ロードランナー

1983年のブローダーバンドのビデオゲーム From Wikipedia, the free encyclopedia

ロードランナー』(Lode Runner)は、ダグラス・E・スミスにより考案され、ブローダーバンドから1983年にApple II向けに発売されたアクションパズルゲーム。『バンゲリング ベイ』『チョップリフター』とともに、「バンゲリング帝国三部作」の一つである。

概要 ジャンル, 対応機種 ...
ロードランナー
ジャンル アクションパズル
対応機種 Apple II (APII)
開発元 ブローダーバンド
発売元 ブローダーバンド
デザイナー ダグラス・E・スミス
シリーズ バンゲリング帝国三部作
人数 1人
発売日 アメリカ合衆国 1983年
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ゲームの目的はステージ内にある金塊を敵に捕まらずに回収し脱出すること。金塊を全て回収した状態でステージ最上部に達すればステージクリアとなる。プレイヤーキャラクターは穴を掘るためのレーザーガンを装備しており、床に穴をあけて下の階層に移動したり、掘った穴に敵を落としたりして障害をクリアしていく。アクションゲームにして、パズル性も兼ね備えている[1]

Apple II向けに発売以降、各種パソコンゲーム機アーケードゲームなど、様々な機種に移植されている。後に上級編として『チャンピオンシップロードランナー』も発売された。

2012年11月15日、オールタイム100ビデオゲームに選ばれた。

制作の過程

プロトタイプは1982年の夏休みに制作された、Pascalで書かれたPrime Computer 550用プログラムに源を発するという[2][3]。また初期のプログラムは、VAX用にFORTRANで書かれていた[4]

これが学生の間で評判となり、友人のApple IIを借りて移植、ブローダーバンドに応募したが、カラーモニターが無かったため白黒画面で作った、キャラクターが小さい、ジョイスティックに非対応などの理由で没となる。それらの欠点を改良し、エディタなども付けた上で再度応募したところ採用となり、1982年12月30日にブローダーバンドと契約。翌1983年6月23日に同社から発売された[5]。地形パーツのトラップは、ブローダーバンドからの要請で製品化時に組み込んだものとされる[5]

媒体は5インチフロッピーで、アメリカでの価格は39.95ドル。日本国内での輸入販売価格は11,000円程度だった[6]

スミスは別述した1985年のイベントに合わせて来日した際、インタビューで「おかげで寝室4つにプール付きの家、モーターボート、ポルシェ2台が手に入った」と語っている[5]。この時点での販売本数はアメリカで約15万本、日本で約200万本(ファミコン版を含む)だった[5]

こぼれ話

  • 1985年のつくば万博で、ソニーは2000インチの巨大テレビジャンボトロン)を展示し、これを用いたゲーム大会を1985年(昭和60年)8月11日開催、使われたのがMSX版のロードランナーだった[5]。参加者は小学校4年生から中学校3年生までの男女が、事前申込から抽選で選ばれた。
  • 本作品には、「敵の頭渡り」など数々のテクニックがあるが、スミスいわく「最初から考えて付けたものではなく、本当はバグであった」と語っている。敵の動きは、基本的には「プレイヤーと高さを揃えて距離をつめてくる」というアルゴリズムだったが、ある地点でプレイヤーが止まるとかえって遠ざかっていくようになってしまうバグが出ていた。そこでこのバグを修正したところ、先の展開が読めて全くつまらないものになってしまったため、バグを元に戻してこちらを完成バージョンとしたとのこと。

ゲーム内容

地形

ステージを構成するパーツで、各作品共通で登場するものは以下のとおり[7]

空白
何もない場所。落下中に左右に移動することはできない。ただし、敵に乗りながら落下している場合は左右に移動ができる。
レンガ
足場となる地形。主人公はレーザーガンで隣の足元のレンガを掘ることができる。敵はこれに落ちるとしばらく動けなくなるが、主人公は下に何も無ければこれを通過できる。一定時間が経つと再生し(作品によって時間は異なる)、これに巻き込まれるとアウト。テクニックを応用すれば、タイミングをずらして掘ったりできる(通称、時間差掘り[8])。
ブロック
足場となる地形。レンガと違い掘ることは不可能。
ハシゴ
ランナーが上下方向に移動するために使う。左右移動も可能である。本作にはジャンプというアクションが存在しないため、上方へ移動するには基本的にこれを使うしかない。なお、ハシゴのすぐ下にあるレンガは掘れない。
隠れハシゴ
金塊を全て集めると出現する、画面の最上段に届くハシゴ。「脱出ハシゴ」「出口ハシゴ」などとも呼ばれる。出現前であれば出現場所のすぐ下にあるレンガを掘ることは可能であるが、出現後以降は掘ることは不可能となる。
バー
空中に設置されている棒。これを伝って左右に移動することができる。方向キー下で、手を離して飛び降りることも可能。すぐ下にあるレンガは掘れない。
トラップ
見た目はレンガと同じだが、踏み込むと落ちる落とし穴。この中からレンガを掘ることもできる。横から入ることはできないが、作品によっては下から入ることができる。トラップ自体は掘れない。

ロボット

主人公の邪魔をして来る唯一の敵。「衛兵」「番兵」もしくは単に「敵」とも呼ばれる。若干速度が遅く、レンガを掘れないほかは主人公とほぼ同じ能力を持ち、常に主人公を追いかけてくる。

出現数
出現数はステージによって決まっており、初期の作品では1ステージにつき最大3体(『チャンピオンシップロードランナー』では最大5体)という制限があったが、昨今の作品ではこれによらない場合も多い。1度でも触れてしまうとアウトだが、ロボットの上に乗った場合はミスにならず、足場代わりに使うことが可能。
倒し方
レンガに埋めて倒すことができるが、倒してもステージ上部[注釈 1]から復活する。レーザーガンで直接撃って倒すようなことはできない。
その他
ステージ上の金塊を持ち去ることもあり(一度に1個だけ)、この場合はしばらく歩かせるか、掘った穴に落とせば金塊を放す。
主人公と違い、掘った穴に落ちても一定時間後に這い上がってくる他、掘った穴の直下が空間であってもそれより下に落ちることがない。また、二段以上に積み重なっているレンガの下の段で掘った穴に落とした場合は、這い上がることができず確実に倒せるほか、金塊を持っていた場合は回収(ただし得点は加算されない)扱いとなる。

他機種版

さらに見る No., タイトル ...
No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 備考
1 LODE RUNNER アメリカ合衆国 1983年[9][10][11][12]
Atari 8ビット・コンピュータ
コモドール64
VIC-20
ZX Spectrum
ブローダーバンド ブローダーバンド
2 ロードランナー 日本 198310131983年10月13日
PC-100 ブローダーバンド システムソフト
3 ロードランナー 日本 1983年10月30日[13]
PC-9801 ブローダーバンド システムソフト
4 ロードランナー 日本 1983年12月[14]
PC-8001mkII
PC-8801
ブローダーバンド システムソフト
5 ロードランナー 日本 1984年[15]
PC-6001
PC-6601
ブローダーバンド システムソフト
6 ロードランナー 日本 1984年7月[16]
アーケード アイレム アイレム
7 ロードランナー 日本 1984年7月20日[17]
アメリカ合衆国 1987年9月[18]
ファミリーコンピュータ ハドソン ハドソン
8 ロードランナー 日本 1984年9月15日[19][20]
SC-3000/SG-1000 コンパイル[21] セガ
9 ロードランナー 日本 1984年11月[22][23]
FM-7
X1
MB-S1
IBM JX
ブローダーバンド ソフトプロ
10 ロードランナー 日本 1984年11月[21]
MSX コンパイル[21] ソニー フロッピーディスク版は1985年6月21日発売
11 LODE RUNNER アメリカ合衆国 1984年[24]
Classic Mac OS ブローダーバンド ブローダーバンド
12 ロードランナー 日本 1985年2月
MZ-1500 ブローダーバンド ユニバース(コスモス岡山)
13 ロードランナー オリジナル追加面 日本 1985年
PC-8801 ブローダーバンド 国際パソコンセンター
14 ロードランナー 日本 1985年
SMC-777 ブローダーバンド ソニー
15 LODE RUNNER アメリカ合衆国 1985年
BBC Micro ブローダーバンド ソフトウェアプロジェクト
16 ロードランナー アメリカ合衆国 1986011986年1月
PC-8801mk2SR/TR/FR/MR ブローダーバンド システムソフト
17 ロードランナー 日本 1986031986年3月
MZ-2500 ブローダーバンド ソフトプロ
18 保存版ロードランナー 日本 1989061989年6月
PC-9801 ブローダーバンド システムソフト
19 ロードランナー 日本 1990年
電子手帳 ナグザット ナグザット
20 ロードランナー 日本 200302212003年2月21日
ゲームボーイアドバンス サクセス サクセス
21 ロードランナー 日本 2003年9月12日[25]
iアプリ ハドソン ハドソン
22 ハドソンベストコレクション Vol.2
ロードランナーコレクション
日本 200512222005年12月22日
ゲームボーイアドバンス ハドソン ハドソン ファミリーコンピュータ版の移植「チャンピオンシップロードランナー」同時収録
23 ロードランナー 日本 200610262006年10月26日
ニンテンドーDS ハドソン ハドソン ファミリーコンピュータ版の移植+アレンジ移植「チャンピオンシップロードランナー」同時収録
24 ロードランナー 日本 2007年3月6日[26]
アメリカ合衆国 2007年6月11日[27]
Wiiバーチャルコンソール ハドソン ハドソン ファミリーコンピュータ版の移植
25 ロードランナー クラシック INT 2013年1月16日[28]
iOS Tozai Games Tozai Games Apple II版の移植
26 ロードランナー クラシック INT 2013年1月17日[29]
Android Tozai Games Tozai Games Apple II版の移植
27 ロードランナー 日本 2014年9月17日[30]
アメリカ合衆国 2014年12月4日[31]
Wii U(バーチャルコンソール) ハドソン KDE ファミリーコンピュータ版の移植
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詳細

PC-100版
1983年10月13日にシステムソフトから発売された。
PC-100付属のディスクに同梱されていた[32][33]
PC-9801版
1983年10月30日にシステムソフトから発売された。
PC-8801版と同様、Apple版に比べて画面の横キャラクタ数が少なくなっている。(横26×縦16サイズ)
PC-8001mkII版
1983年12月にシステムソフトから発売された。
テープ版とFD版がある。Apple版同様の画面構成(横28×縦16サイズ)を再現している。
PC-8801版
1983年12月にシステムソフトから発売された。
Apple版より画面の横キャラクタ数が少なくなっている。(横26×縦16サイズ)
PC-6001、PC-6601版
1984年にシステムソフトから発売された。
テープ版とFD版がある。FD版は8001版同様、Apple版同様の画面構成(横28×縦16サイズ)を再現し、Apple版同様のカラー描画となっている。テープ版に関しては10ステージクリアする毎にテープをロードする必要があり、画面はモノクロ描画であった。
アーケード版
1984年7月にアイレムから発売された。
時間制限が存在し、タイマーが0になることでもミスになる。その代わりステージクリア時に残りタイムが得点に換算される、金塊を持ち去った敵が点滅して容易に判別できるといったフィーチャーもある。またタイムボーナス以外にも光る金塊(最初に取ると高得点)やハイドキャラ(特定のレンガを掘ると現れる敵。再び穴に落とすと高得点のアイテムを出す)、敵の頭上に乗る、敵を倒さないでステージクリアなど多彩なボーナス得点が用意されている。
本作ではバーの真下にあるレンガを掘ることが可能で、実際にそれを知らないとクリアできないステージも存在する。
3ステージクリアするごとに主人公がその境界を通るデモ画面が挿入され、敵の種類が変化する(本シリーズではこの1区切りを「ブロック」と呼ぶ)。敵キャラクターにはハシゴやバーの切れ目での挙動など、若干の性能差がある。
ファミリーコンピュータ版
1984年7月20日にハドソンから発売された。
詳細は#ファミリーコンピュータ版にて。
SC-3000/SG-1000版
1984年9月15日にセガから発売された。
開発はコンパイルが担当[21]。全80ステージ(Apple版150ステージからの抜粋78、オリジナルステージが2)だが、画面構成が横30×縦11サイズという歪なものになっているため、Apple版の原型を留めていないステージもある。
セガ版「チャンピオンシップロードランナー」の説明書には、キャラクター紹介のページが在り、主人公は銀河パトロール隊員で名前はキーンであり、敵キャラクターはバンゲリング帝国の衛兵であると表記されているが、本作の説明書には、主人公は「プレイヤー」、敵キャラクターは「敵」と表記されているだけである。
両作品のパケ絵は同じ物が使われており、主人公(と思われる人物)も同一人物である。しかし、本作のパケ絵では、その人物は向かって右を向いているが、「チャンピオンシップロードランナー」のパケ絵では、向かって左向きである。しかも、後者の服の左腕のマークは、前者の服の右腕のマーク(アルファベットのRがデザインされている)の左右逆の形になっている。
レンガの上から右側に飛び降りる瞬間、左側を掘ると、そのレンガを掘ることができてしまうというバグ(バグであるという根拠は、1.左側に飛び降りる時はできない。2.この技を使わないとクリアできないステージが存在しない。3.セガ版『チャンピオンシップロードランナー』ではこの技が使えない)が存在する。このため、本来の解き方通りでなくてもステージクリアできる。
キーボードのある機種(SC-3000系や外付けキーボードSK-1100を接続したSG-1000系)のみエディット機能が使用できる。
任意のステージが選べる。
BGMは無い。
1984年末までの期間にSC-3000、SC-3000Hの購入者を対象にSC-3000/SG-1000版『ロードランナー』をプレゼントするキャンペーンが実施されていた[34]
FM-7版
1984年11月にソフトプロから発売された。
テープ版およびFD版がある。Apple版より画面の縦横キャラクタ数が少ない(横26×縦15サイズ)のに伴い、敵ロボットのアルゴリズムも若干変更されている。
ステージ数はApple版同様それぞれ150ステージと50ステージだが、一部がオリジナルステージに差し替えられている。
X1版
1984年11月にソフトプロから発売された。
テープ版およびFD版がある。FM-7版同様、画面の縦横キャラクタ数が少なかった(横26×縦15サイズ)のに伴い、敵ロボットのアルゴリズムも若干変更されている。
キャラクターグラフィックにカラー3色が用いられており、他機種版より多少カラフルであった。
MB-S1版
1984年11月にソフトプロから発売された。
MSX版
1984年11月にソニーから発売された。
開発担当はコンパイル。Apple版同様の画面構成(横28×縦16サイズ)を再現している。
ROM版が全76ステージ(Apple版150ステージからの抜粋59ステージ+オリジナルステージ17)、FD版が全181ステージ(Apple版150ステージから1削除した149ステージ+オリジナルステージ32)だった。また、ROM版にはエディット機能がなかった。
ソニーのMSXパソコンHB-10にはROM版が同梱されていた。
外部ジョイパッドの規格が確定前だったので、無印、IIとも多くのジョイパッドで掘る側のボタンと掘れる方向が逆になってしまう。
MZ-1500版
1985年2月にユニバース(コスモス岡山)から発売された。
QD(クイックディスク)で発売。Apple版同様の画面構成(横28×縦16サイズ)を再現している。
SMC-777版
1985年にソニーから発売された。
FD版がある。Apple版同様の画面構成(横28×縦16サイズ)を再現している。
オリジナルステージが追加されており、全175ステージとなっている。
ロードランナー オリジナル追加面
PC-8801版が1985年に国際パソコンセンターから発売された。
オリジナル150面を収録。
PC-8801mk2SR/TR/FR/MR版
1986年1月にシステムソフトから発売された。
MZ-2500版
1986年3月にソフトプロから発売された。
X68000版
システムソフトから発売された。
PC-9801版『ロードランナー』がベースになっている。
Apple版より画面の横キャラクタ数が少なくなっている。(横26×縦16サイズ)
初代の150ステージ+新規追加の100ステージの全250ステージで構成されている。チャンピオンシップの50ステージは収録されていない。
FM16π用マイクロカセット版
ソフトプロから発売された。
B16版
ソフトプロから発売された。
SF-7000版
セガから発売された。
カートリッジ版と内容が異なるとされており、1984年春にセガに入社したばかりの中裕司がステージ作成とチェックに参加していた[35]。SF-7000自体ほとんど市場に出回らなかったこともあり、中裕司本人も、単体発売されたのかSF-7000に同梱されたのか分からないと発言している[35]
保存版ロードランナー
PC-9801向けに1989年6月にシステムソフトから発売された。
初代の150ステージ+チャンピオンシップの50ステージに新規追加100ステージを加え、全300ステージが収録されている。また、FM音源によるBGMが追加され、画面もカラフルになったほか、メニューなども日本語にローカライズされている。
電子手帳版
1990年にナグザットから発売された。
シャープ社製の電子手帳用ソフト。4行機種(またはそれ以上)で動作する。
ゲームボーイアドバンス版
2003年2月21日にサクセスから発売された。
携帯アプリ版
2003年9月12日にハドソンから配信開始された。
全80面。エディット機能もある。
ハドソンベストコレクション Vol.2 ロードランナーコレクション
2005年12月22日にハドソンから発売された。
ハドソンベストコレクションのラインナップのひとつ。ファミコン版のロードランナーとチャンピオンシップロードランナー(以下チャンピオンと略する)を収録。
ニンテンドーDS版
2006年10月26日にハドソンから発売された。
DSの下画面に従来のスクロール画面、上画面にステージ全体を表示。グラフィックは3パターン(FCオリジナル版とDSアレンジ版2種)から選択可能。ロードランナー初心者のためのチュートリアルモードも実装。ファミコン版2作の全ステージ(「ロードランナー」と「チャンピオン」)とパズル要素に特化した「詰めロードランナー」を収録した、「50+50+30」の計130ステージ構成。エディット機能はタッチペン対応。またエディット機能はFC版オリジナルでは1画面分のみであったが本作では2画面分の作成が可能、また敵の配置数がFC版オリジナルでは3体までだったものが本作ではチャンピオンと同じ5体まで配置可能となっている。エディットセーブファイルは10個。ローカル通信機能により作成したステージは他のプレイヤーへの配信が可能。
FC版ロードランナーのステージ6の敵の配置数がDS版では4体[注釈 2]に変更されており、これによりチャンピオンではない方で唯一4体以上の配置となっている。
FC版ではステージセレクトは1-50まで自由自在に選択できたが、DS版は未クリア状態だとそのステージまでしか選択できない(=例として最初からいきなり最終ステージ50を選択するなど)。
FC版ではステージ50をクリアしてもエンディングやスタッフロールといった演出が一切無かった(FC版「チャンピオン」も同様)が、DS版ではステージ50をクリアするとスタッフロールが流れる演出が追加されている。
ゲームスピードは「遅い」「普通」「速い」の3段階に調整可能。
ロードランナー クラシック
iOS版は2013年1月16日に、Android版は2013年1月17日にTozai Gamesから発売された。
Apple II版のオリジナル150面を収録。プラットフォームに合わせ、画面のスライドや傾きによる操作を採用。
ステージ64はゲームスピードを2以上に設定していないとクリアが不可能。
ロードランナー・レガシー
Steam(Windows)版は2017年7月13日、Nintendo Switch版は2018年3月29日、PlayStation 4版は2020年1月30日にTozai Gamesから配信開始された。
新たに作成されたアドベンチャーステージ50面、敵のいないパズルステージ50面、懐かしのクラシックモード150面を収録。
ユーザがエディットしたステージ、キャラクター、金塊をSteamワークショップにシェアし、遊ぶことができるエディットモードを収録。

ファミリーコンピュータ版

オリジナルのApple版ではキャラクターが半角1カーソル分と非常に小さく、1画面にマップを全て表示できていたためスクロールの必要はなかったが、ファミコン版ではキャラクターサイズを大きくしたため1画面に表示し切れず、Apple版とは異なる画面構成(横28×縦13サイズ)になったうえ、左右スクロールが採用されることとなった。1画面に表示しきれないことでパズル性を損ねる懸念もあり、ブローダーバンド社からはNGが出たが、当時の工藤取締役と高橋名人(当時はまだ宣伝部に移って名人としての活動を始める前で、営業部員の頃である)が説得にあたり、発売にこぎつけたという[要出典]

1画面分(横14×縦13サイズ)のステージが作れるエディットモードが搭載されており、ファミリーベーシック用のデータレコーダを使用することでデータの保存ができる。ハドソンが発売していたカセットテープ付き雑誌『カセットメディア』では、オリジナルステージの投稿を募集し、優秀作品を付録のカセットテープに収録するという試みも行われた。

本作では「ブロック」を「コンクリート」と呼称する。レンガを掘った穴が埋まる直前にもう一度掘ると透明になる、掘った穴の下のはしごからランナーが背中を向けて静止している状態で埋まるのを待つと、そのレンガはすり抜けられるようになるなど様々なバグがあった。敵が1体[注釈 3]のみだと移動スピードが2体以上出現時と比べて若干速くなる。本作ではある条件を満たすと全ての金塊を取った時(=隠れハシゴが出現)に様々なフルーツ型のボーナスアイテムが短い時間だけ出現する。ボーナスアイテムは全部で8種類ありどれが出るかは毎回ランダムとなっている。本作にはゲームスピード調整機能がある。

全ステージクリアしたプレイヤーには「チャンピオンカード」という認定証が贈られるキャンペーンが実施され話題となった(PC版でも各メーカー毎に実施されている)。毛利名人は、このキャンペーンの3,000人目の認定者となり、同社の広告に登場したのがきっかけで名人としての活動を開始することとなった[要出典]

このゲームの主人公ランナー君が、かつては悪の手先として働かされていたロボット(グラフィックはこのゲームの敵キャラクターのもの)だったというスピンオフストーリーが、初代『ボンバーマン』である。PCエンジン用に発売された『バトルロードランナー』では、ブラックボンバーマン(黒ボン)が敵役として客演している。

また1991年10月4日には、ハドソンの創立20周年を記念して、このファミコン版がカセットのラベルのデザインを一新し、箱も仕様が変更(使われているイラスト自体は従来と同じもの)されたものが再版された。その際の広告にはお笑い芸人のダウンタウンが起用されていた。なお、ダウンタウンの松本人志は大阪時代、アイレムのアーケード版を頻繁にプレイしていたという[36]

日本での累計出荷本数は110万本[37][38]

続編・アレンジ作品

ロードランナー バンゲリング帝国の逆襲
1985年1月稼動開始、アイレム。
ロードランナーII
1985年10月21日発売、ソニー。
MSX用ソフト。開発担当はコンパイル。Apple版同様の画面構成(横28×縦16サイズ)を再現している。
ROM版、全50ステージ(Apple版150ステージからの抜粋28ステージ+オリジナルステージ22)。「上級者への道」という副題がつけられていた。データレコーダがあれば、エディット面はカセットテープに保存できた。
ロードランナー 魔神の復活
1985年11月稼動開始、アイレム。
ロードランナー 帝国からの脱出
1986年10月稼動開始、アイレム。
いずれもアーケードゲーム。それぞれ『ロードランナーII』『ロードランナーIII』『ロードランナーIV』とも呼ばれる。
1作目は大半がApple版150ステージからのアレンジで占められた全24ステージ構成で、オリジナルステージはわずか3面のみだったが、『II』以降はオリジナルステージ中心の全30ステージ構成となった。ステージ構成もアクション主体から難解なパズル面主体へと変化した。
シリーズを追うごとに新要素が付加されてゆき、『II』ではトラップ[注釈 4]、『IV』では隠しブロック・動くブロックが登場する。隠しブロックは掘れないブロックとなっており、上に乗ることで出現する。見えないというだけで、足場としての判定は出現前から存在する。動くブロックは主人公が押すことで左右に動かせるが、掘ることはできない。押している時は移動速度が低下する。空中に持っていっても落ちることなくそのまま浮く。ハシゴやバーを通過させることはできるが、金塊や掘ったレンガの場所を通過させることはできない。また、敵はこのブロック越しに押すことが可能。
『IV』では2人同時の協力プレイ(専用のステージが18面用意されている)も可能で、バーにつかまった相棒の足にぶら下がるといった特殊なアクションが可能。2人で息を合わせなければ解けないステージが多く、こちらも難易度は高いが、ダブルプレイでのクリアもできる。
スーパーロードランナー
1987年3月5日発売、アイレム。
ファミリーコンピュータ ディスクシステム用ソフト。上記のアーケード版4作がベースとなっており、「スペシャル金塊(最初に取ると高得点)」や「敵を倒さないでクリアのボーナス」など、特徴的なシステムを一部受け継いでいる。
アーケード版『IV』と同様の2人協力プレイモードも搭載しており、敵キャラクターやステージもアーケード版4作から選りすぐられたものとなっている(ステージは若干のアレンジが加えられたものや本作オリジナルのものもある)。ただし敵の行動パターンはアーケード版と異なり、地形に関係なくひたすら主人公に向かってくるような単純なものになっている。敵の種類は5ステージごとに変化するが、アーケード版のような中間デモは無く、敵による性能差も存在しない。
アーケード版『IV』の隠しブロックの代わりに本作では「見えないレンガ」が登場、掘ることが可能。一度掘ると姿を現す。見えないというだけで、足場としての判定は出現前から存在する。
ステージのエディット機能が搭載されており、通常のステージと同様の広さのものを1人プレイ用・2人プレイ用それぞれ5面ずつ作成できる。作成したステージはディスクカードに保存が可能。
スーパーロードランナー
1987年7月発売、アイレム。
MSX2用ソフト。こちらも上記のアーケード版がベースとなっている。MSXturboRでは動作しない。
スーパーロードランナーII
1987年8月25日発売、アイレム。
ファミリーコンピュータ ディスクシステム用ソフト。基本的な仕様は前作『スーパーロードランナー』と同じだが、敵とステージは完全オリジナルとなっており、エンディングの曲などが新規作成されている。
また2人プレイモードのステージは前作の発売直後にユーザーから募集したもので構成されている。ただし、最終面を含めて2つほどクリア不可能な面がある。
ハイパーロードランナー
1989年9月21日発売、バンダイ。
バンダイ初のゲームボーイ用ソフト。アーケード版と比べて自機の移動スピードがはるかにアップしておりプレーしやすさが格段に増した。ほとんどのステージに「」と「」があり、扉を開けて入ると裏ステージに行くことができるが、この裏ステージの金塊も全部集めないとステージクリアとはならない。裏ステージには時間制限があり、一定時間が経過すると扉が閉まって戻れなくなり、クリア不可能となってしまう[39]。ただし扉をくぐって再度入りなおせば時間はリセットされる。
ステージのエディット機能は本作にも搭載されており、通常のステージと同様の広さのものを4面分作成することができる[39]。扉と鍵を配置して裏ステージを作ることも可能だが、自作ステージの保存はできない。クリア後表示のパスワードを使って任意の面から開始できる。
ロードランナー 〜失われた迷宮〜
1990年7月27日発売、パック・イン・ビデオ。
PCエンジン用ソフト。背景は変化しないが、敵の姿が4面ごとに変化する。またステージのエディット機能も搭載している。この時期のゲームには珍しく、ステージ中でBGMが流れない。
バトルロードランナー
1993年2月10日発売、ハドソン。
PCエンジン用ソフト。タイトルの通り、相手プレイヤーを倒すことが目的の「サバイバル」「タッグマッチ」とアイテムを手に入れ脱出することが目的の「エスケープ」という3つの対戦モードが用意されており、『ボンバーマン』と同様にマルチタップを使うことで最大5人までの対戦が可能。
通常の一人用ゲームモードは「パズルモード」と名づけられている。タイムマシン研究所の資金である金塊が、黒ボンバーマンの一味に強奪され様々な時代へ隠されてしまい、主人公「ランナー93」が研究所のタイムマシンで取り戻しに向かうというストーリーになっており、10ステージごとにタイムスリップしたという設定で背景や敵の姿が変化する(ランダムに、前述の黒ボンバーマンに変化することもある)。本作に限り、ハシゴの頂上で待っていれば下から来た敵に押し上げてもらえるという独自の仕様があり(他の作品ではミスになる)、これを利用しないと解けないステージもある。また他作品ではプレイヤー・敵ともそれぞれ落下と移動の速度が同じであることが多いが、本作では落下の速度がとても速くなっている。
ファミコン版と同様、本作にもステージのエディット機能が搭載されており、ステージの広さは3種類の中から選ぶことができる。作成したステージはPCエンジン用バックアップユニットを使うことで保存が可能で、保存できるステージ数は選んだステージの広さにより異なる。
2007年5月29日にはWiiの、2016年12月21日にはWii Uのバーチャルコンソールで配信開始された。
ロードランナーツイン ジャスティとリバティの大冒険
1994年7月29日発売、T&Eソフト。
スーパーファミコン用ソフト。「パラルランド」のシンボルとなるが何者かに破壊されてバラバラになり、「ジャスティ」と「リバティ」の兄妹がそれの修復に向かうというストーリー(金塊にあたるアイテムは、シンボルの破片が変化したものという設定になっている)。主人公は魔法使いで、ステージの背景もお菓子おもちゃの世界など、他作品とは一風変わったメルヘンチックなものになっている。
ストーリーに沿って順番に進めていくためのステージと、ストーリーに関係なく自由に選んでプレイできるステージとがあり、前者の方では10ステージごとに会話シーンが挿入され背景や敵の姿が変化する。プレイヤー2人による協力プレイや対戦プレイも可能で、アクション主体のステージ構成となっている。
Lode Runner Online: The Mad Monks' Revenge英語版
1995年発売、Windows/Mac。
米国のPresage Software社が1993年にダグラス・E・スミスのロードランナーのゲーム開発の利権を得て、現代の機種での新しいロードランナーのゲームとして1994年に開発した『Lode Runner: The Legend Returns』の成功で、1995年に続編となるこのゲームを開発。マルチプレイが可能で、ネットワークでのオンラインで2人同時プレイが可能。
ロードランナー レジェンドリターンズ英語版
米国のPresage Software社が1994年に開発し、同年にシエラオンラインから米国でWindows版とMac版が発売された。日本ではシエラオンラインジャパンにより発売された。
日本ではPlayStation版は1996年2月16日、セガサターン版は1996年3月8日にパトラから発売された。米国ではPS版のみの販売でNATSUME INC.が1998年に『Lode Runner』のタイトルで『Lode Runner:The Legend Returns』と『Lode Runner:Extra』の2つのシナリオを収録して発売された。ステージ数150以上、2人同時プレイ専用ステージも30用意されている。米国では大ヒットし、PCなどで続編がいくつか出た。
独自要素としてタールの地面があり、主人公・敵ともに撒かれたタールに足を取られ、移動速度が低下する。掘ることはできない。また「ブロック」は「岩盤」と呼称する。
ロードランナー エクストラ
PlayStation版・セガサターン版ともに1997年1月10日にパトラから発売された。開発は米国のPresage Software社。
『ロードランナー レジェンドリターンズ』の拡張パック。米国ではPS版のみのリリースで、NATSUME INC.が1998年に『Lode Runner』のタイトルで『Lode Runner:The Legend Returns』と共に収録して発売された。
『レジェンドリターンズ』の続編に当たる内容となっている。2人同時プレイモード搭載。前作同様にタールの地面が採用された。
Lode Runner 2英語版
1998年に北米で発売、Mac OS/Windows。
Presage Software社が開発した『Lode Runner:The Legend Returns』の続編。ゲームシステムは2Dだが、3Dグラフィックを使用している。
POWERロードランナー
1999年1月1日書き換え開始、任天堂。
スーパーファミコン用ソフト(ニンテンドウパワー書き換え専用)。
SuperLite1500シリーズ ロードランナー レジェンドリターンズ
1999年7月1日発売、サクセス。
PlayStation用ソフト。1996年にパトラから発売されたものの廉価版。
ロードランナー3D
1999年7月30日発売、バンプレスト。
Big Bangが開発したNINTENDO 64用ソフト。
ロードランナー ザ・ディグファイト
2000年2月稼動開始、彩京。
ロードランナー ザ・ディグファイト VER.B
ともにアーケードゲーム。漫画家の吉崎観音が操作性や敵のアルゴリズムなどのゲームバランス部分の監修を行った。
残機制ではなくなっており、ギブアップやミスで持ち時間が大幅に減らされ(VER.Bに限り、ギブアップの持ち時間減少が極端に少なくなっている)、持ち時間がなくなることでゲームオーバーとなる。特殊な要素として、押して動かせるブロックが存在したり、掘った穴を手動で埋めることができるようになっている。また、敵に捕まった場合はミスにはなるものの、その場で復活してプレイが続行される。
SuperLite1500シリーズ ロードランナー2
2000年3月30日発売、サクセス。
PlayStation用ソフト。1997年にパトラから発売された『ロードランナー エクストラ』の廉価版。ステージ数130以上、エディット機能、2人同時プレイモード搭載。
ロードランナー for WonderSwan
2000年4月20日発売、バンプレスト。
ワンダースワン用ソフト。
ロードランナードムドム団のやぼう
2000年4月28日発売、エクシングエンタテイメント。
ゲームボーイ用ソフト。ゲームボーイカラーにも対応している。
キュービックロードランナー
2003年発売、ハドソン。
ニンテンドー ゲームキューブPlayStation 2用ソフト。過去作のリメイクである「ハドソンセレクション」のラインナップとして発売され、3D見下ろし型のステージになっている。全60+20面。エディット機能もある。
ロードランナー
2009年4月22日配信開始、マイクロソフト。
Xbox 360Xbox Live Arcade)用。要1200マイクロソフトポイント。開発はTozai GamesおよびSouthEnd Interactive
ステージを順にクリアしていく「冒険モード」、次第に増えていく敵をかわしながら金塊を集め、耐えた時間を競う「耐久モード」、定められた手順でのみクリアできるステージで構成された「パズルモード」の3つのゲームモードを搭載。特殊な地形として、1つを壊すと隣接したものが次々と壊れていく「ブロック」とぶら下がっているブロックを崩すと落下して下のブロックを破壊する「鍾乳石」が登場する。

亜流作品

ブギウギジャングル[40]
1983年発売、アンプルソフトウェア
MSX用ソフト。ジャングルが舞台。穴掘りはできず、敵をしばらく動かなくできるボールを武器にアイテムを集める。
スーパードリンカー[40]
1983年発売、アスキー
MSX用ソフト。ブロックとハシゴで構成された面の中を警官から逃げながら、画面中の酒のボトルを全て集めることでクリア。ジャンプできること、ボトルを集めた個数で酩酊により移動スピードが変化することがオリジナルと異なる。全20面。
スタコラCRUSH
1984年発売、ジャコム
FM-7用ソフト。オリジナルとの違いはハシゴ、爆弾、橋、ハサミなどのアイテムが使えること。テープ版30面、ディスク版100面。
ファンキーモンキー
1984年3月発売、ポリシー[41]
PC-8801用ソフト[41]。サルを操ってリンゴを集める。画面が六分割され、このうち一ヶ所だけ赤い四角になっており、主人公だけでなくこの赤い四角も操作する必要がある[41]。プレイヤーは敵である飼育員につかまるだけでなく、赤い四角に入ってしまってもミスで、ミス時は画面全体が徐々に赤くなる。テープ版の他に、ステージ作成機能を搭載したディスク版が発売された[41]
ライズアウト
1984年発売、アスキー
MSX用ソフト。大坂城の地下が舞台。穴掘りはできず、左右に弾が出る銃を使う。敵を倒したり壁を崩したりしながら、千両箱の中にある鍵をみつけ、ハシゴを上に上がればクリア。全20面。作者は五代響[42]。ソフトレビューではロードランナーの真似だと指摘され[43]、五代によればクレームを受けたという[42]。1984年12月頃にソニーからMSX版ロードランナーが発売されると[44]、1985年2月には在庫が全てなくなったとして追加生産せず絶版扱いとなった[45]。後に五代は家庭用ゲーム機へのロードランナーの移植を手がけた[42]

脚注

参考文献

外部リンク

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