デミ・ムーア
アメリカの女優
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デミ・ムーア(Demi Moore [dəˈmiː ˈmɔɹ], 1962年11月11日 - )は、アメリカ合衆国の女優。
| デミ・ムーア Demi Moore | |||||||||||||||||||||||||
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2026年 | |||||||||||||||||||||||||
| 本名 | Demetria Gene Guynes | ||||||||||||||||||||||||
| 生年月日 | 1962年11月11日(63歳) | ||||||||||||||||||||||||
| 出生地 |
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| 身長 | 165cm [1] | ||||||||||||||||||||||||
| 職業 | 女優,プロデューサー | ||||||||||||||||||||||||
| ジャンル | 映画 | ||||||||||||||||||||||||
| 活動期間 | 1981年 - | ||||||||||||||||||||||||
| 配偶者 |
Freddy Moore (1980–1985) ブルース・ウィリス (1987–2000) アシュトン・カッチャー (2005–2013) | ||||||||||||||||||||||||
| 著名な家族 | ルーマー・ウィリス(娘) | ||||||||||||||||||||||||
| 主な作品 | |||||||||||||||||||||||||
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『セント・エルモス・ファイアー』 『俺たちは天使じゃない』 『ゴースト/ニューヨークの幻』 『ア・フュー・グッドメン』 『幸福の条件』 『ディスクロージャー』 『スカーレット・レター』 『ノートルダムの鐘』 『G.I.ジェーン』 『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』 『ボビー』 『サブスタンス』 | |||||||||||||||||||||||||
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来歴
ニューメキシコ州ロズウェルで生まれるが、トラブルの多い幼少時代を過ごした。両親はデミが生まれる前、結婚2か月で別れてしまう[2][3]。生後3カ月で母親が再婚するが、養父が職を次々に変えたために何度も引っ越しをした[4]。養父は1980年、デミの母親と離婚した2年後に自殺している[3]。実母は飲酒運転や放火などで逮捕歴のある人物であった[5]。
女優になるため16歳で学校をやめ、モデルとして活躍。1982年、ソープ・オペラに出演するチャンスを掴み注目されるが、同時に麻薬を使用するようになってしまう。『セント・エルモス・ファイアー』の撮影中、ハイの状態のままセットに現れたために、監督のジョエル・シュマッカーによりクビにされたこともあった。その後治療を受けて回復。この頃ナスターシャ・キンスキーと出会い、彼女から肯定的な生き方を学ぶ[6]。
1990年の映画『ゴースト/ニューヨークの幻』のヒットで有名になる。ヒット作品に次々に出演した事から1996年の映画『素顔のままで』では当時の女優としては最高額となるギャラを受け取った[7]。
2024年、コラリー・ファルジャ監督のボディ・ホラー映画『サブスタンス』に主演し、ムーアは薬を使って若返りを図る老いた女優を演じた[8]。2024年のカンヌ国際映画祭でプレミア上映されると、ムーアの演技に多くの批評家から絶賛の声が寄せられた[9]。BBCのニコラス・バーバーは「この数十年の間で彼女が演じた中で最も素晴らしい役」と評し、「彼女自身のパブリック・イメージをパロディ化することへの恐れのなさ」に称賛を送った[9]。この映画が好評を受けた事によってムーアはゴールデングローブ賞の最優秀女優賞(ミュージカル・コメディ映画部門)、クリティクス・チョイス・ムービー・アワード 主演女優賞、全米映画俳優組合賞主演女優賞を受賞し、更にはアカデミー主演女優賞と英国アカデミー賞 主演女優賞へのノミネートを果たすなど女優として復活を果たした[10][11][12][13]。
人物

女優として
『サブスタンス』で最優秀女優賞を受賞した際のゴールデングローブ授賞式のスピーチの中で過去にプロデューサーから客は呼べるが美しいだけのポップコーン女優と呼ばれていたと振り返ったデミはヒット作品をどれだけ生み出してもこうした賞レースに選ばれる事は無いと思い込んでいたと語った[14]。
訓練兵を演じた1997年の『G.I.ジェーン』では役作りの為に丸坊主にし、厳しいトレーニングを受けた[15]。
プロデューサーとしても活動しており、『オースティン・パワーズ』シリーズのプロデューサーの一人でもある。
私生活
プライベートでは1980年、18歳のときに歌手と最初の結婚をする[16]が4年後に離婚[17]。『セント・エルモス・ファイアー』で共演したエミリオ・エステベスと婚約したが3年後に破棄[18]。
1987年、8歳年上のブルース・ウィリスと再婚[19]し、13年間の結婚生活を経て2000年に離婚[20]。ウィリスとの間には3人の娘をもうけ、長女のルーマーは同じく俳優となった。妊娠中には雑誌でマタニティヌードを披露している[21]
2005年には、16歳年下の俳優アシュトン・カッチャーと再婚[22]。この挙式にはウィリスも出席している[23]。だが2011年11月7日、カッチャーと破局したと報道[24][25][26][27]が、正式に離婚を申請したのは2012年12月だった[28]。
デミは自伝の中で離婚理由にアシュトンの度重なる浮気などを挙げており、デミはアシュトンの理想とする女性像に合わせようと頑張ったが、アシュトンが浮気相手を交えて3人での性行為を強いた時は行為が終わった後に屈辱を感じたと振り返っている[29]。デミは長年アルコールや薬物を絶っていたが、アシュトンとの交際期間中に死産や不妊治療を経験[30]、それらのストレスやアシュトンの「アルコール依存症なんて本当にあるのか」という言葉によって再びアルコールや鎮痛剤依存に陥った[31]。離婚後には再び依存症から回復している。
バービー人形のコレクターである。
出演作品
映画
劇場公開映画
| 年 | 題名 | 役名 | 備考 | 吹替 |
|---|---|---|---|---|
| 1981 | 恋人たちの選択 Choices | コリー | (吹替版なし) | |
| 悪魔の寄生虫パラサイト Parasite | パトリシア | |||
| 1982 | 病院狂時代 Young Doctors in Love | インターン | ノンクレジット | |
| 1984 | アバンチュール・イン・リオ Blame It on Rio | ニッキー | ||
| 恋人ゲーム No Small Affair | ローラ・ヴィクター | |||
| 1985 | セント・エルモス・ファイアー St. Elmo's Fire | ジュールズ | 鈴木麻里子(テレビ東京版) ファイルーズあい(ザ・シネマ版) | |
| 1986 | きのうの夜は… About Last Night... | デビー | (吹替版なし) | |
| ワン・クレイジー・サマー One Crazy Summer | カサンドラ | |||
| 1987 | ウィズダム/夢のかけら Wisdom | カレン・シモンズ | ||
| 1988 | 第七の予言 The Seventh Sign | アビー・クイン | 佐古真弓(Netflix版) | |
| 1989 | 俺たちは天使じゃない We're No Angels | モリー | 高島雅羅 | |
| 1990 | ゴースト/ニューヨークの幻 Ghost | モリー・ジャンセン | 高島雅羅(ソフト版) 金野恵子(フジテレビ版) 松井菜桜子(テレビ朝日版) | |
| 1991 | 絶叫屋敷へいらっしゃい Nothing But Trouble | ダイアン | 土井美加 | |
| 愛を殺さないで Mortal Thoughts | シンシア | 高島雅羅 | ||
| 夢の降る街 The Butcher's Wife | マリーナ | |||
| 1992 | ア・フュー・グッドメン A Few Good Men | ジョアン・ギャロウェイ少佐 | ||
| 1993 | 幸福の条件 Indecent Proposal | ディアナ・マーフィー | 勝生真沙子(ソフト版) 田中敦子(日本テレビ版) | |
| 1994 | ディスクロージャー Disclosure | メレディス・ジョンソン | 幸田直子(ソフト版) 塩田朋子(テレビ朝日版) | |
| 1995 | スカーレット・レター The Scarlet Letter | ヘスター | 高島雅羅 | |
| Dearフレンズ Now and Then | サマンサ・アルバートソン | (吹替版なし) | ||
| 1996 | 陪審員 The Juror | アニー | 塩田朋子(ソフト版) 渡辺美佐(日本テレビ版) | |
| ノートルダムの鐘 The Hunchback of Notre Dame | エスメラルダ | 声の出演 | 保坂知寿 | |
| 素顔のままで Striptease | エリン・グラント | 高島雅羅(ソフト版) | ||
| 1997 | G.I.ジェーン G.I.Jane | ジョーダン・オニール | 深見梨加(ソフト版) 一城みゆ希(フジテレビ版) | |
| 地球は女で回ってる Deconstructing Harry | ヘレン | (吹替版なし) | ||
| 2000 | 薔薇の眠り Passion of Mind | マーサ・マリー / マーティ・タリッジ | 日野由利加 | |
| 2002 | ノートルダムの鐘II The Hunchback of Notre Dame II | エスメラルダ | 声の出演 | 高乃麗 |
| 2003 | チャーリーズ・エンジェル フルスロットル Charlie's Angels: Full Throttle | マディソン・リー | 藤生聖子(劇場公開版) 高島雅羅(テレビ朝日版) | |
| 2006 | ゴースト・ライト Half Light | レイチェル | (吹替版なし) | |
| ボビー Bobby | ヴァージニア・ファロン | 勝生真沙子 | ||
| 2007 | アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生 Annie Leibovitz: Life Through a Lens | 本人 | ドキュメンタリー | (吹替版なし) |
| ダイヤモンド・ラッシュ Flawless | ローラ | 小松茜 | ||
| Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼 Mr. Brooks | トレーシー・アトウッド | 深見梨加 | ||
| 2009 | 幸せがおカネで買えるワケ The Joneses | ケイト | 高島雅羅 | |
| 最強のきずな Happy Tears | ローラ | (吹替版なし) | ||
| 2010 | BUNRAKU Bunraku | アレクサンドラ | 水野ゆふ | |
| 2011 | アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たち Another Happy Day | パティ | (吹替版なし) | |
| マージン・コール Margin Call | サラ・ロバートソン | 白土麻子 | ||
| 2013 | 少女が大人に変わる夏 Very Good Girls | ケイト | (吹替版なし) | |
| 2015 | ワイルドガン Forsaken | メアリー・アリス・ワトソン | 五十嵐麗 | |
| 2016 | 素敵な遺産相続 Wild Oats | クリスタ | (吹替版なし) | |
| ブラインド 朗読する女 Blind | スザンヌ・ダッチマン | |||
| 2017 | ラフ・ナイト 史上最悪!?の独身さよならパーティー Rough Night | リア | きそひろこ | |
| 2019 | コーポレート・アニマルズ 社畜たちの研修旅行 Corporate Animals | ルーシー・ヴァンダートン | 深見梨加 | |
| 2020 | ソングバード Songbird | パイパー・グリフィン | (吹替版なし) | |
| 2022 | マッシブ・タレント The Unbearable Weight of Massive Talent | オリヴィア役の女優 | 不明 | |
| 2024 | サブスタンス The Substance | エリザベス・スパークル | 深見梨加 | |
| TBA | Strange Arrivals |
TBA | TBA |
テレビ映画
| 年 | 題名 | 役名 | 備考 | 日本語吹替 |
|---|---|---|---|---|
| 1996 | スリーウイメン/この壁が話せたら If These Walls Could Talk |
クレア | 兼製作総指揮 | 高島雅羅 |
テレビシリーズ
テレビドラマ
| 年 | 題名 | 役名 | 備考 | 吹替 |
|---|---|---|---|---|
| 2017-2018 | Empire 成功の代償 Empire |
クラウディア | シーズン3〜4出演 | (吹替版なし) |
| 2024 | Feud: Capote vs. The Swans | Ann Woodward | N/A | |
| 2024- | ランドマン Landman | キャミ・ミラー | 深見梨加 |
WEB配信ドラマ
| 年 | 題名 | 役名 | 配信局 | 日本語吹替 |
|---|---|---|---|---|
| 2020 | BRAVE NEW WORLD/ブレイブ・ニュー・ワールド Brave New World |
リンダ | Peacock | 高島雅羅 |
受賞歴
| 賞 | 年度 | 部門 | 作品名 | 結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| ゴールデングローブ賞 | 1990年 | 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) | 『ゴースト/ニューヨークの幻』 | ノミネート | |
| 2025年 | 『サブスタンス』 | 受賞 | |||
| ゴールデンラズベリー賞 | 1991年 | 主演女優賞 | 『夢の降る街』、『絶叫屋敷へいらっしゃい』 | ノミネート | |
| 1993年 | 『幸福の条件』 | ノミネート | |||
| 1995年 | 『スカーレット・レター』 | ノミネート | |||
| 1996年 | 『陪審員』、『素顔のままで』 | 受賞 | |||
| スクリーンカップル賞 | 『素顔のままで』 | 受賞 | バート・レイノルズと共同 | ||
| 1997年 | 主演女優賞 | 『G.I.ジェーン』 | 受賞 | ||
| 2000年 | 『薔薇の眠り』 | ノミネート | |||
| 2003年 | 助演女優賞 | 『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』 | 受賞 | ||
| MTVムービー・アワード | 1993年 | 女優賞 | 『ア・フュー・グッドメン』 | ノミネート | |
| 1994年 | 『幸福の条件』 | ノミネート | |||
| キス賞 | 受賞 | ウディ・ハレルソンと共同 | |||
| 魅惑的な女優賞 | ノミネート | ||||
| 1995年 | MTVムービー・アワード | 『ディスクロージャー』 | ノミネート | ||
| 魅惑的な女優賞 | ノミネート | ||||
| 1996年 | 魅惑的な女優賞 | 『スカーレット・レター』 | ノミネート | ||
| 1998年 | 格闘シーン賞 | 『G.I.ジェーン』 | ノミネート | ヴィゴ・モーテンセンと共同 | |
| 2004年 | 『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』 | ノミネート | |||
| おおさかシネマフェスティバル | 2025年 | 外国映画 主演女優賞 | 『サブスタンス』 | 受賞 | [32] |
日本語吹き替え
『俺たちは天使じゃない』以降、高島雅羅が大半の作品で担当している[33]。