り出した史上最高の名監督の1人で、3つの作品(『スパイナル・タップ』、『プリンセス・ブライド・ストーリー』、『恋人たちの予感』)がアメリカ国立フィルム登録簿に登録されている。

また俳優としても評価が高く、1999年ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームを受賞している[4][5]。(父カールは1960年受賞[6]。)

生涯

生い立ち

ニューヨーク州ニューヨークブロンクス区のユダヤ人家庭に生まれる。母は女優のエステル・ライナー、父はコメディアン・俳優・脚本家・プロデューサー・監督のカール・ライナー。13歳の時、家族と一緒にロサンゼルス地域に引っ越し、リチャード・ドレイファス[7]ボニー・フランクリンアルバート・ブルックスと一緒にビバリーヒルズ高校に通った。その後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校に入学[8]

いとこにマネジャー・プロデューサーのジョージ・シャピロ、詩人、劇作家、作家の姉シルビア・アン・ライナー、画家、俳優、監督の弟ルーカス・ライナーがいる[9]

経歴

子役としてテレビ出演の経験を積み、成人後はテレビ番組の演出を手がけるようになる。

1974年と1978年に『オール・イン・ザ・ファミリー』でエミー賞助演男優賞を受賞。

モキュメンタリーの先駆けとして高く評価される1984年の「スパイナル・タップ」で監督デビューを果たすと、その後12年間で映画史に残る傑作を次々と世に送り出した。85年の「シュア・シング」に続き、86年にスティーブン・キング原作の「スタンド・バイ・ミー」で青春映画の金字塔を打ち立てた他、リバー・フェニックスウィル・ウィートンコリー・フェルドマンジェリー・オコンネルら若手俳優たちの出世作となった。

87年には「プリンセス・ブライド・ストーリー」でファンタジー・コメディの傑作を生み出し、89年の「恋人たちの予感」ではビリー・クリスタルメグ・ライアンを主演に迎え、ロマンティック・コメディの最高峰と称される作品を完成させた。

90年には再びキング原作の「ミザリー」でスリラーという新境地を開拓。主演のキャシー・ベイツはこの作品でアカデミー主演女優賞を受賞した。92年の「ア・フュー・グッドメン」ではトム・クルーズジャック・ニコルソンデミ・ムーアを起用した法廷ドラマでアカデミー作品賞ノミネートを果たした。

95年の「アメリカン・プレジデント」ではマイケル・ダグラスアネット・ベニングを主演に迎え、大統領の恋愛を描いた政治ドラマを手がけ、96年の「ゴースト・オブ・ミシシッピー」では公民権運動を題材にした社会派作品を発表した。

こうした黄金期を経た後も、創作活動を続け、2007年の「最高の人生の見つけ方」ではジャック・ニコルソンモーガン・フリーマンを主演に迎え、余命わずかな2人の男性の友情を描いた心温まる作品で観客を魅了した。

ライナーが設立した製作会社キャッスル・ロック・エンターテインメントは、『スタンド・バイ・ミー』の原作者スティーヴン・キングが創造した架空の街(キャッスルロック)の名前を冠している[10]

2020年6月29日、父カール・ライナーが老衰のため死去(享年98歳)。3年前の2017年4月7日、カールとロブは手形足型をロサンゼルスのチャイニーズシアターに親子で刻んだ[11]

2025年、『スパイナル・タップ』の続編Spinal Tap II: The End Continues』が米で9月12日公開、バンドが15年間の活動休止の後、最後のコンサートのために再結成するという内容で、ザ・バンドの解散ライヴを記録した伝説的なコンサート映画『ラスト・ワルツ』(監督マーティン・スコセッシ)のスタイルを模倣していると言われる。米国では続編の公開に先駆け、初代『スパイナル・タップ』の新たに修復されたヴァージョンに劇場公開し、その後、デジタル配信やストリーミング配信を開始する[12][13]

死去

2016年のニック・ライナーとロブ・ライナー

2025年12月14日午後、ロサンゼルス市内の家で妻のミシェルと共に遺体で発見された。78歳没。現場の状況からナイフで刺され殺害されたと見られ、警察は殺人事件を視野に入れて捜査を開始[14][15]。同日夜、ライナー 一家の広報担当者は声明で2人の死亡を発表した[16]。同日、警察は息子のニック・ライナーを殺人容疑で逮捕した[17][18]

ライナーはかねてから民主党寄りの政治活動をして、ドナルド・トランプに対しては批判的であったため、ライナーが亡くなった後、トランプ大統領は「ライナーはトランプ錯乱症候群英語版に取り憑かれていた[19]。トランプを批判したために殺害された」と示唆するコメントをした。これに対して共和党内からもトランプに対する非難が強まった[20][21]

政治活動

ライナーの両親がリベラル派であった影響を受けライナー自身もリベラルな政治活動に積極的に参加していた。ライナーが監督を務めた『ゴースト・オブ・ミシシッピー』はそうした彼のリベラルな思想を投影した映画作品である[22]

またライナーは医療の推進や幼児教育の問題に積極的に取り組み、タバコ税を財源とするそうした問題を解決するための資金確保を自身が監督した、1997年のテレビドキュメンタリー番組『I Am Your Child 』を通して伝え、成功を収めた[22]

また、同性愛者の権利問題にも関心を向け、カリフォルニア州で同性婚を違法とする、「提案8号」法案についてアメリカ平等権利財団と共闘した。この問題は最高裁まで争われることになり、最終的に「提案8号」は違憲と判決された[22]

主な監督作品

主な出演作品

脚注

外部リンク

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